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社内SEに特に求められる調整力とは?調整の仕方・鍛え方

システム開発を学びたい!

先日こんなツイートをしました。

かれこれ15年以上SE/社内SEとして調整力を活かしつつ業務をそれなりのポジションにも昇進できているので、一定量の調整力があると仮定しその「調整力」に関して、特に社内SE素人の方向けに記事にしました。

本記事を読むことで、
・社内SEに必要な調整力とは?
・調整力を鍛えるために実施したこと
を解説します。

社内SEに必要な調整力とは?

社内SEに必要な調整力とは?

調整力の語彙は?

Weblioによると、

調整力
読み方:ちょうせいりょく

つり合いをとったり、折り合いをとったりする能力や技能のこと

マイナビ

調整力とは、「人と人のあいだの対立や、意見の相違をうまく調整する力」のことを指します。 ただし、企業で求められる調整力は、もう少し具体的に「利害の対立する人たちを、ある目的のために協力させる力

と一般的な、定義をふまえ社内SEにとっての調整力は何か?を解説していきます。

言葉の定義にもあるように、利害のある人を社内SEは調整するので骨の折れる仕事ですが、その分やりがいもあります

社内SEになぜ調整力が必要か?

社内SEになぜ調整力が必要か?

その理由は、すごくシンプルです。

社内SEが手掛けるシステムは【人と人を情報で繋ぐ仕組み】=その開発・維持・管理には様々な人が関係するからです。その番人である社内SEには調整力が求められます。

社内SEがつなぐもの

・業務&組織
・システム
・開発工程
・新旧システム

ざっと書いてもこれくらいあります。

社内SEの調整①業務・組織

社内SEはシステムを企画したり、開発したり、メンテ(運用)したりするわけですが、一人で作るわけでもなく、勝手に作るわけでもなく、自分で使うわけでもありません。

企画であれば、事業側と
開発であれば、Sierのシステムエンジニアと
運用であれば、システムを利用する業務ユーザーと
お仕事をします。

さらに、社内SEの仕事に調整力が必要な理由が、「ITは基盤・プラットフォーム」なので利用ユーザーが増えれば増えるほど関係者が増えコミニケーションが複雑化します。さらに、ビジネスの規模にもよりますが、グローバルに展開する企業の社内SEは、日本語でのコミニケーションのみならず英語等でのコミニケーションも発生します。

調整の幅が一気に(比較的よく)グローバルになります。

さらにさらに、ITは特定の業務領域に限った話ではなく、
・会計
・倉庫
・営業
・カスタマーセンター
・人材
等、どこでも使いますし、これらの仕組みも連動させます。。。。

社内SEの調整②システム

これだけ、組織・業務横断で情報の連携が必要なところに、更に拍車をかけるのが、それぞれの組織・機能で仕組みが違う場合があるという点です。

例えば、
・会計 ハイペリオン
・倉庫 ダイフクの仕組み
・営業 Salesforce
・カスタマーセンター SAP
・人材  SFC
といったケースです。この場合、それを開発・運用するベンダーも異なっている場合も多々あります。むしろ、1ベンダーでできるケースなんてないのではないでしょうか。

社内SEの調整③開発工程

さらに、プログラマーさん、テスターさんとは違い、社内SEはシステム開発の一連の工程にも関与します。
企画でSierコンサルとコミニケーション
設計で、Sierのデリバリー部隊
開発では、(内製なら)小規模の場合はプログラマーさん、外注、SESさん
テストでは、テスターさん
運用では、SESさん
といった具合に、様々な人とお仕事をします。

社内SEの調整④新旧システム

さらには、特定の領域の仕組みでも新しいシステムと古いシステムでシステムオーナーが違っていたりします。その場合にはさらに関係者は増え調整力が求められます。

ざっと、思いつくままに記述でもこれくらい調整は発生しています。

書いていて、自分頑張っているなと感心しました。

社内SE・情シスに必要な調整力のプロセスとは?

社内SE・情シスに必要な調整力のプロセスとは?

自分なりの経験から、9割調整が必要な事項はこの流れで解決できているのでフレームワークとして利用できると思います。

残り1割は、課題自体が人の移動で無くなったり、検討する前に自然解決かなと思います。

調整のフレームワーク

1 経緯を整理する
2 上司に報告する
3 調整に必要な担当を洗い出す
4 課題を整理する
5 上司に報告・相談する
6 決める・決めてもらう

1 経緯を整理する

調整初期は、たいてい他の人が解決できない問題が転がり込んでくるので、混とんとしています。これを鵜呑みにすると一緒に祭りで騒ぐだけになります。

相談を受けたら、課題を書き出します。こうすることで、
・コミニケーションの履歴にもなる
・感情をそぎ落とした生の課題が見えやすくなる
→問題も書き出してみると、あ!そんなことと気づき場合もあります。

ちなみに、経験値がついてくると以前解決した状況を頼りに、経験値から必要な調整を特定できるようになります。

2 上司に報告する

週次の報告等あれば、ややこしそうな課題は共有しておくべきでしょう。但し、これも少々コツがいります。現場レベルの単純に合ってヒアリングするような内容は報告にとどめ、ハイレベルな組織上の課題だったりは、上司に相談・共有という形で情報連携すべきです。

早い段階で報告する理由は、社内SEの組織をまたぐ調整の場合、【誰と会話するか非常に大事】になってきます。 ここを間違わないように、上司とアライメントしておきます。さらに、組織変更の話等は上司でとどめられている場合もあるのでその情報にアクセスする意味でも早めに報告します。

3 調整に必要な担当を洗い出し場を設定する

2がすんだら、アクションです。必要な人とコミニケーションができるように日付を設定します。4の前に実施するのがおすすめです。理由は、課題整理してからだと行動が遅くなるので、日付を決めその日までに課題を整理する・資料を準備する感じで物事をすすめると効率的です。

4 課題を整理する

課題の整理には、様々な課題分析のフレームワークがあり有効ですが、なぜなぜ分析を使いこなせればたいていの課題は根本原因と思われる課題に行きつくと思います。多くのフレームワークを持っているより、1つのフレームワークをとことん仕えるほうが仕事ではつかえる気がします。

5 上司に報告・相談する

大きな課題の場合。課題整理が終われば事前に問題を共有しておくべきです。特に、その上司に話してもらう場合や、上司も会議に参加してもらい上手く自分を支援してもらいたい場合には必ずしておくべきです。

6 決める・決めてもらう

最後は、決める・決めてもらう、これにつきます。調整は、何もしないことではなく例え波風が起ころうとも進める行動です。炎上するかしないかは別問題で、やるべきことをやるために必要な準備をできるだけして、後はつきすすむことです。

調整経験が上手くなれば波風を避け、時間をかけ根回しをしてストレスをへらししつつ調整ができるようになるかもしれません。

しかし、重要な事はいつも課題を解決するための行動を苦しくても、面倒でも進めることです。

この前進する行動力ことが調整力には必須です。

どうすれば調整力を鍛える事ができるのか?

どうすれば調整力を鍛える事ができるのか?

場数を踏む事で調整力は鍛えることができます。どのように効率的・効果的に場数を体験するか解説します。これにはいくつか方法があります。

・アンテナを広げておく
・上の職にどんどん挑戦する
・逃げない
・調整力の教養を学ぶ

この4つを行うことで調整力を上げるスピードを上げることができます

・アンテナを広げておく

自分の周りにおきている課題はなんなのか?何が調整しなければいけない事項なのか?考え仕事をするだけで、場数を増やすことができます。さらに、このアンテナを広げ人よりも早く課題に気づくメリットは、炎上するよりも調整に時間を使える点です。炎上しないように、事前に多くの時間を上手く使い調整することも可能です。

・上の職にどんどん挑戦する

任せられる責任が広がれば広がるほど、関連する人が増えます。関連する人が増えれば調整する範囲も広がり結果、調整力を上げるチャンスも増えます

・逃げない

これは、非常に重要です。調整力を上げる最大の敵は逃げる事です。同じ場面に遭遇しても恐怖や怠慢からその課題から目を背けることも可能です。逃げていては経験値が上がらず結局調整力がスキルアップしません。まずは逃げずに挑戦してみる気概が必要です。

とはいえ、正直逃げたい気持ちもわかります。ですのでアドバイスですが。

わたしは、死なない挑戦ならやってみようと考えます。挑戦してみてやらなければよかったという経験は一度もないので、すべてチャレンジしているべきなんだなと経験とともに実感しています。さらに、仕事のチャレンジで言えば、何か問題だったり、ダメなら転職すればいいや!と開き直っています。

仕事は仕事であり、人生の全てではありません。

・調整力の教養を学ぶ

教養は、心を安定させ、自身につながります。調整力が学べる書籍を紹介します。

調整力に関連した書籍
プロジェクトを成功に導く 人を動かす調整力
誰も教えてくれない 質問するスキル
嫌われる勇気 自己啓発の源流
人を動かす

特に、嫌われる勇気と人を動かすを読んでいない人は是非チェックがおすすめです。

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