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SESやめとけ?やばい?その理由|SES業界の闇と実態を解説

ITの悩みから探す

SESを調べるとあわせてよく出てくる「SESやめとけ」「SES 地獄」「SES 闇」といったおぞまし言葉、、、火の無い所に煙は立たないと言いますが、本当はどうなっているか?やめておいた方がいいのか?を分かり易く解説していきます。

この記事を読むことで、
・そもそもSES/客先常駐って何なのか?
・なぜやめておけっていわれているのか?12の理由
・どうSES会社を選ぶべきか?

他おすすめの選択肢は?
を、元SEとして客先常駐した経験や、沢山のSESさんと開発案件でお仕事をしてきた経験を交え解説します。

SESへの転職を検討している方が正しくSESとは何か?メリット・デメリット理解したうえで素敵なお仕事を見つけられればと願います。

✓書いた人

グルー
グルー

元SE⇒社内SE、IT歴15年以上。現大手EC運営企業の管理職 兼 社内SE講師。

グローバル(15か国以上導入)へ大規模ERPシステム開発・導入を実施。IT駆け出し時は、客先を転々とするのも楽しかったですが、だんだんともっとビジネス貢献したいという思いで社内SEへ転職し年収・キャリアアップできました。

SESの闇はIT業界の構造に関係|そもそもSES・客先常駐とは?

そもそもSES・客先常駐とは?

SES・客先常駐と社内SE/システムエンジニアの違いは?
SESがやめとけ・やばいと言われるIT業界の構図・闇

SES・客先常駐と社内SE/システムエンジニアの違いは?

違いは大きく3つです。

・誰のシステムを構築・運用しているか?
・提供する価値の違い
・年収の違い

誰のシステムを構築・運用しているか?

SES・客先常駐と社内SE/システムエンジニアの違いから解説します、端的に説明すると以下の図です。

基本はどれも、システムを開発したり、運用したりするシステムに携わるお仕事です。ですが、どのように、どこで仕事をするかが違います。

  • Sierに所属し、お客様の企業や自社で仕事をする人=Sierのシステムエンジニア
  • 自分が所属する企業のシステムに携わる人=社内SE
  • 自分が所属する企業以外のシステムを常駐でお仕事する人=SES


こんな分類です。

このSESは、System Engineering Serviceでシステムエンジニアのサービスを提供する事です。客先常駐は働き方でので、IT以外でもお客様に常駐して仕事する場合などにも使われます。IT業界であまりにも客先常駐するケースが多いので混同してよく使われているのが実態です。

提供する価値の違い

もう一つ大事な観点でそれぞれで何を売って生業にしているか?です。

システムエンジニア=システムソリューション
社内SE=自社の事業で稼ぐ
SES=システム支援の人月

そもそもSES・客先常駐とは?

SESは人月、つまり、労働力を売っています。この腹落ちが重要です。ビジネスの拡張には大量の人が必要になります。SES企業にとってSESさんが企業に価値をもたらす源泉は、契約しそこにどれだけ支援し続けられるかになります。

年収の違い

ここまでご紹介したSES・社内SE・システムエンジニアですが、もちろん人によって能力に差はあるものの、SESさんで社内SE/システムエンジニアより優秀な人はいたりします。しかし、SESさんで社内SE・システムエンジニアより稼いでいる人はそうは見かけません

社内SEとして業務委託でお支払いしている金額(単価)が、
・SESさんとシステムエンジニアさんでひどい時で6倍違ったりもします。
・Sier SEさん高い人で350万、SESさんの安い人で60万とか本当にありました。

二人の能力に6倍差があるか?というとそういうわけではありません

この極端に違う単価も闇の一部分です

なぜSESがやめとけ・やばいと言われる闇な構図になるのか?

なぜ同じ仕事を違う場所でしているだけなのにSESやめとけ・つらい・闇だ、とか言われているの?
どういう業界の構図なの?

なぜ単価にあれだけ差が生まれるの?

と言った部分をさらに詳しく以下の2点の観点で解説します。

日本のIT業界の実情が影響
IT業界の構造上SESの給与はピンハネされる構図
SESはアウェイでの仕事

日本のIT業界の実情が影響

日本とアメリカのIT従事者の就業の割合に大きく違いがあります(以下図)。

日本のIT関係者の殆どはSierやSESさんとしてベンダでお仕事をしています。アメリカではシステムエンジニアの多くがユーザー企業の社内SEとして活躍します(ちなみに、社内SEという言葉文化は日本独自のものです)。

出典:平成30年版 情報通信白書(第1章 我が国のICTの現状 より)(総務省)

この構造の理由は、
・日本では終身雇用が一般的でなかなか解雇できない
・転職しないのが一般的
・しかし、システム開発には短期・中期で特定の技術者の確保が必要

という背景です。

転職でいうと、アメリカでは7回~8回転職するのが平均ですが、日本ではその半分程度です。

日本は転職が一般的でなかった為必然的にIT案件・開発を裁くために流動的に人を移動できるSier・SESが発達しました。

そのビジネスモデルを企業を介して実施しているためピンハネ(企業利益確保の為)が発生している構図です。

IT業界の構造上SESの給与はピンハネされる構図とは?

IT業界の縮図をまとめました。。。。悲しいですが現実が明らかです。

IT業界の構造上SESの給与はピンハネされる構図

社内SEがビジネス構築のためにユーザー部門とビジネス検討をし、システム企画をします。その案を大手SierのSEと会話し進めます。

それを2次受け、3次受けに依頼します。SESはそのお手伝いをします。運よくSierのクライアント企業にサービス提供する場合もありますが、その場合でもSierへの業務委託費用と比較し値段交渉は避けられません。

さらに、2次・3次の支援の場合は既にピンハネされた金額からの支払いになります。

長くなりましたが、SESの給与はピンハネされるので、お給料が高くなりえない構図です。

社内SE・システムエンジニア・SES年収比較

業種平均年収
一般419万円
社内SE510万円      
システムエンジニア550万円
SES350~400万

平均年収で調査すると上記の結果です。一般の給与水準を社内SE/システムエンジニアは上回るの大して、SESは大きく下回っています。

まだSESやめとけ!やばい!といった声をお届けしていないですが、構造的な問題で十分!どうすれば社内SE・システムエンジニアに上手く転職活動できるの?という方には、「【厳選3社】SESからの脱出・転職におすすめエージェント15社比較」の記事がおすすめです。こちらの記事で、ITエンジニアに専門性の高い転職エージェントをご紹介しています。

SESはアウェイでの仕事

SESのつらさは、ビジネスモデルが起因し年収に大きく影響しています。そのSESという客先常駐のモデル故の、つらさも解説します。

SESはアウェイでの仕事

社内SEは自陣でお仕事をするのに対して、Sier SEは自陣だったり、社内SEの企業でお仕事をします。もし、プロジェクトが上手くいっていない場合は増員・支援もあります。

SESの場合、
基本アウェイでの仕事
お仕事が上手くいっていない場合は交代を言い渡される
・応援・増員はない
です。

安い上に孤独なビジネスモデル、、、闇ですね。やめとけ、やばいという構造的問題ご理解いただけたのではないでしょうか?

SESの闇|やめとけ・やばいと言うSESさんの叫び12例

SES/客先常駐がやめておけと言われる12の理由

ここからは、実際のSESさんの声も交えやめとけ。やばいという実態の声を12の例でご紹介していき舞う。

最初の4つで相当闇感がさらに伝わると思います。

多重請負いで、年収は何もしない2次受け、3次受けにピンハネされ、もし、仕事が無ければ給与は40%カットされる、、、そして職場を転々とする。。。

SESという職業はそういうもんだと言えばそれまでですが、、、、

  • 多重請負い構造で苦しい
  • 給与・年収がやすい
  • 常駐先がないときは40%カット
  • 仕事場を転々とする
  • 派遣先を選べない
  • 面白くない仕事を振られる
  • スキルをのばしずらい 教育はどこからもうけられない
  • 残業ができない
  • 信頼関係の構築
  • 客先でのあつかい
  • 上司の指導がない
  • キャリア構築が難しい

多重請負い構造で苦しい

常駐しているから、お客様の事を考えて行動せざる終えない環境にはなりますが、とはいえ下請けなので残業すればSES会社の利益は減少し、、、板挟み、、、良くある話で笑えないです。。。

給与・年収がやすい

ただでさえピンハネされる構造で更にSES未経験OKとなると、企業の構造上さらに給与が安くなるのは致し方ないですね。

対策としては、未経験OKには理由があるのでそれを飲めるか、次のステップへの布石になるか?よく検討が必要です。

常駐先がないときは40%カット

なかにはもっとひどい体験も。。。以下の様に合法的に休業あつかいって闇ですね。

アサインされる案件が無い場合は、給与は
100支給
60%支給
のパターンがあります。

60%支給って違法じゃないの?と思うかもしれませんが、以下の様に合法的に休業扱いとされ60%支払いを企業は可能です。

(休業手当)
第二十六条 使用者の責に帰すべき事由による休業の場合においては、使用者は、休業期間中当該労働者に、その平均賃金の百分の六十以上の手当を支払わなければならない。

elawys-gov

いくら合法とはいえ待機中に休業にさせられるSESであれば転職を強くお勧めします。

仕事場を転々とする

プロジェクトベースで、時間を売るビジネスなので移動は致し方ないですね。企業の営業力・パワーで取ってる案件に色があり、場合によりIT雑用の場合もあるケースではないでしょうか。ひどい場合は、家電量販店も。。。

派遣先を選べない


SESは、案件・派遣先を選べません。ですので、「案件ガチャ」とか言われてたりします。嫌な企業に派遣される場合もありますし、逆もしかりで、いい企業だなと思っても、プロジェクトの終わりで話されのも致し方ありません。

面白くない仕事を振られる

これでは、いくらがんばってもITの技術はつかないですね。。。ですが、SESでこの手の話は意外と耳にします。

人生なんでも運はありますし、ガチャ的な要素はあります。社内SEだったとしても会社ガチャと言われればそれまでです。しかし、SESの場合、プロジェクト事に運しだいは本当に否めません。SEや社内SEは会社を変えればその点解決できますが、SESは会社を変えてもさらにその先の案件次第になってしまいます。

涙しかないですが、、、とにかく作業員の足りない開発につっこまれエビデンス作成支援なんてかなりよく聞くというか目にする光景です。

スキルをのばしずらい 教育はどこからもうけられない

スキルをのばしずらい 教育はどこからもうけられない

勉強は自分でするものであるというのはもっともな意見です。しかし、SESは客先常駐なので常駐期間中は社内研修は受けられないですし、常駐先の研修も受けられないという構図はかなりあります。。。

現場から学ぶ必要があるのは、社内SEでも、システムエンジニア、SESでも同じではありますが、、、

ちなみに、もちろん全部が全部SESのブラックな企業というわけではなく、優良なSESも存在します。但し、スキルが伸ばしずらいからやめておけという声があるのは事実です。

補足として:

残業ができない

時間をサービスとして提供している仕事の構造上、契約時間に収めるように調整しろ!はよくある話です。残業ができなく決められた時間で帰れるという取り方もありますし、当然発生するプロジェクトの波を企業によっては吸収させられている実態も目にします。。。

長時間労働が無いのをメリットと考える声もあります。

場合によっては、こんなケースがあるのも事実です。。。。

信頼関係の構築

転々とする性質上、信頼関係の構築は移動のたびに必要になります。転々とするからやめておけ!という強い声まではないですが、SESの働き方として転々とするのは致し方ないので認識が必要です。

どうやって転々とする中で自社SES会社で認められ昇進していくかは(評価されるか)は相当不透明の気がします

客先でのあつかい

SESのつらい事は、常駐先では社内として扱われず講習や研修に出られず、派遣の方と同じ扱いをされることです。IT部門全員を集める集会の時座席に残されるのは様々なSESの企業の方だけみたいな光景よく目にします。

のけ者にする気はないのですが、社内ルール等で致し方ない場面もあります。アウェイは時としてつらいですね。

上司の指導がない


SES企業にないのが上司の指導。。。SESは基本客先常駐なので、自社も客先の方からもご指導いただけないです。私自身、客先に放り込まれた時は、上司とは月1で電話で会話程度、、、どうやって私を評価していたのか。。。涙

SESで定期的に自社に上司との面談で帰っている姿もみかけますが、、まれな優良SES企業とおもいます。

優良SES企業の見つけ方は、基本ITの専門性の高いエージェントを活用すれば、ブラックを覗いた提案もきちんとしてくれます。素人エージェントではこうはいきません。


SESが必要のない工数の足りている案件、炎上していない案件には基本お声がかかりません。。。つまり、、、そういうことです。

キャリア構築が難しい

キャリアプランではよく目にするケースと課題2つご紹介します。


SESで未経験OKが多い実態とその場合のキャリアを生々しく教えてくれています。キャリアにはなっていますが、経験が積みあがっているのか?は無駄とむらが多そうな気がします。

それであるなら、したい仕事・事業が選べる社内SEやシステムエンジニアがどうしてもおすすめに見えます。。。(15年のIT業界の知見上)

どの仕事でも管理職への道は一握りです。SESの場合現場経験=案件が運なので、経験の積み上げが相当運任せになる気がします。

キャリアを自分で作りたい人はやめておいた方がいいと感じます。

結局SESはやめておくべき?

結局SESはやめておくべき?

2つの視点で解説します

未経験者がIT業界への足掛かりとするならばあり
経験者にはなぜSESが魅力か分からない

未経験者がIT業界への足掛かりとするならばあり

散々SESの闇を書きましたが、メリットもあります。

1つ目は、需要がなくならない事。

業種別の転職求人倍率【グラフ】

一目両全ですが、ITのみ伸びています。今後もますます需要はのびます。食に困ることはありません。

2つ目は、IT未経験者におすすめです。

人月売りなのでスキルを求めない仕事もあります。ITへの足がかりの手段として使えます。

計画的にITへの足掛かりとしてSESでまずはITキャリアの第一歩!は、無くはない選択肢です。しかし、もっとおすすめは(若い方ならなおさら)経験がなくとも社内SE・Sier SEへの転職も可能です。(私もポテンシャルでIT未経験者を採用したこともあります。)

未経験者にオススメは、無料でプログラミング等を学びながら転職支援してくれるサービスの活用です今の仕事をしながらスキルアップしIT業界へ転職したい方におススメです。詳しくは以下の記事で解説しています。

経験者にはなぜSESが魅力か分からない

IT経験者の方は社内SE・システムエンジニア、もしくはフリーランスがいいのではないでしょうか?

なぜピンハネされるところに身を置くべきなのか私はわかりません。

SESをさけて上手く転職活動をすすめる方法

SES案件・求人の見分け方

求人では、SESなのか社内SEなのか?それともシステムエンジニアの求人なのか見つけるのが難しい!
どうすればいいの?

SESの求人を見分ける方法は以下の4つです。

常に未経験者OKと求人している企業に気を付ける
⇒ここまでの説明でなぜ未経験OKか察しがつくと思います。

・社員数の割にオフィス規模が小さいか確認する
⇒自社に人がいないからですね。

・仕事の時間が「客先に準ずる」の文言に注意する
⇒派遣させる気満々です。

・SES案件を紹介しない転職エージェントを使う
⇒自分で気を付けるのも大事ですが、ITに専門性の高いエージェント使えば大丈夫です。以下の記事でご紹介していてる社内SE転職ナビでは自社開発だけを紹介してくれています。こういったようなITのSESやシステムエンジニアや自社開発とは何か?というITの専門性の高いエージェントを活用すれば大丈夫です。さらに利点は、こういった専門性の高いエージェントからの企業への推薦状の方がとおりやすくなりますし。

SESやめとけ?やばい?その理由|SES業界の闇と実態を解説まとめ

SESやめておけ!やばい!と言われる原因は、日本のIT業界の構造です。
・日本の流動性の低い職業事情
・短期・中期で人材が必要なIT開発
・流動性を担保するためのITの下請け構造とピンハネの仕組み

その結果、SESさんの働き方・待遇は、
・安い単価・年収
・転々とする働き方
・No教育
・積みあがずらい経験

といった状況です。

SESのメリットは、
・IT需要が堅調
・IT初心者にエントリーはハードルが低い

点です。

個人的に、わたしも客先常駐を経験したり、SESさんとお仕事をする中で感じましたが、能力・スキル・やる気があるのであればシステムエンジニアや社内SEにチャレンジ・もしくは転職活動はじめてみて、マーケットがどう評価してくれてるか耳をかたむけてみるべきではないかと思います。

聞いてみるのにリスクはありません。むしろ、聞かない事で機会損失しているかもしれません。

あなたが素敵で楽しめるお仕事で出会えることを願っています。

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✓書いた人

記事を読んでいただきありがとうございます!

ITエンジニアを応援しているグルー(@/it_compass_guru)です。

略歴(米にてSE/ITコンサル→大手ECの社内SE)実績(グローバルERP刷新・及び15か国展開、MDM・生産管理・WMS・CRM開発)社内SE講師として100名弱指導。

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IT Comp@ss 社内SEブログ
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