IT転職 キャリアアップ 社内SE基礎講座

1-7 社内SEって転職出来ないと考えてない?今後の需要・将来性

コロナウイルスで増す失業|今、IT/社内SEへ転職がおすすめ理由IT転職

社内SEって転職出来なさそう。
今後社内SEのマーケットはどんな風になっていくか需要や将来性を知りたい!

と言った疑問に答えます。

新型コロナウィルスという未曽有の事態を受け、社内SEの将来性はどう変化したのか?を解説します。結論、追い風です。さらに、コロナで加速したDXは今後も拡大し社内SEにはますます働きやすい概況です。

✔記事の信ぴょう性

SE歴10年以上。現大手EC運営企業の管理職 兼 社内SE講師として活躍中。15か国以上へのグローバル利用の大規模ERPシステム開発、パッケージソフト導入等幅広く開発を経験。

新型コロナで変貌した社会|IT・社内SEの需要は増加

社内SEの魅力から解説していきます。解説する内容は以下です。

  1. アフターコロナでもIT業界は不況に強い
  2. アフターコロナでさらに加速する日本のIT化・DX
  3. 社内SEが更に必要とされる時代背景
  4. 恵まれている社内SEの平均年収
  5. システムエンジニアに比べ社内SEは少ない残業時間

①アフターコロナでもIT業界は不況に強い

IT業界は、不況に強い職業として知られています。今回の新型コロナを受けても同様の状況です。

リーマンショック直後のIT業界の求人の底堅さ

2009年のリーマンショックを含む2008年から2016年までの各業界の求人倍率の推移です。(以下グラフ)

業種別の転職求人倍率【グラフ】
出所:DODA

2009年のリーマンショック後は薄緑のIT業界の求人数の求人の戻りが凄まじいです。2013年7月にはメディカル業界と入れ替わる形で、IT業界求人がトップに躍りでました。

この指標と合わせ、2014年から2020年の求人数の推移も見てみましょう。

2014年から2020年、直近6年の転職求人倍率はIT/通信、1強

業種別の転職求人倍率【グラフ】
出所:DODA

IT業界しか、求人が増加していない点お分かりでしょうか。他業界とは全く違う動きです。

リーマンショック直後の1枚目で見ると、ITは不況からの戻りが強い業界と勘違いします。2枚目上記グラフと合わせてみると、実際は、IT分野のみ成長分野であり求人も増加しているのが実態です

2020年7月時点 コロナショックでもやはりITは底堅い求人

業種別の転職求人倍率【グラフ】
出所:doda

ITの求人が落ち込んだとはいえ、他業種と比較するとITの求人が圧倒的です。非常に魅力的な業界と言えます。

新型コロナウイルスの影響で更にITの需要が増加すると予想します。DX(デジタルトランスフォーメーション)の視点で深堀していきます。

②アフターコロナでさらに加速する日本のIT化・DX

先日こんなツイートをしました。

日本では、他先進国に比べてIT化やDX(デジタルトランスフォーメーション)が遅れています。

新型コロナウイルスの功罪にあえて目を向けると、この全世界で猛威を振るった危機的自体が、どんな著名なCEO,CIO,CTOよりも日本のIT化・DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進します。

世界で進行するIT化の功罪のいくつかの例

世界のテレワーク・リモートワークは一気に加速
レジなど俗人化している業務が自動化、キャッシュレス化の流れ
お店でもキャッスレス化・自動化が急速に浸透

この流れが企業のIT化の加速=社内SEの需要の増加につながります。

補足①世界のテレワーク・リモートワークは一気に加速

新型コロナウィルスで今までの働き方からの脱却が求められています。集団での作業や密集を避けるためにリモートワーク(テレワーク)の導入が各社で進行しています。

代表的なツールとしてZoomやTeamsがあります。Zoomの株価はうなぎのぼりです。ダウンロード数も顕著に伸びています。

「Microsoft Teams」「Googleハングアウト」「ZOOM Cloud Meetings」などのビデオ会議が可能なアプリの需要が急増している。特にZOOMは2月と3月を通じて世界で急増し、3月第2週(15日~21日)のダウンロード数は昨年第4四半期の週平均の、米国では14倍、英国では20倍、感染者数が2位(当時)のスペインでは27倍、トップだったイタリアでは55倍だった。

ITMEDIA

ビジネス系のアプリ全般で見てもコロナウィルスのパンデミック宣言した3月11日を起点に需要が急増しています。(以下グラフ参照)

 annie 1
出所:ITMEDIA

国内でも同様の事例があります。

例えば、クラウド型の在宅コールセンターの【コールシェア】の登録者数の推移です。

WHOが新型コロナウイルスと認定した2020年1月以降、コールシェアにおいてもユーザー登録数は大きく伸長し、2月度は昨年対比300%にまでに至りました。3月度においては更なる増加を見せ、500%を超える登録ペースで推移しております。 新型コロナウイルス感染症の流行を切っ掛けに、社会的にテレワークへの関心が強くなっていると言えるでしょう。

Parttimes
出所: Parttimes

補足②レジなど俗人化している業務が自動化、キャッシュレス化の流れ

新型コロナウィルスの影響は、コンビニ・ドラックストアなどで働く店員さんに大きな悪影響を及ぼしています。

人手不足が危惧されるなか、新型コロナウィルスの影響でバイト・仕事を辞める人が出てきています。

こういった、現金を取り扱う悩みは、接客業での同じ悩みです。

上記の本質的、課題の原因は、新型コロナウイルスではありません。課題が表面化したきっかけが新型コロナウイルスという点は間違いありません。

課題の原因は、未だに日本はキャッシュレス化が浸透していないという点です。なぜ、2020年にまだセルフレジ化やキャッシュレス化が日本はこんなにも遅れているののでしょうか?

世界各国のキャッシュレス決済の比率です。(以下参照)

出所:JIJI.com

日本とドイツは他諸外国に大きく出遅れています。恐らく日本とドイツのキチッとした国民性や性格がキャッシュレス化への移行の必要性を弱めたと推測できます。*中国・韓国も国民性はにているかもしれませんが、脱税防止の観点で政府主導でキャッシュレス化が浸透したそうです。

上記の様に、今まではなんとなくやり過ごせてきた日本のIT化も、新型コロナウィルスの影響で、必要性に迫られIT化が加速します。(日本では、潜在的に少子高齢化で労働力不足の課題があり、一層この機会でIT化が進展します。)これがますます、今ITへの転職をお勧めする理由です。

③日本では特に今後IT化に伴い社内SEのニーズが増加

ここまでの状況で、アフターコロナでは、ビジネスにおけるITのプレゼンスが増す状況はご理解いただきました。

さらに、ここからは日本固有の社内SEのニーズ増加が予想される興味深い数字をご紹介します。(オリジナルソースは、経済産業省)。

ITユーザー勤務比率グラフ
出所:Unit and grow

日本アメリカの社内SE比率が上記グラフです。

日本の社内SE比率 25%
アメリカの社内SE比率 72%

日本では、ほとんどのIT人材は7割がSierのシステムエンジニアに所属しています。このため、コスト・スピードで圧倒的に日本が負けてしまう構図です。

こういった構図も、新型コロナウイルス後のアフターコロナをターニングポイントに、IT需要増加と働き方の見直しが相まって変化すると予想します

ビジネスにおいてはボーダレスに他国との競争が激化しています。ITは価値を生み出す源泉です。その価値を生み出すITのスピード感はカギになり、必然的に社内SEのニーズ・注目は増します。

④ITの恵まれている給与推移

IT業界は他業種に比べ賃金が高水準です。消えゆく産業と比較し今後成長する分野である点を踏まえると当然の事実です。

システムエンジニアの平均年収は550万円
社内SEの平均年収は510万円

✔システムエンジニア・社内SEの年収に関してもっと詳しく見る

⑤新型コロナの影響で働き方が見直されつつある

一般的にシステムエンジニアの残業時間は16時間と言われています。一方、社内SEの残業時間は就業する企業の普通社員と同様の残業時間です。この状況だけ切り取ってみても、製造業等と比較するとそれほどネガティブな要素ではありません。

新型コロナの影響でさらに事態は好転しています。

飲食業などのサービス業とは違い、ITは基本PC一つでどこでも仕事できます。物理的な制約にとらわれない新たな働き方が急速に浸透し、働き方がどんどん改善されています。

更に詳しく、社内SEとシステムエンジニアの違いを理解したい方には、「社内SE/Sier SEの違い比較【求人倍率・年収・スキル・残業】」がお薦めです。

社内SEって転職出来ないと考えてない?今後の需要・将来性まとめ

アフターコロナでは、物理的制約から解放されデジタル化が加速します。IT・社内SEには追い風となりITのニーズが増加します。

追い風の理由:

  1. アフターコロナでもIT業界は不況に強い
  2. アフターコロナでさらに加速する日本のIT化・DX
  3. 社内SEが更に必要とされる時代へ
  4. 恵まれている社内SEの平均年収
  5. システムエンジニアに比べ社内SEは少ない残業時間