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システム開発を学びたい!

システム開発あるある|言った!言わない!不毛な水掛け論の解決方法

水掛け論 システム開発を学びたい!

ユーザーが今になって要件漏れだ!イメージしてたしようと違う!とか言ってきた!!!

そんな言った言わないの不毛な水掛け論を解決したい!

と言った悩みを解決します。

社内SE・システムエンジニアとして開発していると、ユーザー受入テストやシステムがリリースされた後で、
「こんなんじゃなかった!」
「私、要件きちんと伝えました!」
と言った、言った!言わない!議論が発生する場合があります。大なり小なりあります。無い事の方が珍しいくらいですね。

この記事で、SE/社内SE15年の経験から、システム開発における不毛な水掛論をどのように解決しリリースに向けて準備できるのか?具体的にどんな作業をすべきなのか?を解説していきます。

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そもそも「言った!言わない!」の不毛な水掛け論とは?

水掛け論の定義です。「言った、言わない」の不毛な水掛け論は、2者が自分の主張を譲らず、物事が一向に進まない議論をさします

時間の無駄で以外の何物でもありません。生産性が全くありません。

システム開発よくある、言った!言わない!議論の例

社内SE・システムエンジニアがシステム開発など遭遇する水掛け論は以下です。

要件定義を終え、テストをしている最中に、

ユーザー
ユーザー

このシステムの新しい機能で○○できるって言ったじゃん
なんで実装されていないの?

ベンダー
ベンダー

いや、あなたがこの要件はいらないって言ったから
こういう形でしか実装していません。

この場合、そうなったら幸せになる人は一人もいません。全員敗者です。

要件漏れがあると考えるユーザー、言われたとおりに実装したと考える社内SE/エンジニア・ベンダー、、、

いずれも過去の記憶からそれぞれの解釈を主張しています

言った!言わない!の不毛な水掛論はできたら避けるのがお薦め

不毛な水掛論の解決方法に関して解説しますが、出来る事なら避けるのがベストです。

よくある名言で、「必勝方法は、必ず勝てる相手と戦う!」と同じで水掛け論は避けるにこしたことはありません。

不毛な水掛論で避けるべき重要なポイントは!「避けるべきは議論ではなく、人」です。

過去の経験上優秀な人と仕事をするとそもそも水掛け論になりません。言った言わないを避けるためにきちんと要件を明文化し、たとえ後工程で認識齟齬が発生したとしても建設的な考え方で今何をすべきか?を議論できます。

出来る事なら、不毛な水掛論をする人とは仕事をしない!が一番の解決策です。そういう人しか周りにいない環境は不幸としか言えません。転職を検討ください。疲弊してほしくありません。

転職とか現実的じゃないし!

今、水掛け論中!腹立つ!

どうすれば水掛け論解決できるかも教えてよ!

以下で解説していきます!

言った!言わない!の不毛な水掛け論を解決させる方法

言った!言わない!の不毛な水掛け論を収束させる方法

この状況を打破する具体的な方法は以下です。

言った言わないのメカニズムを理解する
・心を自分から開く
・相手の心を開く=課題を一覧化する
・議論の矛先を過去から未来に変える=優先順位をつける
・今やるべき行動を実施する

詳しく解説していきます。上記議論の結果、以下の一覧を合意出来たら水掛け論は終わることが出来ます。

〇課題一覧と優先順位&改修時期

言った言わないのメカニズムを理解する

システム開発における、言った言わない議論のほとんどの状況が、両社とも自分が一番で相手を尊重していません。

自分が正しいと主張している心理状態

システム開発で、水掛け論はほとんどの場合お互いに相手の意見に聞く耳を持っていない状態です。

心を自分から開く

この状態を打破するには、非常に酷な話ですが、あなたがまずはあなたの殻から出る必要があります。

これが出来ればあなたは成長します。さらに、状況の突破口になります。

相手の気持ちを、こじ開ける事は不可能ですが、自分の殻は意外と簡単に破ることが出来ます

面白い事に、相手にもあなたが殻を破った破っていないは伝わります。あなたが相手の殻を感じると同様です。

殻から抜け出す方法は、以下の書籍がお薦めです。読んだことない人は是非読んでおくことをお勧めします。これで、なぜ出来るビジネスマンは器が大きいのか?も理解できます。

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相手の心を開く=課題を一覧化する

あなた自身の心を開くことが出来たら次にすべきことは、相手の心開く必要があります。

人は悩みを誰かに言うだけで心が晴れる場合があります。システム開発においてもユーザーの不満悩みを聞いてあげるだけでぐっと心が近づきます。

ですので、まずすべきことはユーザーの不満を聞いてあげリストに一覧化することです。この行為が非常に重要です。

ユーザーの不満を聞いてあげ一覧にする

ここまでで、左側の項目が出来上がります。

議論の矛先を過去議論の矛先を過去から未来に変える=優先順位をつける

言った言わないを議論しているということは、現状を①のポイントを話しているようで実際は過去に関して議論しています。先ほどの一覧化の作業でようやく不満と課題が一覧化されます。

次にすべきことは、リスト化された課題に基づき対応すべき課題なのか?を議論する必要があります。

ゴール=あるべき姿から逆算して(②)、何をしなければいけないか?という視点に目線を変えてあげる必要があります。

対応すべき課題と対応不要な課題に分類するユーザーへの問いかけ例

過去にとらわれてしまったユーザーの視点を未来に向けるために以下の様な問い・投げかけが有効です(言い方はソフトに)

そもそも、このシステムに業務の要件を本当に満たすためにどんな機能が必要なのか?

本当にリリースする為に、その機能はまだ必要で効果があるのか?

リリースを延期しても必要か?

これらの問いを感情的な状態でないときに、冷静にディスカッションできれば目線を未来のあるべき姿に向けることが出来ます。

ここまでの作業で以下の状態になります。

合わせておすすめの思考術が「【逆算思考のやり方】課題を素早く解決するロジカルシンキング」です。社内SE・システムエンジニアに有効なゴールから今やるべき事を導き出すのに有効な考え方です。

今やるべき行動を実施する

最後にミスかけ論を終わらせるために、今やるべきことにフォーカスして実行に移ります。ここまでのおさらいを加味し図解です。

不毛な水掛論をしている混沌とした状況

①心を開いてもやもやをリストに一覧化


②ゴールからの逆算で今対応必要なポイントが明確化

システム開発において、このような水掛け論になるのはリリース目前の時間があまりない状態です。

今本当にやるべき事、リリースまで必要な事に絞り、ユーザーと合意形成をして追加開発・改修をする必要があります。

郷形成する際に業務・ユーザーと観点を合意する事がお薦めです。例えば、以下の様な考え方の素案を作りその考え方を合意し分類・精査することをお勧めします。

こういった、プロジェクトでのコンセンサス・共通認識を作ることにより目の前の課題に対して具体的なアクションを決定することが出来ます。

ここまでの作業でリストの合意形成が出来ます。

システム開発あるある|言った!言わない!不毛な水掛け論回避・解決法まとめ

今回の記事でご紹介したシステム開発で発生する言った言わないの水掛論を解決する方法は以下です。

・言った言わないのメカニズムを理解する
・心を自分から開く
・相手の心を開く=課題を一覧化する
・議論の矛先を過去から未来に変える=優先順位をつける
・今やるべき行動を実施する

この方法を実施することで水掛け論を解決できます。今回、水掛け論の真っ只中でつらいかもしれませんが、一旦はこの方法で乗り切り、学びを体系化しておき次回は衣鉢で水掛け論を未然に防げるようにしておきましょう。

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