
はじめての転職で不安
そもそも、転職って何?
転職の考え方の整理がしたい
と言った悩みに答えます。
この記事の内容を理解する事で、失敗しない転職をすることが出来ます。
理由は、
・転職の本質を理解できる
・本質理解により間違った転職活動を防ぐことが出来る
からです。
転職とは、「年収を上げるためにするべきだ」、「社会貢献の為にするべきだ」、「自分の好きな事でするべきだ」と言った様々なアドバイスがあります。なぜ、様々なアドバイスも存在するのか?何が正しいのかこの記事で理解する事が出来ます。
✔記事の信ぴょう性
書いた人:グルー
子どもの頃の「将来の夢は?」という問いに、周りが就職希望を答えることに違和感を感じ、幼少期から「仕事とは、転職とは?」の模索を開始。
転職歴2回。1社目:出来る事の範囲から就職先決定。2社目:社会的にやらなければいけない事を軸に思い切って転職、3社目:自分の好きな事・特技を生かし社会貢献を軸に転職成功。2回の転職で、年収大台突破+毎日の仕事が楽しい理想の仕事を実現。
そもそも転職・仕事の本質とは何か?

仕事や転職の言葉自体の意味はシンプルです。
仕事とは?
1 何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。
2 生計を立てる手段として従事する事柄。職業。
Goo辞書
転職とは何か?
正規雇用の被雇用者がこれまでの雇用契約を解消し、別の雇用主と新たな雇用契約を結ぶ事
WIKI
こういった仕事自体の意味、転職の意味だけ理解し、自分にとって仕事って何だろう?転職って何だろう?を深く考えず転職活動を行うと失敗します。
というよりも、転職活動の軸が定まらずに迷います。
はじめての転職者が理解すべき転職の本質は、転職は手段であるという事を理解する事です。
では、転職で達成したい目的とはなんなのか?に関して深堀していきます。
転職は手段であり、目的ではない
世間一般的に言われている転職の目的とは?

転職とは?
・食べる為に働く事
・年収を上げる事
・キャリアアップを行う事
・社会貢献をする事
等々言われています。
全て正しく間違いではありません。しかし、素敵な転職をするためには不十分です。
マズローの5段階欲求で解説する転職に求める【目的】の違い
本来、人により転職の目的は異なります。
その人の趣向・人生における状態・価値観様々な要素が影響します。
アメリカの心理学者アブラハム・マズローが「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階に理論化しました。これを、マズローの欲求5段階説といいます。
以下、マズローの欲求5段階を活用し転職における人の目的の違いを解説します。

人間には、
・生理的欲求 (食事・睡眠・排泄したい)
・安全的欲求 (心身の安全を確保したい)
・社会的欲求 (集団に帰属したい)
・承認欲求 (他人に認められたい)
・自己実現欲求(自分らしく生きたい)
といった欲求があります。
ピラミッド下段の欲求を満たす事で、より上段の欲求を満たしたいと考えるようになります。
つまり、現在のあなたのライフステージによって、何を達成したいかが変化します。
例えば、
まだ、年収的に生きていくのがやっとだ!という方
生理的欲求や安全欲求から一刻も早く生活を安定させたいと考え転職活動をします。
ある程度の収入のある方は
承認欲求や自己実現欲求から社会貢献できる仕事・自分のやりたいことを達成する為に転職活動をします。
転職の目的は、【ライフステージによって違う】
マズローの欲求5段階説で自身のポジション理解が必要
転職活動に考慮が必要なポイントは斜め上への転職を意識する事

じゃあ、ライフステージにあった達成したい欲求を満たすために転職すればいいのね?
欲求任せに転職活動を進めるとNG
大事な考慮しなければいけない観点があるよ
先ほどのマズローの欲求を待遇と置き換え以下の表に4象限の表を作成しました。左右の軸には、仕事の好き・嫌いを入れました。

素敵な転職・転職活動の実現にはDゾーンへの移動を意識する必要があります。
理由は2つのポイントです。
仕事の実績・能力は積み上げで蓄え評価される
欲求を満たす手段が仕事であり、出来れば好きな手段が望ましい
1つづつ解説していきます。
仕事の実績・能力は積み上げで蓄え評価される
仕事は、実績と経験を積めば積むほど有利になります。
年齢が上がれば上がるほど企業は即戦力を求めるようになります。もし、あなたの転職活動が、待遇だけを意識したもので積み上げを意識しない場合、将来の転職には有利には働きません。
短期的に資金が必要な場合は対象外ですが、そんな場合を除いては、仕事は長期で考え【経験の蓄積】を意識するべきです。
経験・実績はあなたのものとなりどんな職業・企業に就職しようとしてもついてきます。折角の転職であれば是非この点を考慮し次の仕事の時間が未来につながる考慮が必要です。
欲求を満たす手段が仕事であり、好きな仕事=手段が望ましい
仕事はあなたの欲求を満たす手段と上記で解説しました。その手段を選ぶのであれば、出来れば好きな事・仕事を選ぶべきです。

左右の仕事軸で見た場合、一刻も早く右のC.・Dゾーンへの移行が重要になります。年収が高いからと言って、縦軸(AゾーンからBゾーンへの転職)の移動ばかりを意識してはいけません。
万が一、縦軸の待遇ばかりに着目し転職活動をしていると、
・その仕事を行う時間で得られる満足度は上がらない
・更に、将来好きな仕事への転職が難しくなる
といった状況に陥ります。
一般的に、5段階欲求の生理的欲求・安全欲求は強い力があり人間を突き動かします。脱出欲求はもdのすごい原動力になります。しかし、そのパワーだけで行動するのではなく、冷静に好きな仕事への転職(D・Cゾーンへの移動)を意識して斜め上への転職活動を行うことです。
斜め上への転職活動を意識するだけで将来の有意義な仕事に繋がります。

世間で言われている転職のアドバイスはどれも斜め上への転職を意識している
ここまでのアドバイスが理解できると、世間で言われている様々なアドバイスが、どのライフステージの人に向けたアドバイスか?を理解できます。
例をご紹介します。
ウォーレンバフェット(世界最大の投資会社「バークシャー・ハサウェイ」の会長兼CEO)
履歴書を良くするために、好きでもない仕事ばかりするのは馬鹿げてる。まるで「年寄りになるまでセックスをとっておく」みたいなものだ。
縦への転職は幸せにならないと、経済的に豊かになった方が教えてくれています。自分な好きな仕事は、年を取ったら!と考えるのではなく、直ぐにでも転職できるし、行動すべきだと教えてくれています。
哲学者 ソクラテス
生きるために食べるべきで、食べるために生きてはならぬ。
転職以上の人生に関するアドバイスですが、転職に当てはめると、生理的欲求の為に仕事をすべきでないと説いています。
moto(転職サイトを運営するインフルエンサー)
横展開の仕事をするべきだ
一度右の軸に移動した後は、その上で縦に待遇を改善できるように転職活動・仕事をするべきだと教えてくれています。
具体的にどうすれば、好きな仕事・嫌いな仕事を見つけられるのか?

転職活動に必要な考え方は分かったけど、具体的にどう準備をすればいいの?
転職活動を始める前に必要な考え方が理解できたら、次にすべきことは、転職活動に向けたあなたの目的の整理です。
自身の何が強み・弱みなのか?を分析しあなたの好き嫌いで上記の4象限を理解する必要があります。
とはいえ、なかなか強み弱みの分析を簡単に始められるものではありません。
以下の記事で、
・転職活動に関して誰に相談すべきか?
・どう自己分析を始めるべきか?
を解説しています。

転職活動に考慮が必要なポイントは斜め上への転職
・好きな仕事軸への移動
・好きな仕事の軸で経験の積み上げ待遇を好転させる
はじめての転職に知っておきたい一般教養

初めての転職に役立つ参考情報を紹介していきます。
みんな何歳ぐらいで転職してるの?転職平均年齢

2019年のDODAの調査によると
男性:32.6歳
女性:29.8歳
平均:31.7歳
転職回数はどれくらい?

2014年のエンジャパンの調査によると、
転職の平均は2.35回
全体の83%は転職経験あり
転職活動期間の平均はどれくらい?

厚生労働省が平成28年9月20日に発表した「平成27年転職者実態調査」の公開データによると、
1か月未満 19.3%
1か月以上3か月未満 27.2%
3か月以上6か月未満 14.8%
となっています。
つまり、全体の約半分の46.5%は転職活動3か月で転職しています。
何社くらいのエージェントと会話しているの?
1社利用 26.6%
2社利用 33.1%
3社利用 26.1%
となっています。
3社以下の利用で全体の、85.89%という結果です。
どんな転職エージェントを活用してるの?

Lamireが実施した500人へのアンケート結果によると
1位 リクルート
2位 doda
3位 マイナビエージェント
この3社で全体の59.4%を占めています。
転職理由ランキング

1位 給与等収入が少なかった 13.8%
2位 労働時間、休日等の条件が好ましくなかった 13.7%
3位 職場の人間関係が好ましくなかった 9.2%
待遇の不満を理由(1位・2位)を原因に転職しているのが全体の27.5%と1/4を占めます。大半の方が感じる転職の不満→転職検討時に今回ご紹介した斜め上への転職活動を意識することが重要です。
はじめての転職活動に抑えておくべき【転職の本質】とは?まとめ
転職は手段であり、目的ではない
転職の目的は、ライフステージによって違う
マズローの5段階の欲求説で自身のポジション理解が必要
転職活動に考慮が必要なポイントは斜め上への転職
・好きな仕事軸への移動
・好きな仕事の軸で経験の積み上げ待遇を好転させる
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