SES辞めたい!!

SES・客先常駐、辞めたい、つらい、、13の理由と解決法|元SE談

SES辞めたい!!

SES/客先常駐もう嫌だ、辞めたい、、、、
みんなどんな悩みで辞めたいと考えているのか?
転職後どんなキャリアップが出来るの?

と言った疑問に答えます。SE時代の客先常駐の経験や、実際のSESさんを長年一緒にお仕事してきて見てきた経験ふまえ分かり以下の内容を易く解説していきます。

✓本記事で解説する内容
・SESを辞めたいとみんなが考えている理由
・SESを辞めるべき理由
・SESを辞めるべきではない理由
・SESからの転職後のキャリアパス
・失敗しない転職活動の進め方

✔記事の信ぴょう性

kato
kato

SE+社内SE歴15年以上。SE駆け出し時代に、何も教えられずポンと放り込まれるタイプの客先派遣を経験し苦悩もありました。現在は社内SEとして年収・待遇に恵まれて楽しくお仕事させていただいています。自身の経験をふまえ解説します。


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SESを含むIT業界の転職事情

SESを含むIT業界の転職事情

SESの転職理由の前に、

世間一般の転職事情
IT業界の転職事情
SESの転職事情

を解説します。転職を検討する上で一般はどうなってるかわかりあなたの立ち位置がクリアになります。

世間一般の転職事情

JobQによると、転職の平均回数は、2.5回、平均年齢は、32.1歳となっています。統計上、65歳までに転職経験が1度も無い人の割合は11%です。転職しない人の方が稀な時代です。

IT業界の転職事情

マイナビが、IT業界大手である”GMOインターネット株式会社”の人事担当にインタビューした回答によると、転職回数が20代は3回、30代は5回以上で転職が多いと感じられるそうです。

私も現在採用担当をしていますが、
・転職の回数よりもどうキャリアを考えているか?
・転職の理由

を重要視しています。回数はさほど気にせず転職したいなと思ったら行動して問題ありません

転職成功した人は1.4回~1.6回の転職回数だ!とか言われますが大丈夫?

無視して大丈夫です。成功はどこで満足するか?の定義なので、人は人でいいと思います

なぜIT業界は転職回数が多いの?


ITは以下の様に売り手市場。転職ができる業界だというのが回数が他業種比較で多い原因です。他業種ではこうはいかない業界も多々あると思います。

業種別の転職求人倍率【グラフ】
https://itinfoshop.com/se-corona-job-change/

注意:
以下で、SES辞めたい!とみんなが感じた理由を解説します。この理由は退職したいと感じた理由であって、間違っても転職の理由・動機にはしないでください。。。

時々、面接で退職の理由を言う人がいます。

面接官が聞きたいのは、
・前向きな「なぜ弊社を選んだか?どう貢献できるのか?」
であって、
・「あなたがなぜ前職を辞めたいと思ったのか?(今回解説する内容)」
ではありません。

SES/客先常駐を辞めたい!いや!とみんなが思う13の理由

SES/客先常駐辞めたい!の声の「そもそものお仕事の課題」とは?

2018年にエンジャパンが500人を対象に実施した調査によると、退職を考えるきっかけの上位は、
給与」「やりがい」「企業の将来性」「人間関係」「働き方」でした。

出所:エンジャパン

以下で、SESの皆さんがとんな辞めたい理由も、「給与」「やりがい」「企業の将来性」「人間関係」「働き方」です。しかし、SES特有の理由もあるのでその部分を具体的にご紹介していきます。

SESビジネス構造・職業の特性

  • 仕事量と給料が合わない
  • SESのキャリア・将来に不満
  • 案件ガチャがつらい
  • 客先で常に気を遣うのがつらい
  • 職場を転々とするのが嫌
  • 評価が不当
  • 扱いが雑
  • 上流工程をしたい

仕事全般の課題

  • 今の作業が単調でつまらない
  • プロジェクトの波があってつらい
  • 仕事を覚えられない
  • 仕事が全然片付かない
  • 勉強する時間がない

以下で一つずつ詳しく解説していきます。

SESビジネス構造・職業の特性による辞めたい理由=転職がおすすめ

SESビジネス構造・職業の特性による辞めたい理由=転職がおすすめ

以下で解説するSESの悩み・辞めたい!という理由は、SES業界構造と深く紐づいています。最初に解説する以下の8つ理由に該当する場合は、SES業界からの脱却がおすすめです。

  • 仕事量と給料が合わない
  • SESのキャリア・将来に不満
  • 案件ガチャがつらい
  • 客先で常に気を遣うのがつらい
  • 職場を転々とするのが嫌
  • 評価が不当
  • 扱いが雑
  • 上流工程をしたい

他業種の選択肢の早見表は以下です。

区分SESSier SE社内SE
貢献IT導入支援ITソリューション自体ITでビジネスに付加価値
担当工程下流全工程全工程
社内教育受けずらいありあり(一人SEはなし)
勤務地案件ごと案件ごとなし
残業
平均年収400万550万510万

簡単にまとめると

・ある特定技術や領域を突き詰めたいなら、システムエンジニア
・特定の業種×特定の領域でお仕事したい場合は、大手の事業会社の社内SE
・IT全般に携わりいろんなことにチャレンジしたい場合は、中小の社内SE

SESからの脱出におすすめのエージェントは、「【厳選3社】SESからの脱出・転職におすすめエージェント15社比較」の記事でご紹介しています。

仕事量と給料が合わない

転職の多くの理由は年収と人間関係です。SESの仕事の多重下請けの構造上ピンハネ問題があります。

SESのビジネスモデルの構造上、大手Sierや1次受けにピンハネされるケースが多々あります。

SESでお仕事していた人に話を聞いた際、彼の契約は間に5社挟んでいました。。。お支払いしたのが70万なので、、最終的にはいくらになっていたか、、、

年収アップを狙うのであれば、システムエンジニアや社内SEへの転職が検討できます。

業種平均年収
一般419万円
社内SE510万円      
システムエンジニア550万円
SES350~400万

上記図の構造の間に人がいなければより、源泉に近い対価を受け取るチャンスが増えるのは明確です。大げさに言うと、ユニクロのビジネスモデル(商社や中間業者の中抜きによってコストを下げ、販売価格に対して高品質な商品を供給する)ですね。

SESさんの場合、2次受け、3次受けではなく、1次受けもしくは社内SEとして活躍しあなたの価値をピンハネさせない事でキャリア構築を狙う!ですね。


SESのキャリア・将来に不満

SESのビジネスモデル上、IT支援を契約期間で常駐と言う形で実施します。様々な経験を積めると良くもいえますが、多くの方は経験・キャリアを積み上げに苦労しています。

SESとしてプロジェクト事に仕事がかわるのは致し方ありません。更に課題は、大手SIERと違いパワーバランス的に弱い中小SES企業はさらに仕事をえらべないので、、、結果としてそこで働く方に選択肢は、、、、、となります。

案件ガチャがつらい

SESの仕事の性質上、プロジェクトの終わりで現場が変更になります。移動先が全く前回の常駐先と関連のある仕事とはかぎりません。ですので、SESは、「案件ガチャ」といわれたりします。

客先で常に気を遣うのがつらい

SES/派遣ならではの悩みです。社内SE研修や集会で事績に残される孤独感。。。嫌な思い出ですが、懐かしい。

職場を転々とするのが嫌

SEを辞めたいという理由の一つがライフワークバランスがとりずらい点です。SE/SESは基本プロジェクトベースで客先を転々とします。その為、結婚・出産などを転機に社内SEに転職するかたをよくみかけました。

もちろん、ホワイトなSES企業もあるかもしれませんが、業界の構造上Sierの支援をするわけなので、、、、計画通りのプロジェクト・炎上してないプロジェクトなんてほとんどないですよね。。。

評価が不当

扱いが雑

上流工程をしたい

SESさんは主にはテスト支援や、運用等Sier SEが開発で抜け始める工程からの支援です。上流工程をしたいのであれば、社内SEかSierがおすすめです。社内教育は、SESさんは基本常駐なので自社へ時々帰社し行う程度です。しかし、実態、そういった教育がないSES企業もざらと感じます。勤務地に関しては、Sier SEもSESさんも基本案件単位で転々とします。残業は、極端でプロジェクト過渡期ではSES/SE/社内SEでも高負荷です。平均して一番残業が少ない傾向はSESです。平均年収は見てのとおりです。

仕事全般の課題=転職活動+スキルアップも並行がおすすめ

以下の仕事辞めたい!という声・課題もSESさんからよく聞く意見です。以下の課題・辞めたいという動機はどの職場に行ってもあなたにつきまとう問題です。転職の検討はOKですが、それぞれの課題の根本原因の解決のアドバイスをしていきます。

  • 今の作業が単調でつまらない
  • プロジェクトの波があってつらい
  • 仕事を覚えられない
  • 仕事が全然片付かない
  • 勉強する時間がない

今の作業が単調でつまらない

どんな仕事についても、単調でつまらないと解釈できる仕事は存在します。単調だからといって転職はやめましょう

まずは、
・何が原因でつまらないと感じるのか?を深堀しましょう
・仕事の意義を考えましょう
大抵この2つの作業不足により、目の前の仕事を作業と捉えてしまっていることが原因です。

つまらない事をどう、有意義にするか?自分なりの楽しみ方を発見する必要があります。

しかし、つまらない、好きな事ではない、合わないで転職はアリだと思います。好きでもない事ばかりの仕事に毎日8時間、月160時間、年1920時間つぎ込むのはもったいないです。

プロジェクトの波があってつらい

IT業界のみならず、どんな仕事にも繁忙期は存在します。プロジェクトの波があって高稼働になるのがつらいという理由での転職はおすすめしません

ITエンジニア系の仕事の中ではSESが一番残業がすくないと感じます。転職よりはSES業種にSTAYし優良SES企業を探すのがお勧めです。優良SES企業は、「【厳選3社】SESからの脱出・転職におすすめエージェント15社比較」の記事で紹介しているITの専門性の高いエージェントの活用で大丈夫です(マイナビとDODA)。

但し、物には限度があります。目安となるのは以下です。

残業代の支給有無
⇒ビジネスモデル上、残業はクライアントに企業は請求しますのであなたに払われないのは怪しいです
残業時間が常に45時間とか
⇒SEの平均残業は14時間~25時間と言われています。常に45時間で36協定ギリギリをかいくぐるみたいな企業は怪しいです。この状態で残業代でていないとブラックSESかもしれません。

仕事を覚えられない

仕事を覚えられない!という理由での転職は微妙です。

人間誰でも向き不向きはあります。好きこそものの上手なれという言葉があるように合ってないのかもしれません

さらに、SESの場合「案件ガチャ」で派遣される職場に仕事内容が依存する為あなた自身に裁量がありません。仕事する内容を選びたいのであれば、SESではなく社内SEやシステムエンジニアがおすすめです。

但し、仕事を誰も教えてくれないからという理由であれば甘いです。上に行けば行くほど競争が激しくなり教えてくれません。早い内から独学の癖をつけておく!が正解です。

>>独学におすすめ
ITの開発者向け書籍は、「システム開発が学べる本22冊」の記事でご紹介してます。
勉強会等情報は、「おすすめ勉強会・研修・セミナー18サイト」の記事でご紹介しています。

仕事が全然片付かない

今の仕事で片付かいない仕事は、どこに行っても片付きません。今の仕事が忙しいすぎる!と嘆いている人にも2パターンあります。
・SESの仕事があまりにも極悪なケース
・本人の問題のケース
転職するにしても仕事を片づける術を身に着けておく事に何も損はありません。仕事の整理術は、「【効果大】タスク優先度の決め方|仕事を漏らさず終わらせる方法」の記事でご紹介しています。

勉強する時間がない

勉強する時間はデフォルト誰にもありません。ポイントは、1日は24時間で今のあなたの全ての時間は何かでうまっています。勉強したいなら、何かの時間をまずは捨てる必要があります。勉強する時間がないから転職しようはNGです。

但し、24時間の内の20時間の仕事は異常です。即転職しましょう

SESのキャリアパスはどんな選択肢があるの?

ITはビジネスにおいて欠かす事が出来ない存在で引く手あまたです。そんなIT業界のSESさんのキャリアパスも非常に沢山の選択肢があります。以下図にまとめてみました。

SESのキャリアパスはどんな選択肢があるの?

まずは、未経験。
未経験からもSESへの転職は敷居が低いです。初心者で転職する際もその後のやりたい事(そんな長期でなくてもOK)なので自我があると比較的やりたい案件にアサインしてくれ経験を積み上げやすいです。

脱未経験
ここで3つに分かれる印象です。
・SESでしばらく案件を転々とする
・経験を生かして、システムエンジニアに転職
・経験を生かして社内SEに転職

SESに留まるケースは、
スキルアップと共に、上流工程や、PM,PLとして金額の大きな案件に投入されていく印象です。正直にもうますが、昇進は年功序列の気がします。

Sier SEへの転職ケースは、
SESの経験の近しいプロジェクトから開始し、本人の能力次第で通常のSE同様しのぎ合っていくルートです。こちらは年功序列ではなくスキル次第でどんどんタイトルと年収が上がっていく正解です。

社内SEへの転職ケース
SESで常駐している間に事業会社に引きぬけれるケースや、普通に転職するパターンです。
SESから上流工程をしたい方、
1つの事業に集中してプロダクトアウトまでやりたい
と転職される方が結構います。

この場合は、大手の社内SEであればジェネラリストとして管理職になるケースと、スペシャリストとして活躍するケースがあります。

SES・客先常駐さんにおすすめの転職活動を上手く進めるコツ

SES・客先常駐さんにおすすめの転職活動を上手く進めるコツ

転職は、あなたと企業のマッチングです。このマッチングを如何に上手くするか?が鍵です。

あなたの実力は粛々と伸ばすしかなく、これは継続的に行うべき事です。それと並行してあなたのその時点のスキル・実力でベストな求人を効率的に見つけるか?がポイントです。

転職活動は以下のプロセスです。

このプロセスの左側の情報の質と量を効率的に上げる事で転職の成功確率は上げる事が可能です。

おすすめは、その作業を専門家に外注し、忙しいあなたの時間でしない事です。結構当たり前ですがこの概念に気づいていない人多いです。

詳しくは、以下の記事で解説しています。合わせてご参照ください。

SES・客先常駐、辞めたい、つらい、、13の理由と解決法|元SE談まとめ

本記事でご紹介したSES/客先常駐を辞めたい理由は以下です。

以下で、SESの皆さんがとんな具体的な悩みを感じているかご紹介していきます。

SESビジネス構造・職業の特性

  • 仕事量と給料が合わない
  • SESのキャリア・将来に不満
  • 案件ガチャがつらい
  • 客先で常に気を遣うのがつらい
  • 職場を転々とするのが嫌
  • 評価が不当
  • 扱いが雑
  • 上流工程をしたい

上記のSESのビジネスモデル・構造の課題は、社内SEやシステムエンジニアへの転職がおすすめです。

仕事全般の課題

  • 今の作業が単調でつまらない
  • プロジェクトの波があってつらい
  • 仕事を覚えられない
  • 仕事が全然片付かない
  • 勉強する時間がない

上記の課題の場合は、転職活動だけではなく今の仕事でスキルアップできるように努力も必要です。

IT業界の求人は右肩がありで今後も需要増が予想されています。SESつらい!辞めたいな!と思ったら、同じITエンジニアへの転職は全然ありな選択肢ではないでしょうか。

SES・システムエンジニア・社内SEの違いのまとめは以下です。

区分SESSier SE社内SE
貢献IT導入支援ITソリューション自体ITでビジネスに付加価値
担当工程下流全工程全工程
社内教育受けずらいありあり(一人SEはなし)
勤務地案件ごと案件ごとなし
残業
平均年収400万550万510万

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