社内SE・SEってプログラミングスクールって役立つの?
やめておいた方がいいの?
おすすめのプログラミングスクール教えて!
と言った疑問に答えます。
プログラマーを目指すのであればプログラミングスクールは絶対おすすめです。
システムエンジニアを目指す方には、システムエンジニアスクールがおすすめですが、そんなものは存在しません。
ということで、結論です。
・IT経験者=プログラミングスクール不要
→もっとSE業務に役立つ資格や経験の方がお勧め(独学方法はこちら:本・勉強会)
・IT未経験者=プログラミングスクールは有効
→短期集中でシステム開発勉強+転職支援まで受けられるTech Boostがお勧めです。
以下の順で詳しく解説していきます。
社内SE/SEにプログラミングスクールが不要な5つの理由
IT未経験者にプログラミングスクールがおすすめな理由
✓記事の信ぴょう性
IT歴15年。現一部上場企業の社内SE(プログラムマネージャー)。アメリカの大学でcomputer Sciense修士号取得プログラミングも学びました。その後SE→社内SEと経験しIT業界を渡り歩いているのでその経験に基づき解説します。
社内SE・システムエンジニアはプログラミングスクールやめとけ!その5つ理由
社内SE・システムエンジニアにプログラミングスクールをおすすめしない・やめとけといった理由を解説します。
1 プログラミングスクールで学ぶべき内容を既に知っている
2社内SE/システムエンジニアが生み出す価値がシステム開発→ビジネス貢献に
3社内SE/SEの業務で直接プログラミング作業はしない
4時代がノーコード・ローコード・AI活用にシフトしている
5プログラミングスクール就職率XX%には裏がある。注意が必要
プログラミングスクールで学ぶべき内容を既に知っている
プログラミングスクールで学べる事は以下です。
・そもそものシステム開発の流れとは
・ソフトウェア開発とは?
・プログラミング言語での表現方法
・データベースとの関係性
・IT関連の勉強の仕方
・多少の業界知識
・IT関連の転職情報
といった内容です。
プログラミングスクールでは、プログラミングを学ぶ為に必要なITの知識も得られます。この部分が素人には非常におすすめです。
したがって未経験者にはお勧めですが、すでに現場で働く人には、赤線の部分のみがプログラミングスクールで得たい情報です。
例えば、 Tech Boostの例では以下のような内容を学ぶことができます。
これらの情報を素人が学ぶ為には、SQLってなんだ?そもそも、データベースって何?どうソフトウェア開発と関係あるの?そもそもソフトウェア開発の流れって?といった、実戦経験のある人が当たり前に知っていることをしるおがIT素人には非常に有益です。
なんとなくの全体像が分かると、自分になんの知識が足りない、や、本当に興味があるのはどこか?が分かります。
素人はどこが分からないかがわからないので、プログラミングスクールがお勧め
→現場で働く社内SE/SEさんでもこの点が不明な場合はプログラミングスクールはおすすめです。
社内SE/システムエンジニアが生み出す価値がシステム開発→ビジネス貢献に変化
プログラミングスクールが、社内SE/システムエンジニアに無駄だ!と言われる理由の別の観点は、IT業界全体の価値の変化が影響しています。
無駄だ!は結構強い言葉なので、もう少しマイルドに書くと、以前よりプログラミングの知識・価値が低下したので必ずしもプログラミングができる必要はない、です。
IT人材に求められる要素・価値が
「何を作れるか?」から
「何を創れるか」に
変化しています。
具体的には、
一昔前のITの価値は、サーバーを構築できること、コードが欠ける事等、システム開発そのものにありました。
現在は、AWS、パッケージのシステムを知り・どうビジネスに活用できるかにIT人材の価値が変化しています。
つまり、プログラミングをすること自体の価値が低下しています。
この変化は、IT関連の職業の年収の違いにも見ることができます。
IT関連職種と年収
業種 | 平均年収 |
---|---|
一般 | 419万円 |
社内SE | 510万円 |
システムエンジニア | 550万円 |
SES | 350~400万 |
プログラマー | 400万 |
このようにプログラマーはSE系の中で最低の平均年収となっています。
なぜならば、(ソフトウェア)モノづくりよりも、モノ創りが難しく価値を生み出すからです。
とはいえ、そのモノ創りをするうえでも基本はプログラミングです。基礎がない人はプログラミングスクールで学べる内容は必要です。
システムエンジニアの転職におすすめのエージェントは「Sier SE・SES(システムエンジニア)おすすめ転職エージェント15選」の記事でご紹介しています。
社内SE/SEの業務で直接プログラミング作業はしない
上図が、一般的なシステム開発の開発のフローとシステム開発の工程別の登場人物です。一般的に社内SE/システムエンジニアはプログラミングをしません。(中小企業やプロジェクト規模によってはありえますが)
役割の違いを補足します。
社内SE
システム開発の主に上流工程を実施。(基本)プログラミングはしない。
中小企業の場合外注できないので自ら構築の場合もあり
システムエンジニア
社内SE同様に、SierのSEも基本コーディングはしません。小規模開発・改修であれば開発する場合もあり。
プログラマー
コーディングします。プログラミングスクールでの学びが直ぐに役立ちます。
SES
システムエンジニアリングサービス(詳しくはこちら)です。システム開発をするSier大手や社内SEにエンジニアの派遣を実施。システム開発を下請けするのでプログラミングあり。
プログラミングをするのは、社内SE/システムエンジニアにとって企業・事業にシステムを構築し、貢献する1つの手段です。
プログラミングで書くのもありですし、
パッケージ導入をするのも手段です、
もしくは、さらに業務効率が上がるように業務自体の変更を提案するのも手です。
時代がノーコード・ローコード・AI活用にシフトしている
システム開発のトレンドとして、プログラミング技術がなくても開発できる、ノーコードに変化しています。
プログラミング自体が不要でWEB画面等開発できる時代に突入しています。以下のような感じです。
プログラミングスクール後の就職率XX%には注意が必要
無料のプログラミングスクールも世の中には存在します。
ビジネスモデルとしては、協賛企業の支援で運営し、エンジニアにカリキュラムを無料で提供し転職まで支援します。
この場合、お客様は協賛企業でプログラムを学ぶ人ではありません。
コンテンツ、就職先、深く解説しなくても有料プログラミングで学べる内容や受講後の選択肢の幅は違いそうな想像が容易につきます。
社内SE・システムエンジニアでスキルアップ→転職を検討されている場合は注意が必要です。
IT未経験者にプログラミングスクールをおすすめする理由
ここまでで解説した内容の裏返しがIT未経験者にプログラミングスクールをお勧めする理由になります。
IT未経験者へプログラミングスクールをお勧めする理由は、これまでに解説した内容でまとめると以下です。
体系的にIT・ソフトウェアモノづくりを学ぶことができる
プログラミングスクール受講後、ITへの転職支援のサービスを受けることができる
プログラマーをエントリーポイントとしてIT業界に転職しキャリアアップの足がかりを狙える
社内SE・SEはプログラミングスクールやめとけ!その5つの理由まとめ
社内SE/システムエンジニアの経験者・未経験者でプログラミングスクールの有効性が変わります。
・IT経験者=プログラミングスクール不要
→もっとSE業務に役立つ資格や経験の方がお勧め(独学方法はこちら:本・勉強会)
・IT未経験者=プログラミングスクールは有効
→短期集中でシステム開発勉強+転職支援まで受けられるTech Boostがお勧めです。
IT経験者にプログラミングスクールをお勧めしない5つの理由は、
1 プログラミングスクールで学ぶべき内容を既に知っている
2社内SE/システムエンジニアが生み出す価値がシステム開発→ビジネス貢献に
3社内SE/SEの業務で直接プログラミング作業はしない
4時代がノーコード・ローコード・AI活用にシフトしている
5プログラミングスクール就職率XX%には裏がある。注意が必要
でした。
一方、IT未経験者にプログラミングスクールをおすすめした理由は、
体系的にIT・ソフトウェアモノづくりを学ぶことができる
プログラミングスクール受講後、ITへの転職支援のサービスを受けることができる
プログラマーをエントリーポイントとしてIT業界に転職しキャリアアップの足がありを狙える
でした。
あなたの状況にあったプログラミングスクールの活用の参考になれば幸いです。