IT転職

3-10 転職活動|社内SE面接官が教える面接を成功させる5つの観点

IT転職

面接どうしよー、どう準備したらいいかわからなすぎる・・・

と言った不安を解消します。

面接と言えば、転職活動も最終局面です。最後の難関を上手く切り抜けるために必要な情報を現面接官の視点で解説していきます。

この記事を読むことで、
・面接を万全にするために事前に準備出来る事
・面接で緊張しないための対策

を理解でき、成功確率を上げることが出来ます。

✔記事の信ぴょう性

SE歴10年以上。現在、大手EC運営企業の管理職 兼 社内SE講師として活躍中。15か国以上へのグローバル利用のERPシステム開発やパッケージソフト導入等幅広く開発を経験。

社内SE面接官として100人以上の面接を実施。実際に求職者を面接している観点を元に情報提供。

本編で解説する面接準備とは?

本記事では、以下の面接に特化したスコープの観点を解説します。

転職活動初期に必要な、自己分析や履歴書の作成と言った転職活動は以前の記事でご紹介しています。

本記事で解説する面接の工程とは?


面接工程別に観点を解説します。

面接前準備として準備したいこと
①面接官が求めている情報を理解しよう
②想定される質問に準備しよう
③面接に向けて心身(外見的・精神的)を整えよう

面接中のコツ
④面接の過度な緊張を回避しよう

面接後の対応
⑤次の面接に繋げよう


抑えていただきたいコツ・ポイント1つづつ解説していきます。

①面接官が求めている情報を理解しよう

孫氏の兵法に、「彼を知り、己を知れば百選危うからず」という言葉があります。

まずは、面接官は何を求めているのか?を理解し、そこに対して準備が出来れば相当効率的に面接対策が可能になります。

面接官が面接で確認している観点とは【何か?】

面接官が見ている観点は、上記の4つです。

・技術と経験
・人間性
・将来性
・企業適用度

社内SE採用面接官が見ている【技術と経験】とは?

面接官は、自社の仕組み・プロジェクトに対して必要な技術的なスキルを持っているのか?という観点で技術者のスキルを確認します。

書類選考を通った時点で、あなたの履歴と求める求人の内容が合致する点があったと言えます。履歴書を各段階でしっかりと自身の経験のある言語・システム等記載が必要です。

社内SE採用面接官が見ている【人間性】とは?

面接官は、あなたがどんな人かも重要な観点として確認します。今後一緒に仕事をするわけですので、あなたとはどんなタイプの人なのか?企業・チームの雰囲気にあうのだろうか?とチェックします。

社内SE採用面接官が見ている【将来性】とは?

将来性は、あなたがもし弊社に就職した場合、どのようなポテンシャルが望めるのか?を確認します。やる気のあり、他業種での実績、資格等ある場合は、直ぐに即戦力とはならないリスクが多少あったとしても将来の可能性を鑑み採用する場合があります。

現実的には応募者の連例が上がれば上がるほど即戦力を求めます。

社内SE採用面接官が見ている【企業適用度】とは?

人間性にも関連しますが、あなたが就職した場合に企業の文化に合うのか?も非常に重要な観点としてみます。

例えば、企業によっては、
・今どきの企業(フラット)な社風
・昔ながらの社員はスーツ・ネクタイ必須
・残業当たり前の企業
・残業ゼロが常識の企業
・社内講習が非常に充実している企業
・スタートアップの様な自分で考えながら動く企業
等々、様々な文化があります。

自社の文化とあまりにもかけ離れている場合、就職いただいてもやめてしまうリスクを鑑みる場合もあります。企業にも本人にも為にならないからです。

面接官が見ている観点とは、あなたの【いつか?】も理解しよう

上記でお伝えした4つの観点をあなたの度の時間軸を見ているか?も解説します。

先ほどの4つの観点を、
・過去
・現在
・未来

に分類し並べます。すると以下の図のようになります。

この図で一目瞭然になるのは、
社会人経験の浅い新人もしくは20代は未来の可能性を重きを置きます。
・一方、社会人経験の長い30代・40代・50代では、過去の経験を重きを置き即戦力としての活躍が求められます。

②想定される質問に準備しよう

面接対策として、よく聞かれる質問と回答例をご紹介します。これらの例文をもとに「自分ならどのように答えるか」を考えて役立ててください。

一般的な面接で聞かれる問いは、就プラのサイトから確認することが出来ます。
例:就職活動 面接で聞かれる質問一覧集100選・逆質問例から以下サンプル引用

・自己紹介をお願いします
・自己PRをお願いします
・あなたを一言で表現してください
・あなたの強み・長所を教えてください
・あなたの弱み・短所を教えてください
・短所を改善するために心がけてることはありますか
・あなたを色(物・動物)に例えるとなんですか
・学生時代で最も頑張ったことを教えてください
・学生時代に出した成果を教えてください
・卒業研究の内容を教えてください
・アルバイトの内容を教えてください
・課外活動の内容を教えてください
・サークルやクラブ活動の内容を教えてください
・所属している組織でのあなたの役割を教えてください
・リーダーシップを取った経験はありますか

社内SE・システムエンジニアの面接でおさえておきたい質問集

・弊社を志望する動機を何ですか?
・弊社で達成したいことは何ですか?
・今までのプロジェクトのハイライトを教えていただけますか?
・プロジェクト管理・システム開発で大切にしている観点を教えてください。

「弊社を志望する理由は何ですか?」
「弊社で達成したいことは何ですか?」

どの職種でも必ず聞かれるのが「志望動機」です。履歴書作成の段階でしっかり考え抜いた動機を考えておきましょう。さらに、申し込み先の企業の情報を収集し、理念・方針・事業の目指す方向性とあなたの志望動機を関連づけておけるとベストです。

回答例

“前職では、SierのSEとして活躍していました。SEとして経験を積むうちにITを活用し老人の為にもっと貢献したいと考えるようになりました。御社をリサーチすると、介護事業のXXXや理念であるXXXXが私の考え方・やりたいことと合致します。是非、自身の今までの知見を活かしつつ御社に貢献を通して老人の為に働きたい、又、社内SEとして更なる成長をしたいと考え申し込みました。”

今までのプロジェクトのハイライトを教えていただけますか?

この回答のポイントは、あなたの行動に関して話をする必要が重要です。

間違った説明
10億円の基幹システムの刷新プロジェクトに参画しました。4年を経て無事に基幹システムのリリースを実現しました。金額規模も大きく難易度の高いプロジェクトでした。

これでは、『あなた』が何をしたか伝わりません。鋭い面接官なら、きっと『そのプロジェクトの中で、あなたの役割と具体的なチャレンジ・失敗と対応した内容を2・3教えてください』みたいな返しがくるでしょう。

回答例

10億円希望基幹システム刷新のカスタマーサービスのシステム開発の担当をさせていただきました。私の領域では、なかなか進まない要件定義の課題を深堀し、業務のふょうむフロー整理まで足を踏み込む必要性を整理しました。結果、あるべき業務のフロー作成並びに機能の定義をシステム領域から業務領域までかなり踏み込み推進したことです。また、業務側のその後のプロジェクト推進も中だるみしないように、業務委託をPMOとしてあてがい体制構築まで実施た点は、苦しかったですが勉強になり自身の成長になりました。さらに、企業全体としてもシステムによる事業貢献寄与度も大きくXXXの工数削減にもつながった点です。

プロジェクト管理・システム開発で大切にしている観点を教えてください。

この質問も非常に良く聞かれます。この質問に回答する際に重要なポイントは、「何のポジションに対しての求人か?」の視点です。

もし、求人が社内SEの開発メンバーであれば、
【今までの開発の現場での経験】を聞いています。

一方、もし係長クラスの採用であれば、
【もう一段上の視点で、部下のマネージメント・育成・さらに、システムが生み出す価値】まで配慮できているか?がポイントとなります。

③面接に向けて心身(外見的・精神的)を整えよう

面接の為に、思考の整理が済んだら次に用意したいのが【身だしなみと心の平静を保つ】工夫です。

折角素晴らしい中身があったとしても、外見で誤った印象を与えてしまってはもったいないです。更に、緊張のあまりいいパフォーマンスが出来なくては元も子もありません。

身だしなみや心の平静は、あなた自身を偽る必要はなく、きちんと中身を伝えられるように相手に敬意を表して出来るベストをすることが重要です。

不必要に面接の為に新しいスーツ・バック等の新調も不要です。出来る限りの努力で敬意を表すと認識しておきましょう。

面接の為に確認すべき身だしなみや心の整理のチェック観点

面接までに準備することは以下の点です。

服装身だしなみをきれいにする
持ち物をチェックする
今の仕事のスケジュールを調整し余裕をもって面接に臨めるようにする
面接会場までのルートの下調べをしておく
リモート面接の際は、映り込む景色も整備する

服装身だしなみをきれいにする

→面接では、最初の3秒で面接の採用可否は決まり、実際の面談ではその確認作業である、とも言われています。第一印象は重要です。

コロナ後のニューノーマルではWEB面接が一般的になりました。あなた自身の身だしなみだけではなく、もし背景に何かしらが映り込むのであればその移る部分も最低限整理が必要です。

持ち物をチェックする

面接に特に持ち物は必要ありません。しかし、あると思った道具がないとテンパってしまいます。焦るきっかけになるような要素をなくす意味で、持っていくと決めた荷物は事前に用意しましょう。

今の仕事のスケジュールを調整し余裕をもって面接に臨めるようにする

上記の荷物と同じ理由で、焦りにつながる要素を防止するために時間にも余裕を持って行動するようにしましょう。

面接会場までのルートの下調べをしておく

ここまでの3点は、少しでも心を落ち着かせるために出来る準備は全てしておく意味で重要です。心が何かしらの要因(忘れ物・迷子等)で平静を保てないと本来のパフォーマンスが発揮できません。

リモート面接の際は、映り込む景色も整備する

面接者に余計な情報・ノイズを与えないために、出来る限り静かで、後ろに何も映らないオンライン面接可能な状況を作りましょう。

もし、回線スピードに不安がある場合は、個室のインターネットカフェ等の利用もありです。(ですが、受かった後にリモートワークの場合、そもそも遅い回線では仕事にならない可能性があります。社内SEなら光回線等検討が必要かもしれません。)

リモート面接開始時は、相手に声が十分届いているか?等最初に質問知る点は重要です。忘れないようにしましょう。

④面接の過度な緊張を回避しよう

適度なストレス・緊張はパフォーマンスを上げてくれます。しかし、過度なストレスは著しくパフォーマンスを低下させます。

初めての面接は必要以上に緊張しがちです、以下の観点を頭に入れリラックスしましょう。

面接時のリラックス方法

・本当に入りたい企業の前に練習で1回面接を受けてみる ☆おすすめ
・ゆっくり落ち着いて話す
・相手の目を見て、はっきり話す
・適度に相槌をする
・質問が分からない場合は、復唱し質問を確認する
・上司となる人の人柄を確認する ☆おすすめ
・正直に気になっている事を聞く ☆おすすめ

本当に入りたい企業の前に練習で1回面接を受けてみる ☆おすすめ

1にも2にも練習が一番です。最初の面接はどうしても緊張します。その点を考慮し、一度適当に1社受けてみることをお勧めします。

ここまでご紹介した内容を準備すれば相当いい面接準備は可能です。しかし、それを実施したとしてもやはり最初の面接は緊張します。

だからこそ、本命ではない企業を練習として受けてしまいましょう。受かってしまえばあなたの選択肢が1つ増える事にもつながります。

さらにお薦めは、本命の企業との面接は練習とおもって実施しましょう。

この、本番は練習と思い、練習は本番と思って面接の練習をすることが一番のおすすめです。

他にも、緊張しない為のテクニカルなアドバイスもします。

ゆっくり落ち着いて話す

面接で早く話すと相手に話が伝わらないだけではなく、どんどん緊張が高まると感じます。のどかに話す。を特に意識して面接に臨む必要があります。

✔あわせておすすめ
歓迎会・飲み会の『挨拶』怖くない!人前で話すちょっとしたコツ

相手の目を見て、はっきり話す

相手には伝える内容は、話す内容と誠意と自信です。意外とこの点を見落とします。誠意と自信は話す内容ではなく伝え方で決まります。発言に自信を持ち相手を見て話しましょう。

どうしても目が見れない人は、相手ののどを見て話すと、相手は目を見て話しているように感じます。

適度に相槌をする

あまり相槌をしすぎると何も聞いてないとも思われます。相手の話を理解し必要な相槌を心掛けましょう。会話のキャッチボールが出来ると場が和みリラックスしやすくなります。

質問が分からない場合は、復唱し質問を確認する

重要なテクニックをお伝えします。

時々質問の意図が分からない場合があります。その場合は、慌てず『ご質問いただいた内容はXXXでよろしかったでしょうか?それに関しては、XXXXです』といった形で返すやり方があります。

これを覚えておくと非常に便利です。

上司となる人の人柄を確認する ☆おすすめ

面接は採用者だけが有益な情報を得る場ではありません。あなたが今後長い時間を過ごすことになる職場の情報を仕入れることが出来る機会です。

リラックスする意味でも、又、面接はあなたが情報収集する公平なチャンスであると捉えるだけで、見られている視点から見ている視点に意識を変えることが出来、すっと肩の力を抜くことが出来ます。

面接官はあなたの上司になる方の可能性が高いです。聞いておきたいことは、あまり遠慮せずに素直に聞きましょう。馬が合わないのは、転職前に分かるに越したことはありません。

正直に気になっている事を聞く ☆おすすめ

リラックスのみならずあなたに最大の効果のある面接にするために、是非正直に気になっていることを聞いていただきたいです。

仮に就職することになった場合、しばらくの時間を過ごすことになる職場です。ぶっちゃけの質問をぶつけてみて、合わない点をみつけるなら断然就職前がお勧めです。

合わない企業よりも、好きな職場・仕事で少しでも長く時間を過ごしていただきたく思います。

⑤次の面接に繋げよう

面接は始める前よりも後の方が重要です。1つの面接が終わったということは、

・面接の経験値を上げた瞬間
・面接官にお礼を伝えよう
と言った観点が重要です。

面接の経験値を上げた瞬間

初めての面接の場合、1つめの面接の後と前では経験値の差に雲泥の開きがあります。1つめの面接は、1つ目の面接と割り切り、今後の面接の為にちょっと反省をしてみるべきです。

受かる受からないは、あなたの力不足かそうでないかはあまり関係なく、求人スポットに対してあっているか合っていないか、それだけです。

しかし、面接でベストのパフォーマンスが出せた出せないはあなたの実力です。積み上げることが出来る経験としましょう。

関係者にお礼をしっかりと伝えよう

面接してくれた人にも、調整してくれた人にもしっかりとお礼を伝えましょう。人の縁というのは予想できるものではなく、たとえ就職することにならなくても今後もお仕事で関係する場合もあります。

特に、IT業界は広いようで狭い業界で、面接していただいた企業に仕事を発注する・されるなんてことが起こらなくもない世界なので礼節は大切にしましょう。

転職活動|社内SE面接官が教える面接を成功させる5つのポイントまとめ

本記事で、転職時の面接を成功に導く5つのポイントを解説しましょう。

面接前準備として準備したいこと
①面接官が求めている情報を理解しよう
→これにより、面接官の見ている観点、質問の意図を理解した回答が出来るようになります。

②想定される質問に準備しよう
→想定される質問に事前に検討することで思考を深めプレッシャー無しで回答することが出来ます。

③面接に向けて心身(外見的・精神的)を整えよう
→身なりで誤解を与えず、面接の内容で評価される為に準備しましょう。

面接中のコツ
④面接の過度な緊張を回避しよう
→はじめての面接は緊張します。リラックスするために見られる側の視点から、見る側の視点を養いましょう。

面接後の対応
⑤次の面接に繋げよう
→面接スキルを伸ばすチャンスです。受かる受からない関わらず面接のチャンスでスキルアップしましょう。又、狭いIT業界です。又ご縁のあるかもしれない関係者にしっかりとお礼と誠意を伝えましょう。