ITエンジニア(SE・社内SE・情シス)として何から勉強したらいいか分からない
現場で認められる実力を伸ばしたい!
どんな本が社内SEの勉強にオススメか知りたい
といった疑問に答えます。
SE+社内SE歴15年の経験で学んできた経験をもとに、社内SE初心者が体系的にシステム開発を学ぶのにおすすめの書籍を整理しました。システム開発の工程に沿っておすすめの本を紹介していきます。
こんな人におすすめ
・社内SE/SE初心者
・ITエンジニアスキルを基礎から体系立てて勉強したい
・上司が何も教えてくれない
・ライバルに勝ちたい
本記事でご紹介する社内SEにおすすめ本一覧
社内SEの基礎を学ぶ
1冊目 社内SE 1年目から貢献!情シス 企画・開発・運用 107のルール
2冊目 小さな会社のIT担当者になったら読む本
3冊目 エンジニアとしての生き方
4冊目 漫画で学ぶITの基礎
5冊目 ソフトウェア・ファースト あらゆるビジネスを一変させる最強戦略
システム開発の基礎を学ぶ
6冊目 システム開発のすべて
7冊目 予定通り進まないプロジェクトの進め方
8冊目 情シス・IT担当者[必携]システム発注から導入までを成功させる90の鉄則
9冊目 ソフトウェアテストの教科書
10冊目 知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト改訂版
11冊目 はじめての上流工程をやり抜くための本
12冊目 はじめよう! 要件定義 〜ビギナーからベテランまで
13冊目 【POD】システム導入のためのデータ移行ガイドブック
更にスキルアップしたい人におすすめ
14冊目 手戻りなしの要件定義実践マニュアル増補改訂版
15冊目 要求仕様の探検学
16冊目 だまし絵を描かないためのーー 要件定義のセオリー
17冊目 SEのための図解の技術、文章の技術
18冊目 要求定義のチェックポイント427
19冊目 要件定義のヒアリングリスト427: 要件定義フェーズで、今、何を確認すべきかが、具体的にわかる! Kindle版
20冊目 SI・ソフトウェア事業のなぜなぜ分析
21冊目 アウトプットの精度を爆発的に高める「思考の整理」全技術
22冊目 弁護士が教える IT契約の教科書
動画での学習に興味のある人ににあわせておすすめ
日本経済新聞社が提供する、ビジネスパーソンの為の動画で学べる! 日経ビジネススクールオンデマンド です。 ビジネスに直結するスキルが100以上公開されており、今なら20%OFF等のお得な講座もあります。
社会人1年生に必要なビジネススキルを学びたい人におすすめ
【初心者必見】ビジネススキルの勉強何から始めたらいいの?です。あわせてご覧ください。
- 社内SE・情シスのスキル向上に必要なスキルと解説の流れ
- 社内SE・情シスのIT業務知識・基礎を身に着けるおすすめ本
- システム開発の勉強おすすめ本(プロセス順に紹介)
- システム開発に必要なスキルを更に伸ばしたい人におすすめ本
- 要件定義を上手く推進するために必要なスキルとは?
- 14冊目:物事を合意して決めるコミニケーションスキルアップにおすすめ【手戻りなしの要件定義】
- 15冊目:相手の本当の気持ちを・意図を理解する能力【要求仕様の探求学】
- 16冊目:だまし絵をか描かないための要件定義のセオリー
- 17冊目:【SEのための図解の技術、文章の技術】決めごとを文章にする能力
- 18冊目:おすすめ手引書 要求定義のチェックポイント427
- 19冊目:おすすめ手引書 要件定義のヒアリングリスト427
- 20冊目 SI・ソフトウェア事業のなぜなぜ分析
- 21冊目 アウトプットの精度を爆発的に高める「思考の整理」全技術
- 22冊目 システム開発の契約を学ぶのに最適
- まだまだ物足りない!もっと上を目指し勉強したい人向けの+α
- ビジネススキルを勉強したい人にあわせておすすめ記事
- 社内SEの勉強におすすめ!システム開発が学べる本22冊【厳選】まとめ
社内SE・情シスのスキル向上に必要なスキルと解説の流れ
ITエンジニア(SE・社内SE・情シス)の方に必要なスキルは、
・IT業務知識
・システム開発知識
・システム開発を支援するスキル
の3つです。
それぞれの領域ごとに、社内SEへおすすめ本をご紹介していきます。
社内SE・情シスのIT業務知識・基礎を身に着けるおすすめ本
まずは、社内SEとは?情シスとは?と言った、一般教養から勉強を強くおすすめします。
理由は、
・転職するのが当たり前の時代、一般的なSEとは?の知識が必要
・大枠の社内SE・情シスの仕事の理解から勉強の方が体系的に学べる
・今の時代に求められる社内SE・ソフトウェア開発について目線を上げれる
(上司はおそらく、目線を上げるような指導はしてくれないと思いますよ)
からです。
あなたが、
・転職を検討する際、
・少し上の立場に昇格する際
にも必ず役に立ちます。
1冊目:【社内SE 1年目から貢献!情シス 企画・開発・運用 107のルール】からスタートがおススメ。
社内SE1年生の為に必要な基礎が詰まった1冊です。
良い点:
そもそも社内SEってどんな仕事なの?を体系的に学べます。
特に良い点が、社内SEが実施する企画・開発・運用業務だけではなく、社内SEを取り巻く日本のビジネスの概況やIT業界のトレンド更に、どんなスキルを身に着けていくべきかといった情報も記載しています。
悪い点・注意する点は2つ:
①基礎の資料なので、広く浅いです。どの領域も深みまでは語られていません。しかし、スタート書としては十分と思います。(ポジティブに捉えれば、広く浅いので仕事の全体像を理解する事が出来ます。)
②社内SEとしての仕事内容を解説している本です。SierのSEやコンサルタント向けの書籍ではありません。書籍の中では、社内SE/SierSE/SESの違いに関しても触れています。
2冊目:小さな会社のIT担当者になったら読む本
本書籍で、社内SE・情シスの仕事を解説しています。大企業は働く人は読まなくてOK。
上記と併せて読み進めることで、SEと社内SEの求められる違いを体系化できます。
良い点:
社内SE業務とは?社内SE業務をしっかり理解できます。
注意点:
社内SEといっても、大企業と中小企業では働き方が違います。大企業は、中小企業の社内SE・情シスが実施する業務が機能・チームで細分化されるイメージです。
この点を理解した上で中小企業の社内SE・情シスの仕事理解に役立てることが出来ます。混同しないようにしましょう。
3冊目:エンジニアとしての生き方 IT技術者たちよ外に出よう!
目の前のプロジェクトに没頭する日々から一歩抜け出し、今置かれているエンジニアの現状に客観的に目を向けましょう。
SE基礎の開発なので、考え方や生き方を語っている書籍がおすすめです。
技術的な内容の勉強に没頭する前に、エンジニアに必要な哲学・考え方を広げることが出来ます。
結局、この部分が腑に落ちていないと、私は何をやってるかわからない。上司はそういった根本的な部分をふれない(教えれない)場合が多いです。
この書籍でおさえておきましょう。
エンジニアの大局観を密にけれます。
4冊目:マンガで学ぶITの基礎 味変です。
ちょっと文章で苦手という方におすすめが【漫画で学ぶITの基礎】です。導入書として本書から勉強を始めるのはおすすめです。
漫画とはいえ基本的な観点は十分に抑えることが出来ます。
上記の書籍読める人は、この書籍の読書不要です。が、上記1冊もチャレンジしない人は、この本なら漫画だし読みやすいです。
私も最初はマンガの方がハードル低く読める派です。とにかく、前進することが重要!
5冊目:「ソフトウェア・ファースト あらゆるビジネスを一変させる最強戦略」
強くお勧めする理由:
これからのITに求められる要件は、ITのビジネスにおける影響・プレゼンスの拡大に伴い変化しています。
社内SE/情シスの主業務・価値は、
【PCの管理/パソコンの詳しい人】から【ソフトウェア開発でビジネスを作る人】に移行しています。
時代の変化をプロアクティブ捉え、今後求められるITパーソンを目指したい方におすすめの1冊です。
社内SE・情シスの基礎から一歩先に駒を進められる本です。
システム開発の勉強おすすめ本(プロセス順に紹介)
社内SE・情シスとして、仕事の大部分でかならず避けて通れないのがシステム開発です。
このシステム開発を出来るようになることであなたのパフォーマンスを飛躍的に改善できます。
一番のおすすめ本は、9冊目の【ソフトウェアテストの教科書】です。初心者の時はテストから任されることが多いです。まずこのテストをしっかりできるようになり、認められましょう。
6冊目:「システム開発のすべて」システム開発とは?を体系的に理解
システム開発の全体を網羅的に抑えるのに最適な書籍が、【システム開発のすべて】です。
基礎となる、各工程、成果物、勘所を細かく解説してくれています。
読み応えのある書籍ですが、プロジェクトでまずは担当されている領域を読み進め、あなたに求められる役割の変化と共に読みたい一冊です。
7冊目:予定通り進まないプロジェクトの進め方 【AMAZON ベストセラー】
システム開発を成功に導くためには、必ず洗練されたプロジェクト運営も必要です。
そんなプロジェクト管理・運営に書かれている書籍が多い中、筆者独自の【プロジェクト譜】の重要性を解説してくれています。
初心者の方には勿論、既にプロジェクト経験者の方にも、プロジェクト管理の視点を変えてくれる是非お勧めしたい1冊です。
8冊目:情シス・IT担当者[必携]システム発注から導入までを成功させる90の鉄則
良い点:
社内SE・情報シスとして、企画~要件定義~基本設計~詳細設計~開発~テスト~運用といった一連の流れのプロセスで理解できるようになります。
これを頭の片隅に入れておくことで、注意すべき観点に気付けるようになります。
本来は経験を積み勘所を養う時間を短縮する事が出来る書籍です。
悪い点:
かなり分かり易く書いてはいますが、システムの専門的なプロセスの話なので読み進めるのに時間がかかります。
9冊目:システムテストを学べる書籍【ソフトウェアテストの教科書】
脱初心者を目指す方に一番お勧めしたい書籍が、【ソフトウェアテストの教科書】です。
なぜ?理由。
なぜ上流工程ではなく、いきなりテスト?と思うかもしれません。(鋭いです)
社内SE/情シス初心者の方に、システムテストの勉強を強くお勧めする理由は、社内SE・情シスの初心者・下積み時代は、大抵システムテスト工程にアサインされるからです。
つまり、システムテストを上手くこなせるようになる=初心者脱出の鍵になります。
この時期に認められ・実力をつけることが非常に重要です。自信にもつながります。
ここまでの、書籍で体系的になんの工程を任されているのか?システム開発で何を達成しようとしているのか?理解できているはずです。
この1冊を読み進め実戦で、実践的な現場で役に立つスキルと知識が身に付きます。
もっとシステムテストを勉強したい人には、ベンダー目線のシステムテストに関して記述した本ですが以下もおすすめです。
10冊目:知識ゼロから学ぶソフトウェア改訂版
システム開発者目線のテストとは?バグとは?を学べる書籍です。エンジニアが納品前にどういった観点でテストすべきか?納品されたアプリの品質は担保されているのか?を考える・議論するうえで必要な知識を養えます。
11冊目:はじめての上流工程をやりぬくための本
要件定義に入る前に、ひと呼吸おいて「そもそも上流工程とは?」から始めましょう。
要件定義の更に前工程の企画・予算化・要求整理から要件定義までの流れを体系的に理解することが出来ます。
12冊目:はじめよう!要件定義~ビギナーからベテランまで
次に必要な知識は、要件定義の全体概要をつかむ必要があります。
要件定義を網羅的に抑えるのにおすすめが【はじめよう!要件定義~ビギナーからベテランまで】です。
13冊目 システム導入のためのデータ移行ガイドブック
データ移行に関して更に詳しく学びたい方におすすめが、「システム導入のためのデータ移行ガイドブック」です。
データ移行の概要だけでなく、データ移行のツール設計・移行テストに関して学ぶことが出来ます。
システム開発に必要なスキルを更に伸ばしたい人におすすめ本
システム開発の概要は理解いただけたと思います。
ここからは、学んだシステム開発をさらに上手くできるために必要なスキルを紹介していきます。
要件定義を上手く推進するために必要なスキルとは?
インプット向上:
物事を合意して決めるコミニケーションスキル
プロセス向上:
相手の本当の気持ちを・意図を理解する能力
アウトプット向上:
決めごとを文章にする能力
その他:
要件定義のポイントおさらいする手引書
これらの要件定義に必要なスキルを伸ばせるおすすめ本から紹介していきます。
14冊目:物事を合意して決めるコミニケーションスキルアップにおすすめ【手戻りなしの要件定義】
要件定義で重要なスキルがコミニケーションスキルです。
大抵の場合、業務ユーザーはやりたいことがわかりません(実体験)。
ヒアリングを通して業務ユーザーのもやもやを整理し、実現したいことを具現化するスキルが必要です。
この本で、ヒアリング方法からアプトプットに至るまでの実践的なノウハウを理解できます。
15冊目:相手の本当の気持ちを・意図を理解する能力【要求仕様の探求学】
コミニケーションスキルと併せて必要なのが、ユーザーの感情・意図を理解する能力です。
要件定義で最大の敵は?
要件定義の一番の敵は、
・仕様が固まらない事
・業務ユーザーの優柔不断
・SEのスキル不足
・ベンダーの怠慢
・成果物が上がってこない事
ではなく「要件がない」事です
業務ユーザー自身が何を求めているか曖昧・決まっていない場合に、引き出す能力が必要です。
この本で、そんな状況をどう立ち振る舞うべきか?を学べます。
16冊目:だまし絵をか描かないための要件定義のセオリー
ヒアリングした内容をアウトプットする能力も、社内SEには必須です。
折角、ここまでの勉強でシステム開発とは?要件定義とは?どうやったらヒアリングできるのか?まで学んだらあと一息、アウトプットの質も頑張って高めましょう。
目に見えるアウトプットの改善は、あなたの評価の改善に直結します。
17冊目:【SEのための図解の技術、文章の技術】決めごとを文章にする能力
あなたに強く伝えたい。。。
システム開発において、「書いてない事は、この世に存在していない」と同じです。言った言わない議論になった、負けるのは全員。
図解は、文章の3倍物事を伝えてくれます。
同じ文章を2度、テキストと図で表現しただけですが、伝わる違い体感できたのではないでしょうか?
社内SE・SEに必須の図解技術・具現化力を磨く良書です。必読書です。
18冊目:おすすめ手引書 要求定義のチェックポイント427
観点としてここまでの勉強を踏まえあなた自身の要件定義/要件定義にぬけている観点がないか?を確認する手引書として活用できる書籍が以下の2冊です。
19冊目:おすすめ手引書 要件定義のヒアリングリスト427
20冊目 SI・ソフトウェア事業のなぜなぜ分析
システム開発のみならず、通常のビジネスにも役に立つのが、「なぜなぜ分析」です。
物事の本当の原因を突き止めるために、思考を深堀するおすすめの思考術です。
ヒアリングしたけども、課題の本質まで深堀が苦手、もっと深く考える方法を知りたい!と言った方におすすめです。
21冊目 アウトプットの精度を爆発的に高める「思考の整理」全技術
収集した情報をアウトプットにすることが社内SE/情シスには強く求められます。
折角、要件定義フェーズ等でヒアリングを実施しても、その情報を整理できなければ宝の持ち腐れです。
情報をスマートに整理するための方法が学べるに必要な技術はこの一冊でまとめて理解する事が可能です。
22冊目 システム開発の契約を学ぶのに最適
要件定義の認識齟齬解消と同様に重要なのがベンダー⇔社内SE間での各種契約です。
かなり網羅的に解説してくれています。1度読んでその後は必要な時に参考資料として使える1冊です。
まだまだ物足りない!もっと上を目指し勉強したい人向けの+α
社内SE・情シスの方が、更にに上を目指して勉強したいという人におすすめの選択肢をいくつかご紹介します。
独立法人情報処理推進機構が提供する無料のPDFです。
とても素人向けではありませんが、ここまでの書籍を読み進めた人であれば、手元で困ったときの参照として使える便利な手引書になります。何よりPDFでパソコンに入れておけるのが便利で重宝します。
*注意:498ページもあります。実戦で使えるようにどこら辺にどんな情報があるか、一読・流し読みしておくて実戦でさっと使えます。
ビジネススキルを勉強したい人にあわせておすすめ記事
社内SEの勉強におすすめ!システム開発が学べる本22冊【厳選】まとめ
社内SEのシステム開発に必要なおすすめ本をご紹介しました。本記事でご紹介した本一覧です。
社内SEの基礎を学ぶ
1冊目 社内SE 1年目から貢献!情シス 企画・開発・運用 107のルール
2冊目 小さな会社のIT担当者になったら読む本
3冊目 エンジニアとしての生き方
4冊目 漫画で学ぶITの基礎
5冊目 ソフトウェア・ファースト あらゆるビジネスを一変させる最強戦略
システム開発の基礎を学ぶ
6冊目 システム開発のすべて
7冊目 予定通り進まないプロジェクトの進め方
8冊目 情シス・IT担当者[必携]システム発注から導入までを成功させる90の鉄則
9冊目 ソフトウェアテストの教科書
10冊目 知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト改訂版
11冊目 はじめての上流工程をやり抜くための本
12冊目 はじめよう! 要件定義 〜ビギナーからベテランまで
13冊目 【POD】システム導入のためのデータ移行ガイドブック
更にスキルアップしたい人におすすめ
14冊目 手戻りなしの要件定義実践マニュアル増補改訂版
15冊目 要求仕様の探検学
16冊目 だまし絵を描かないためのーー 要件定義のセオリー
17冊目 SEのための図解の技術、文章の技術
18冊目 要求定義のチェックポイント427
19冊目 要件定義のヒアリングリスト427: 要件定義フェーズで、今、何を確認すべきかが、具体的にわかる! Kindle版
20冊目 SI・ソフトウェア事業のなぜなぜ分析
21冊目 アウトプットの精度を爆発的に高める「思考の整理」全技術
22冊目 弁護士が教える IT契約の教科書
もっと勉強したい人におすすめ
社内SE/情シスの情報収集に便利!おすすめ勉強会・研修・セミナー