システム開発を学びたい!ビジネススキルを身につけたい

システム開発とは?IT・社内SE初心者向けシステム開発の基礎記事まとめ

システム開発を学びたい!

システム開発とは何?
システム開発の基礎や全体感を知りたい
どうシステム開発を進めたらいいか分からない
システム開発を上手く進められるようになりたい

といった、悩みを解決します。

本記事はこれまでシリーズで解説した、IT初心者や社内SE向けのシステム開発ノウハウをまとめた記事です。社内SEの基礎知識(仕事内容・スキル・年収等)興味のある方は、【社内SE/情シスとは?まとめ(仕事内容・将来性・やりがい・転職情報・日常・資格)】の記事をご覧ください。

デジタル情報よりも書籍の方が読みやすいという方には、IT初心者向けに基礎をぎゅっと集約した「社内SE 1年目から貢献!情シス 企画・開発・運用 107のルール」がお勧めです。書籍では、IT初心者に必要なITを取り巻く概況や求められるスキルを体系的に解説しています。

本まとめ記事で、
・システム開発とは何か
システム開発の全体感の理解
・システム開発の流れに沿ったノウハウ
を理解できます。

社内SE 1年目から貢献!情シス 企画・開発・運用 107のルール】の書籍では、以下図の4つの大きなフェーズで107のルールを解説していますが、このまとめ記事では、大きく以下の3つに記事をグルーピングし解説しています。
・起案・立上げフェーズ
・構築フェーズ
・リリース・運用フェーズ

社内SE 1年目から貢献!情シス 企画・開発・運用 107のルール】で解説しているフェーズ

社内SE 1年目から貢献!情シス 企画・開発・運用 107のルール

IT初心者・社内SEの為のシステム開発の基礎関連記事一覧

✔記事の信ぴょう性

kato
kato

SE+社内SE歴15年以上。大規模ERP開発やグローバル展開等実績。又、システム開発の書籍を出版。実績と経験に基づくお役に立つ情報を提供出来ます。


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  1. IT初心者システム開発の基礎ー起案・立上げフェーズ
    1. 起案・立上げフェーズ記事一覧
    2. システム開発とは何か?
    3. システム開発の用語と選択肢を理解する
    4. IT人材を取り巻く概況を理解する
    5. システム開発工程・プロセスの全体像
    6. システム開発の成果物を理解する
    7. システム開発の役割分担を理解する
    8. システム開発を始める前に更に書籍で知識を学ぶ
    9. システム開発の契約形態を理解しよう
    10.  WBSの書き方とコツ|プロジェクトのスタートラインに立とう
    11. プロジェクトマネージメントとは?手法よりも大切な本質|プロ直伝
    12. IT初心者向け要件定義に役立つ関連記事
  2. IT初心者システム開発の基礎ー構築フェーズ:要件定義
    1. システム構築フェーズ:要件定義関連記事一覧
    2. システム要件定義の進め方・成果物を理解しよう
    3. 要件定義書の書き方とコツ|目次・項目・ヒアリングサンプル例
    4. 要件をユーザー視点でヒアリングする
    5. システム開発における業務フローとは?作成の目的は何?
    6. システム開発の遅延・失敗の50%は要件定義から。回避策はこれ
    7. 要件定義FIXできない。要件定義を終らせるコツ・仕掛け【社内SE】
    8. システム開発あるある|言った!言わない!不毛な水掛け論の解決方法
    9. IT初心者向け要件定義に役立つ関連記事
  3. IT初心者システム開発の基礎ー構築フェーズ:PoC
    1. 失敗しないPoC(概念検証)の進め方とコツ
    2. PoCのチェックリストを活用し失敗を回避する
  4. IT初心者システム開発の基礎ー構築フェーズ:開発・テスト
    1. システム開発のテスト全体像とは?工程・種類を分かり易く解説
    2. システムテストで抑えるべき観点・項目
  5. IT初心者システム開発の基礎ー構築フェーズ:移行・リリース
  6. システム開発とは?IT・社内SE初心者向けシステム開発の基礎記事まとめ

IT初心者システム開発の基礎ー起案・立上げフェーズ

STEP1:システム開発の4つの全体像をおさえよう
Map lying on wooden table

システム開発を開始する前に押さえておきたいのは全体像です。システム開発の全体像というと、要件定義、設計、実装、テスト、リリース、運用といったシステムを実際に開発する工程のみイメージしがちです。しかし、実際にはシステム開発のプロジェクトは、それらの実装前のプロジェクト立上や企画といった工程も存在します。

プロジェクトの失敗の定義は、システム開発の実装が遅延たりする事等ではなく、プロジェクトとして企画されてもプロジェクト開始にも至らないプロジェクトです。

したがって、本記事まとめではその部分のノウハウも解説していきます。それて、これらのシステム開発を開始する前に必要な知識・ノウハウを抑えることで本当の意味でシステム開発の全体感を抑えることが出来ます

起案・立上デーズの全体感は以下の図です。起案フェーズで戦略に基づき解決が必要な課題を特定し、それに基づき、どうプロジェクト(システム開発・業務改善等)でその課題を解決するのか検討を開始します。

立上フェーズでは、その特定された課題の解決手段をRFIやRFP等を実施し手段を選定していきます。手段を選定した後は、プロジェクトを開始する為に、契約系の準備や価格や契約条件の交渉も進めます。

社内SE 1年目から貢献!情シス 企画・開発・運用 107のルール

本セクションでは、この起案・立上フェーズに該当するノウハウを解説します。

起案・立上げフェーズ記事一覧

システム開発とは何か?

システムを開発するという行為は、手段であり目的ではありません。システム開発や導入を通して事業会社であれば、拡販を狙ったり作業効率を上げ工数削減を狙ったりといったビジネスへの貢献を狙います。まず初めに、システム開発とは何か?この位置づけを理解しましょう。

システム開発の用語と選択肢を理解する

一口にシステム開発といっても様々な構築の手段が存在します。自社でスクラッチ開発、既存システムのエンハンスメント開発、クラウドサービス等の利用等々システムを何も自社で作るだけがシステム開発ではありません。

引用元:社内SE 1年目から貢献!情シス 企画・開発・運用 107のルール

以下記事で、システム開発で登場する用語の英語名称解説しています。この記事でシステム開発のプロジェクトで登場する様々な用語の説明を実施しています。

システム開発プロジェクトに登場する用語や選択肢を網羅的に理解する事が可能です。

IT人材を取り巻く概況を理解する

システム開発の単一プロジェクトの話に入る前に、足元でIT人材を取り巻く概況やITへの期待の理解もおすすめです。

まず、ITを取り巻く概況としては、ITの需要は年々増加しています。その理由は、ビジネスにITは無くてはならない存在であり、現在進行形で進化を続ける技術・業種だからです。足元では第4次産業革命が進行しています。世界各国がデジタル技術をつかった産業革命に取り組んでいます。

社内SE 1年目から貢献!情シス 企画・開発・運用 107のルール

このITを取り巻く概況に加え、IT人材特に社内SEや情シスに期待されている貢献も理解が必要です。従来の伝統的なIT投資=守りのITの姿勢だけではなく、攻めのIT投資も活性化しています。

社内SE 1年目から貢献!情シス 企画・開発・運用 107のルール

このような企業におけるITニーズの高まりと、ITがカバーする領域の広がりからIT人材の需要は年々増加し求人数は増加する一方、どの企業もIT人材不足という転職を検討する方には追い風の状況です。ITや社内SEの転職に興味がある方には以下の記事もあわせてお勧めです。

システム開発工程・プロセスの全体像

システム開発工程の全体像を理解する事で、今あなたの担当する工程でどのような貢献を期待されているか理解する事が出来ます。又、IT初心者・システム開発初心者がシステム開発の全体感を理解する事でストレスレスでプロジェクトに参画出来るようにもなります。今何をすべきかが分からなかったり、これから何が起ころうとしているか分からないとストレスになります。

システム開発の成果物を理解する

システム開発の全体プロセスとあせて、各工程で準備が必要な成果物を理解することで、各工程でどんなゴール(アウトプット)に向け準備が必要か逆算思考で検討し準備することが可能です。

コピペ可|システム開発でよく使う英語!まとめ。要件定義~運用まで網羅】の記事で解説したように、システム開発と言っても、アジャイル開発・スクラッチ開発、ベンダーを利用し開発する進め方等様々なアプローチ・手法が存在しますが、以下の記事では、記事の冒頭でベンダー活用の役割分担例と共に必要成果物を解説しています。

システム開発の役割分担を理解する

システム開発を推進する際には、プロジェクトを編成しある定められた時間で設定されたゴールを目指します。プロジェクトの体制・役割は、通常の業務とは異なるレポートラインが存在します。システム開発初心者は、プロジェクトではどのような体制や役割分担があるべきなのかを理解し、組織としての立ち振る舞いではなく、プロジェクトで期待されている行動・役割を認識する必要があります。

システム開発を始める前に更に書籍で知識を学ぶ

一度システム開発のプロジェクトに参画すると様々な経験をすることが出来ます。大きな成長の場になります。その成長を効率的に知識を蓄積する為に書籍での学びがお勧めです。整理された書籍の情報は、あなたの経験を体系化する手助けをしてくれます。

システム開発の契約形態を理解しよう

システム開発を推進する際には、外部のコンサルタントやSierを利用しプロジェクトを推進する場合があります。その際に、「秘密保持契約」「基本契約」「個別契約」と言った契約の締結が必要です。これらの契約と合わせ「業務委託契約=準委任契約」「請負契約」「派遣契約」と言った違いも理解しプロジェクトを開始できるように準備する必要があります。

 WBSの書き方とコツ|プロジェクトのスタートラインに立とう

プロジェクト推進に無くてはならない管理手法がWBS(work brakedown stracture)です。以下の記事では、WBSとは何か?からどうやって上手く書くことが出来るのかのノウハウを解説しています。

プロジェクトマネージメントとは?手法よりも大切な本質|プロ直伝

この記事では、どのようにプロジェクトマネージメントを成功に導く事が出来るのかその本質をプロジェクトマネージメントのプロに聞いた内容をIT初心者の方向けに解説した記事です。プロジェクトマネージメントで気を付けるべき観点やプロジェクトマネージメントを実行する際に必要な考え方を理解できます。

IT初心者向け要件定義に役立つ関連記事

IT初心者システム開発の基礎ー構築フェーズ:要件定義

STEP2:システム開発にベンダーを巻き込もう
Team of business people stacking hands

ここからは、システム開発の構築に関連した記事をご紹介していきます。要件定義、基本設計で実施する作業の概念は以下です。

社内SE 1年目から貢献!情シス 企画・開発・運用 107のルール

起案フェーズで特定した解決が必要な課題(WHY)に対して、何を(WHAT)どのように(HOW)してその課題を解決していくか具体的に検討します。

本書で解説する解決手段はシステム開発ですが、実際のプロジェクトでは、システム開発での解決は1つの手段である点を認識する必要があります。

又、システム開発が課題解決の手段であり目的ではない点も認識が必要です。IT初心者が実施するシステム開発では、この改題解決の手段がいつの間にか目的に置き換わってしまう場合もあるので注意が必要です。

システム構築フェーズ:要件定義関連記事一覧

システム要件定義の進め方・成果物を理解しよう

以下の記事では、システム開発の要件定義で必要な成果物の一覧を解説しています。

以下の記事では、システム開発の要件定義で直ぐに使えるテンプレートもご紹介しています。IT初心者の方は、以下の記事をブックマークして置き紹介してあるテンプレートを活用しプロジェクト準備を進め時短する事が可能です。

要件定義書の書き方とコツ|目次・項目・ヒアリングサンプル例

要件を上手く文章化する為に、ユーザーとのコミニケーションを介して情報を吸い上げる必要があります。ユーザー部門もシステム開発初心者の場合、どう何をITや社内SEに伝えればいいかわからず十分な情報を吸い上げることができない可能性があります。そういった事態を防ぐ為にも、以下の記事を参考に要件定義書作成に必要あインプットを上手く引き出す必要があります。

要件をユーザー視点でヒアリングする

要件をもれなくヒアリングする技術的な要素(上記で解説)に加え重要な考え方に関しても解説します。Amazonでは要件もれを防ぐ為ではなく会議の場にいないお客様の視点を欠落しないようにある工夫がされています。この考え方はシステム要件的にもや悪だつことが出来る考え方です。

システム開発における業務フローとは?作成の目的は何?

As-Is とTo-Beの業務フローを作成しそこから必要な要件を抽出し要件定義を進めていきます。IT初心者は、そもそも業務フローとは何か?どこまで社内SEや情シスは業務フロー作成支援すべきなのかを理解する必要があります。

システム開発の遅延・失敗の50%は要件定義から。回避策はこれ

要件定義の失敗の事例を知ることで未然に対策すべきことや注意すべき点を認識することが出来ます。以下記事では、要件定義での失敗がプロジェクトに及ぼす影響に関しても解説しています。記事内でるIRA(情報処理推進機構)のシステム開発遅延の原因の調査結果を詳しくご紹介しています。

要件定義FIXできない。要件定義を終らせるコツ・仕掛け【社内SE】

要件定義で業務ユーザー部門が、何をしたいか分からないというのは要件をFIXできない原因にしてはいけません。このような状況をシステム要件定義ではよく起こる状況です。そういった状況下でIT初心者・社内SEはどう要件FIXに持っていくことが出来るのか腕の見せ所です。

システム開発あるある|言った!言わない!不毛な水掛け論の解決方法

要件定義を進めテストフェーズに差し掛かったあたりで、ユーザーの期待と異なるシステムや機能が構築されいざこざに発展するケースがあります。これは何も社内ユーザーと情報システム部門間で起こりえる事ではなく、Sierやコンサルタントとも実際の成果物と想定の違いから不毛な言った言わないの水掛け論に発展するケースがあります。このような水掛け論を上手く回避する事で円滑にシステム開発プロジェクトを推進する事が出来ます。

あわせてお勧め記事

IT初心者向け要件定義に役立つ関連記事

IT初心者システム開発の基礎ー構築フェーズ:PoC

STEP3:システム開発の難所、要件定義を上手く推進しよう

システム開発のプロジェクトでは、技術の実現可能性やプロジェクトで狙うゴールを達成できるか不透明の場合PoC(Proof of Concept)を実施する場合があります。PoCとは何か?失敗しないPoCの勘所等解説していきます。

日進月歩するIT技術、当然新しい技術の導入はリスクを伴います。そんなリスクを軽減しつつもプロジェクトを前進させる有効な方法がPoCです。

PoCとは何なのか?、意味的には(Proof of Concept)=概念検証と言われていますが、社内SE/情シスにとっては、システム開発を上手く進める手段の1つです。上手く使えることでプロジェクトリスク低減が可能になります。

一番良く見かけるケースは以下のPoCです。

上記の様に本番導入の検討前に、部分検証を机上等で行い本プロジェクトのリスク低減を図ります。さらに、システム開発を上手くする上で更におすすめの進め方があります。

システム構築フェーズ:PoC関連記事一覧

失敗しないPoC(概念検証)の進め方とコツ

PoCとは何か?どのようなプロセスですすめるのかを解説します。特にPoCのゴールの定義に関しては開始前に考え方を理解し準備する必要があります。

PoCのチェックリストを活用し失敗を回避する

PoCを進める際に活用可能なチェックリストに関して解説します。これからPoCを実施しようと検討している方はチェックリストを参考にあなたの担当するプロジェクト用にカスタマイズし活用することが出来ます。

IT初心者システム開発の基礎ー構築フェーズ:開発・テスト

STEP5:システム開発のテストを推進しよう

完成したソフトウェアの品質を担保するために必要な工程が、システムテストです。

システムテストの進め方のコツは、
・テストケースを漏れなくあぶりだす事
・テスト要員を沢山投入する事
・時間をかける事

ではありません。

システムテストを上手く推進するコツは、適切な時に適切なテストを適切に行う事です。

システム構築フェーズ:テスト関連記事一覧

システム開発のテスト全体像とは?工程・種類を分かり易く解説

一口にシステムテストと言っても様々なテストがシステム開発のプロセスに存在します。それぞれのテストで担保する品質・役割を理解しテストを推進する必要があります。

システム開発のテスト一覧

単体テスト(UT:Unit Test)
内部結合テスト
外部結合テスト(CT:Combined Test)
システムテスト(ST:System Test)
インフラテスト
性能テスト
運用テスト
受入テスト(UAT: User Acceptance Test)

システムテストで抑えるべき観点・項目

システム開発には様々な役割のテストが存在し、その各テストに目的と狙いがあります。それを適切に行わなければ、工数ばかり消耗し品質は上がりません。

IT初心者システム開発の基礎ー構築フェーズ:移行・リリース

STEP6:システム移行・リリースを推進しよう

システム開発もいよいよ大詰めです。しかし、システム移行は一段と気を引き締めて準備に取り掛かる必要があります。

システム開発の最初の関門が、要件定義で、最後の砦がシステム移行です。

その最後の砦で良くつまずいてしまうリスクは、

①あいまいなシステム移行の定義
②広がりがちなシステム移行の範囲
③話しがややこしくなるデータ移行
④バッファーのないシステム移行設計

です。こういったリスクを低減できる関連記事をご紹介します。

システム開発の移行・リリース記事一覧

システム開発とは?IT・社内SE初心者向けシステム開発の基礎記事まとめ

システム開発上手く進めるために必要な事は、システム開発の全体像を理解しフレームワーク化することです。この全体の流れをおさえ各システム開発工程を推進することで前後の工程の成果物の関連や、各工程でやるべき事・やらなくていいことが明確になります。

段取りはシステム開発スキルの大小にかかわらず初心者のころから覚え経験と共に洗練することをおすすめします。

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