社内SEに転職したい!

社内SEになって後悔するたった2つの本当の理由と回避策

社内SEに転職したい!

社内SEになって後悔した理由を知りたい
転職興味はあるけど失敗しない方法が知りたい
自分に社内SEって向いているのか知りたい

と言った疑問に答えます。

この記事を読むことで社内SEへの転職で迷いに白黒つける事が出来ます。

初めにお断りしますが、私個人的には、SIerから社内SEに転職し後悔は微塵もしていません。むしろ、転職して本当によかったなと感じながら今もお仕事をさせていただいています。

しかし、私の様に社内SEが合う人ばかりではなく、周りには社内SEに一旦はなったものの、様々な理由から後悔している人を見てきました。本書では、そのような周りで社内SEとして苦労・後悔されている様子を踏まえ、以下の内容を解説します。

解説する内容:

・社内SEになって後悔するたった2つの本当の理由
・社内SEになって後悔した7つの理由(仕事の特徴)
・社内SEになって後悔しない為の方法

✔記事の信ぴょう性

✔記事の信ぴょう性

kato
kato

SIer SE→現、一部上場企業社内SE(IT歴15年以上)。過去、基幹システム開発~グローバル16拠点への導入等実績。社内SEの為の情報サイトIT Comp@ss運営者。社内SE講師としても活躍。自身の社内SEとしての学びや経験を元に情報をお届けします。


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社内SEになって後悔するたった2つの本当の理由

社内SEになって後悔は大きく2つの理由が存在します。

社内SEの仕事の特徴の理解不足

1.社内SEの仕事内容と仕事の働き方にSIerとは異なる特徴があり、SIer SE時代には当たり前だったことが、社内SEではできないや、働き方が異なるせいで期待と違うといった理由です。(もちろん、SIer以外からの転職の場合も該当)

社内SEへの転職の失敗

2.転職の失敗です。実は、社内SEという職業はあっていたにも関わらず転職活動で失敗し、転職先の企業文化・方針・給与体系・上司が合わなかったという点で後悔するといった理由です。

本記事では、この両方の観点であなたが失敗しないように自身の経験・周りの同僚を見てきた経験から解説していきます。

社内SEになって後悔した5つの理由(仕事の特徴)

まず、初めに、社内SEという仕事の特徴に関連する後悔した理由から解説します。後悔した理由と合わせて社内SEの仕事の特徴も解説します。

社内SEへの転職で後悔した5つの理由

① 社内SEの文化が合わない Tさん
② IT素人との会話がストレス Fさん
③ 働き方が合わない Sさん
④ IT技術ととことん向き合いたい Mさん
⑤ 世界を旅したい Sさん

①社内SEの文化が合わない

Tさん
Tさん

もっと、がんがん競い合って仕事する刺激が欲しい。もっと稼ぎたい!

Sier企業の商品はSE自身です。したっがって、SE自身が実力を磨き上に行くことでかなり直接的に評価につながります。そして、SIerは人月ビジネスの為、当人の評価が上がれば当人のリターンも増えるシンプルな構図です。

その反面、SIerもコンサル同様に up or outの様な競争が一般的です。凌ぎを削る環境でどんどん稼ぎたい人には向いています。(ただし、社内SEでも大手などではSIer以上に稼げるもの事実です。ただし、一般論としてはSIerの方が平均は高いです。)

関連記事:社内SE・情シスの平均年収・相場は?知らないと損する年収の見方|現SE談

一方、社内SEは事業会社に所属し、社内SE自身の貢献は自社ビジネスの支援です。これまでの、同僚としのぎを削る状況から協力して同じ目的(ビジネスで狙うお客様への価値の提供)へと変化します。

このそもそもの違いが合わない、もっともっと刺激が欲しいとSIerに戻っていく方もいます。しかし、実際、これは捉え方の問題もあると思います。

社内SEの仕事の特徴①
SierはIT技術・製品・作業工数を売るビジネスモデルから社内SEはITを使いビジネスに貢献する点で異なる

②IT素人との会話がストレス

Fさん
Fさん

ITの素人にどうやってシステムを伝えればいいかわからない。正直ストレス

システム初心者の人にシステムの価値はなかなか伝わらないのは事実です。ベンダーで開発に従事していた人の中には周りにITリテラシーの低い人が少ない職場環境の方もいます。

そういった方の中には、IT素人との会話がストレスでSierに戻っていく方もいらっしゃいます。技術をとことん突き詰めたい人には社内SEは向いてない場合もあります。

但し、反面事業会社の社内SEの魅力としては、ITの専門家として注目・重宝されるのも事実です。さらに、周りからの評価もビジネス貢献につなげることができれば、今までその企業に不足していた人材なわけですのかなり心地よく仕事ができる場合もあります。

又、ユーザーと直接接する機会から、直接”ありがとう”と感謝される場面も増えます。

社内SEの仕事の特徴 ②
ユーザーとの距離が近い
直接的に感謝される

③働き方が合わない

Tさん
Tさん

プロジェクトベースでがっつり働きたい!!!

Sierの働き方ががっつり染みついた人には、社内SEの働き方が物足りない!なんて人もいらっしゃいます。

プロジェクトベースで大きな波(お祭り)があるSierのシステムエンジニアと違い、ある程度働き方もなだらかです。*自分でコントロール可能です。特に大手では、残業規制されているためゴリゴリSierの様に過酷に働くことが出来ません。

Sierのシステムエンジニアとしての波のある働き方が楽しいと感じていた人には物足りないと感じる場合もあります。

社内SEの仕事の特徴 
SIerに比べライフワークバランスをコントロールしやすい

④IT技術ととことん向き合いたい

もっと、IT技術とどっぷり向き合って仕事をしたい

SIer時代には、システムととことん触れ合います。一方、社内SEの仕事はITを活用したビジネス支援です。したっがて、1つのシステムに固執するわけでもないですし、ずっとシステム関連業務だけするわけではなります。

例えば、プロジェクト企画ではITよりもビジネスの視点で、どんな課題を解決するべきか等ビジネスと一緒に検討したりします。又、プロジェクト立上げに向けたガバナンスの構築やリソースの調整等も実施します。

とにかく、ITは手段なので、SIerの様に担当するソリューションにずっと携わるという機会は少なくなります(所属する事業会社によっては、しばらく同じソリューションの担当になる場合も当然あります)

社内SEの仕事の特徴 
上流工程やビジネス設計に携われる
幅広いIT技術が身につく

⑤転々と旅をしたい

Sさん
Sさん

SIerの時のように、プロジェクトベースで転々としたい

SIerはお客様のプロジェクトベースで仕事をします。その為、勤務地もプロジェクトによって異なる場合も結構あります。今でこそ、リモートで物理的なお客様企業の訪問機会は減りましたが、それでもプロジェクトの定点では今も訪問し会議をしたりします。

一方、社内SEは基本勤務地は固定です。場合によって営業所や、倉庫や他拠点を訪問しますが、SIerほど移動は少ない傾向です。この固定が嫌で後悔しSIerに戻っていく人もいます。(どちらかというと、もっと様々な企業や人と会ってみたいという観点です。若い人に多い傾向です。)

社内SEの仕事の特徴 
勤務地の移動が少ない

社内SEになって後悔した理由(転職の失敗)

ここまでは、社内SEの仕事の特徴を解説しました。最終的に社内SEになって後悔しない為には、あなたにベストな企業を見つけることも後悔を防ぐ要素の1つです。社内SEへの転職で後悔しないポイントは以下です。

①社内SEの働き方は、所属する事業会社の働き方に依存する
②社内SEの給与は、希少性を意識することで上げることが出来る
③転職活動には、ITの専門のエージェントを使う

①社内SEの働き方は、所属する事業会社の働き方に依存する

社内SEの働き方は、所属する事業会社に大きく依存します。事業会社自体がブラックであれば社内SEの働き方も大抵ブラックです。失敗しない為にも③に関連しますが、IT専門の転職エージェントを使い転職活動をすべきです。

エージェントは、過去の転職者のヒアリングや様々な情報を持っており、どんな企業の傾向か教えてくれます。一般論でいえば大企業ほど働き方改革は進みよりホワイトな働き方が出来る傾向にあります。

②社内SEの給与は、希少性を意識することで上げることが出来る

給与は、希少性が上がれば上がるほど高い給与水準を提示されます。ここで押さえておきたいポイントは、日本のIT人材の8割はSIer企業に所属し、2割が事業会社所属と言われています。この時点で社内SEは希少な存在です。その2割のマーケットで自分をどう売るかも検討が必要です。

もし、あなたがSIerのバックグランドをお持ちであれば、社内SE未経験者OKなポジションに応募してはあなたの経験を生かした転職はできません。当然給与水準も上がりません。

あなたの好きな事を優先に社内SEの仕事をフィルタリングすべきですが、最終的にどのように自分をマーケティングするのか次第でよりよい条件の仕事を選ぶことが可能です。転職の際は、IT専門の転職エージェント等プロの意見を聞きながらマーケティングしましょう。

同じ社内SEの業務でも売り方ひとつで給与を上げることにつなげることは十分に可能です。

③転職活動には、ITの専門のエージェントを使う

ここでは、あまり詳しく書きませんが、以下の記事でなぜ専門性の高いエージェントを使うべきか。どこがお勧めか詳しく書いています。餅は餅屋に頼むべきです。あなたの可能性を最大化してくれます。

社内SEになって後悔するたった2つの本当の理由と回避策まとめ

社内SEになって後悔する理由は、
①社内SEの仕事の特徴の理解不足
②社内SEへの転職の失敗
の2つでした。

社内SEになって後悔する仕事の特徴理解不足による点は以下です。

① 社内SEの文化が合わない
>>SierはIT技術・製品・作業工数を売るビジネスモデルから社内SEはITを使いビジネスに貢献する点で異なる
② IT素人との会話がストレス

>>ユーザーとの距離が近い
>>直接的に感謝される
③ 働き方が合わない

>>SIerに比べライフワークバランスをコントロールしやすい
④ IT技術ととことん向き合いたい

>>上流工程やビジネス設計に携われる
>>幅広いIT技術が身につく
⑤ 世界を旅したい

>>勤務地の移動が少ない

社内SEになって後悔するもう一つの観点は、社内SE自体は実はあっているのに転職先があっていなかった問題です。それを回避する為には、以下の3つがポイントです。

①社内SEの働き方は、所属する事業会社の働き方に依存する
②社内SEの給与は、希少性を意識することで上げることが出来る
③転職活動には、ITの専門のエージェントを使う

社内SEに興味がわいた方に合わせて以下の記事もお勧めです。

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