社内SEって何?

社内SEもう疲れた…!と感じるときは?辞めたいときの対処法も紹介

社内SEって何?

社内SE疲れるって本当?
転職やめておいた方がいいのかしら

といった疑問に答えます。結論、疲れたら一度休むが一番大事です。疲れていたら以下の記事は休んだ後にでも読んでください。もし、読める状態であれば、リラックスして読んでください。読むことで選択肢の幅を広げることが出来ます。

社内SEとして10年以上の経験をもとに、自身・同僚の体験を元に「社内SEが疲れる」と感じるタイミングと様々な対応法を紹介します。

社内SEが疲れたと感じるタイミングは?
立場別!社内SEが疲れたと思う理由は?
社内SEの仕事に疲れて辞めたいとき実践すべきこと
社内SEの仕事に「疲れた」「辞めたい」状況から抜け出せないなら


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社内SEが疲れたと感じるタイミングは?

社内SEが疲れたと感じるタイミングは?

社内SEが特に疲れたな・辞めたいなというタイミングは以下です。

人間関係が上手くいかない時
プロジェクトが上手くいかない時
暇すぎる時
どろどろの社内政治に巻き込まれた時
仕事する相手が理解力がない時

人間関係が上手くいかない時

社内SEでも、どの仕事でも転職したいなと感じる一番の原因は人間関係のトラブルです。社内SEがお仕事でよくかかわるのが
・業務&ビジネスユーザー
・ベンダー
です。

それぞれの相手との良くある上手くいかないケースを見ていきます。

・ベンダーとの関係でよくあるケース
システム開発を支援・請け負うベンダーがいけていないケースは多々あります。大手Sierを利用した際に、新米をプロジェクトに放り込んできたり、Sierのスキルとミスマッチの人員をアサイン等々非常に良くある話です。

ここで重要になるのは、社内SE自身の経験とスキルを上げる必要がある点です。素人社内SEさんに良くある話が、Sierの担当を信じ切ってしまう点です。自分の実力不足なのか、相手の実力不足なのか、両方なのか、正直難しいところですが、上手く上司と相談しながらベンダーがいけていない場合は、人の入れ替え・人員追加等の依頼が必要です。さもないと、すり減るのは確実に社内SEです。

・ユーザーとの関係ではもっと深刻です。
社内SEとして仕事する上で社内の調整はつきものです。任せられた領域のユーザーと馬が合わないケースも、対人間の話なのでよくあります。なぜ、この問題の方が深刻か?というと、ベンダーと馬が合わないケースでは、ベンダーの担当はある程度の期間で担当がかわります。一方、社内ユーザーは非常に長い時間一緒に時間を過ごす可能性があります。社内ユーザーとの良好な関係の構築は重要です。

もし、社内ユーザーと馬が合わず疲れたなと感じる場合、無理をせず他の選択肢を探してください。上司に依頼し他の部署へ移動・転職エージェントに相談し他選択肢をみつける、等々とにかく、退路をつくっておきましょう。社内SEにおすすめの転職エージェントは、「【必見】社内SEにおすすめ転職エージェント16選|現社内SE談」で解説しています。

プロジェクトが上手くいかない時

社内SEは,過渡期ともなると沢山の抱えきれないほどの仕事がパラで走る場合があります。どこの企業でも「案件>IT人材」の構図です(ちなみに、だからこそ自社で疲れた場合、どの企業でも人材不足=転職有利とプラスに捉えることもできます)。

このような、複数プロジェクトをパラで動かし、全ての成功を収めるのは無理です(断言できます、プロジェクトには必ず予定していないイレギュラーが発生し、複数走らせればその複雑性はもはや計算できません)。にもかかわらず、どの企業でも実施されています。したがって、大なり小なりどの社内SEでもプロジェクトが上手くいかないことで疲れる局面はあります。

暇すぎる時

社内SEは同時並行で複数のプロジェクトが走るのが横行するのが常ですが、ときどき信じられないくらいぽっかりと暇になる時もあります。

ケースとしては、
・どのプロジェクトも同じく業務ユーザーの企画フェーズ
→予算取りの関係でこうなる企業もある
・全社集中の大型案件がこけた時
→プロジェクトを絞りすぎ発生
・上司が急にやめ指揮命令系統が機能しないとき
・上司が無能な時
です。

社内SEが疲れるのは、暇な時は、暇な時で疲れるのですが、こういう時は大抵、「嵐の前の静けさ」です。経験上、静かなときに、
・これまでのプロジェクトの反省
・自己啓発
・次のプロジェクトの計画
・運用改善
等をしておかないと、次に爆発的に忙しくなり手が回らなくなります。

上記のような、重要だけども緊急でない仕事をこの時期に片づける事をおすすめします。

どろどろの社内政治に巻き込まれた時

社内政治はどの企業でも大なり小なりあります。傾向としては、成長の鈍化する企業ほど、目線が内向きになりお客さまの為に頭と時間を使うのをやめ、内部の調整に時間を浪費していく気がします。
こういった社内政治を優先しだすと決めるべきものが決まらず、社内SEというか会社全体が疲弊していきます。この企業は、一個人(担当)でかける事は不可能です。早々に他選択肢を探す事をおすすめします。選択肢は心に余裕を持たせてくれます。

仕事する相手に理解力がない時

仕事の能力と理解する姿勢には違いがあります。これは、人の問題もありますが、企業の文化の違いも大きくなります。企業によっては、お互いに攻撃しあう文化の会社と、お互いを認め合い協業する文化の企業があります。社内で上司からの罵声で疲弊している人は、(本当に)そうでない会社も世の中に沢山あるので無理しないでください。

立場別!社内SEが疲れたと思う理由は?

立場別!社内SEが疲れたと思う理由は?

新卒社内SEが疲れたと思う理由

社内SE駆け出しの頃の辛さ・疲れは、
・業務・IT知識がなく辛い
・仕事のそもそもの仕方が分からない
・社会人として仕事・生活のバランスが不安定で疲れる
といった悩みを多く目にします。私も同じような状態でした。この場合、大事なポイントは、このプロセスは誰でも通る悩みなのでまずは焦らないことです。

そして確実に解決できる道は、独学を続け知識・スキルを身に着ける以外に方法はありません。私もこの時期に非常に沢山の書籍を読み漁りました。体系的にシステム開発を学べる本たちは「システム開発におすすめ書籍」の記事でまとめています。参考にしてください。実力と実績がつくと自信が生まれ職場に自分の居場所を見いだせるようになります。まずは焦らない、そして、地道な努力、そしてそして小さな成功をまずは狙っていきましょう。

中堅社員が疲れたなと感じるケース

仕事も徐々に板につき職位も上がり下に人がつき始めると感じる疲れはずばり人の悩みです。この能力・実力が認められ昇格したひとが陥るジレンマは「自分のものさし」のジレンマです(私が勝手になづけました。)今までは、自分をコントロールし、どんどん仕事を自分のペースで行えば成果・評価につながりました。ここからは、自分よりも能力の劣る人=自分以外の人と協業し、パフォーマンスを引き出してあげて成果に繋げる必要があります。今までとは全く違う一人一人にあったものさしで仕事を進める働き方です。新米のころとは違った疲れがあります。

ベテラン社員の疲れ

勤続年数も多い分回りの社員から頼りにされる存在になります。社内システムの歴史や様々な裏の事情も、あなたに聞けば大体わかるといった状況です。一方、今まで指導していた部下があなたの上司になるなんてケースも生まれます。複雑な時です。人の職位だけをみて仕事をしている場合、相当苦しい思いをします。そうならないためにも、若手の頃から周りに敬意をもち対等な立場でお仕事を心掛ける必要があります。

若手の方と仕事する場合のアドバイスですが、今をみたらそりゃ新米かもしれません。しかし、役員でも、社長でも誰にでも新米の時はありました、人はその時点ではなく将来の可能性を見て・信じて接する必要があります。(ついつい時々感情的になり、なかなか難しいですが心掛けるようにしています)

社内SEの仕事に疲れて辞めたいとき実践すべきこと

社内SEの仕事に疲れて辞めたいとき実践すべきこと

社内SE疲れた、もう辞めたいなと感じた場合、以下の実戦がおすすめです。

上司に相談しない
親しい人に相談する
転職エージェントに気軽に聞いてみる
とりあえず、今までの振り返りを行う
社内移動できないか上司に相談する

上司に相談しない

まずは、上司に相談しないことをおすすめします。理由は、仕事でお付き合いする上司では様々な利害関係がありすぎて本当に気さくな相談ができない可能性があるからです。疲れたなと感じる初期は、愚痴半分、悩み半分と思います。愚痴は親しい友人に聞いてもらいましょう。

親しい人に相談する

まずは、親しい友人に相談しましょう。職場に対する軽い不満(誰もが持つ)は友人と会話しているうちに和らぎます。さらに、仕事の利害関係のない友人であれば、あなたの話から本当に転職すべきであれば、アドバイスもくれるはずです。その際には耳を傾け検討が必要です。

転職エージェントに気軽に聞いてみる

友人にいつまでも話していても、転職のチャンスは一生訪れません。エージェントに登録し、要望を伝え罠をマーケットに仕掛けておく必要があります。個人的におすすめは、ちょっと勇み足かなくらいのスピード感でとりあえずエージェントと一度会話をしてみることがおすすめです。理由は、友人と話すのと違い、やはりエージェントはプロなので会話を通して自分のやりたい事や現状を客観的に分析するお手伝いをしてくれるからです。こちらの記事で紹介している社内SE転職ナビ等では、カジュアル相談もあるのでそういったサービスを使うのも手です。(実際私も気さくに相談させていただき色々思考整理ができました)。

とりあえず、今までの振り返りを行う

転職に踏み切る、踏み切らないにかかわらず、これまでの実績の振り返りを行う事をおすすめします。理由は、
・自分の実績を棚卸しし、達成感を得られる=疲れが和らぐ
・学びを体系化できる
・転職準備にもなる
からです。

社内移動できないか上司に相談する

転職の選択肢が現実味をおびてきた場合、上司に相談し社内での移動の選択肢を上司と相談してみましょう。但し、個人的には同じ会社に固執する必要はなくあくまでも選択肢の1つとしてです。ここまでの手順を間違い、上司との相談を先にしてしまうと、社内移動の選択肢を提示されなんだか解決したような気になります。しかし、この場合転職によりよりいい環境、年収、ポジション等を手に入れることができる可能性には気づかないので注意が必要です。

私も今回3回目の転職をしてみて、改めてIT人材がどの企業でも必要とされているニーズの多さを体感できました。是非、マーケットを覗いて見てください。

社内SEの仕事に「疲れた」「辞めたい」状況から抜け出せないなら

社内SEの仕事に「疲れた」「辞めたい」状況から抜け出せないなら

異業種転職を検討する

社内SEの仕事に疲れたなと感じる場合、ITの仕事に固執する必要は全くありません。時にこのDXがどの企業でも騒がれているこのご時世、ITの経験をもち業務改革を推進する人材も企業で必要とされています。社内SEからDX関連の転職も視野に入れてみるのをおすすめします。

いったん休む

仕事に限らず疲れたら休む、これは基本です。サッカーの神様「ジーコ」が彼の書籍の中で、休むのも大事なトレーニングといっていました。特に日本人は休む事を上手くできないトレーニングしすぎる人種ではないかなとおもいます。

疲れたら一旦休む。休んでから考えるで問題ないですよ。

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