ビジネススキルを身につけたい

初心者必見|社内SEになるのに必要・おすすめな資格・スキル

ビジネススキルを身につけたい

社内SEになるには、どんな資格やスキルが必要か知りたい
おすすめの転職方法も教えて

といった疑問に答えます。

社内SEになる為に『必須な資格は存在しません』が、身に着けておくと有利な資格・スキルは存在します。本記事では、分り易く社内SE/情シスにおすすめの資格・スキルを紹介していきます。

社内SEになる為に必要な事は、
・『実力』と
・『あなたの価値を必要としてくれている企業への転職
です。

このどちらも揃えないと(望んでいる)社内SEにはなる事はできません。

①『実力』伸ばしつつ、
②且つ、うまく転職活動を実現する必要
があります。

本記事では、『①どうやって社内SE/情シスの実力を伸ばすか?』を解説をします。『②どう社内SEの方が上手く転職活動を進めるか?』は、こちらの記事で解説しています。

資格をとりつつ将来的に転職活動を考えている人に耳寄りな話

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kato
kato

SE歴10年以上。現大手EC運営企業の管理職 兼 社内SE講師。

グローバル(15か国以上導入)へ大規模ERPシステム開発・導入を実施。

2018年よりSE講師として100名弱の部下・生徒の教育を実施。

本記事でご紹介する社内SE/情シスにおすすめの資格まとめ

以下が、本記事紹介する社内SEにおすすめの資格全体像です。

社内SE/情シスにおすすめの資格まとめ

分かり易くパーツにわけ順に解説していきます。


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そもそもIT系の資格ってどんなのがあるの?

そもそもIT系の資格ってどんなのがあるの?

まずは、予備知識です。『そもそも、資格にはどんな分類・種類があるのか?』から解説します。

IT系の資格は大きく分類すると下記の3種類です。

そもそもIT系の資格ってどんなのがあるの?

1つづつ補足します。

国家資格

民間資格

ベンダー資格

国家資格とは?

試験の管轄は国家の機関です。ITに関連のある特定の製品・サービスに依存しない、一般的な知識を得られるのが特徴です。又、一般的に資格の有効期限を定めていません。民間資格よりも受験料が安いのも特徴です。

IT関連の国家資格はIPAで以下の様に体系化されいます。

体系
IPA

情報処理技術者試験の各試験は入札条件への登場頻度も高く、日本国内で働くSEにとって最も鉄板の試験になります。受験料は2017年11月時点で5,700円となっており…価格が抑えめになっています。

ProEngineer

ProEngineerのサイトから以下引用です。

名称運営受験時期H28
合格者数
H28
合格率
難度目安
基本情報技術者(FE)IPA4月/10月26,591人26.6%★☆☆☆☆
応用情報技術者(AP)IPA4月/10月13,312人21.0%★★☆☆☆
情報セキュリティマネジメント(SG)IPA4月/10月28,905人79.0%★☆☆☆☆
データベーススペシャリスト(DB)IPA4月1,620人17.5%★★★☆☆
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)IPA4月543人17.2%★★★☆☆
プロジェクトマネージャ(PM)IPA4月1,491人14.5%★★★★☆
システム監査技術者(AU)IPA4月360人14.3%★★★★★
ネットワークスペシャリスト(NW)IPA10月1,840人15.4%★★★☆☆
システムアーキテクト(SA)IPA10月748人13.9%★★★★☆
ITサービスマネージャ(SM)IPA10月502人14.1%★★★★☆
ITストラテジスト(ST)IPA10月645人14.0%★★★★★
ProEngineer

それぞれの資格で証明できるスキルセットが異なります。

資格名おすすめする人証明できるスキル
データベーススペシャリストデータベースエンジニア・ITスペシャリストデータベース技術
ネットワークスペシャリストネットワークエンジニア・ITスペシャリストネットワーク技術
システムアーキテクトITスペシャリストシステムアーキテクトの専門スキル
情報処理安全確保支援士ITスペシャリスト情報セキュリティ技術
情報セキュリティマネジメントセキュリティリーダー情報セキュリティ管理
エンベデッドシステムスペシャリスト試験組み込みエンジニア・IoT技術者組み込みシステム構築の専門スキル
ITILファンデーションSEやインフラエンジニアシステム運用管理
G検定・E検定データサイエンティストディープラーニング
統計検定データサイエンティスト統計に関する知識
IoTシステム技術検定IoTシステム開発者IoT関連スキル
Android技術者認定Android開発者・モバイルアプリ開発者Android関連知識
ProEngineer

民間資格とは?

ベンダー資格と国家資格の丁度中間のイメージが民間資格です。民間のベンダーニュートラルな機関が、認定するIT資格です。オープンソースのLINUXの試験等が例に挙げられます。

ベンダー資格

AWSやマイクロソフトの資格の様にベンダーが作成した資格です。特定の領域に特化した資格で、即実践向きのスキルです。有効期限があるのも特徴です。

ベンダー資格例

AWS認定試験ベンダー資格AWSに関する知識を身に付けたい
オラクルマスターベンダー資格データベースエンジニアであり、転職に役立たせたい
オラクルJava認定試験ベンダー資格Javaのデータベースエンジニアであり、転職に役立たせたい
マイクロソフト認定試験ベンダー資格転職したい、マイクロソフトのスキルをアピールしたい
シスコ技術者認定試験ベンダー資格ネットワークエンジニアであり、転職に役立たせたい
WEB CAMP

社内SE
社内SE

国家資格、民間、ベンダー資格と非常に沢山の資格があるじゃん

どれから取得すべきなの?

グルー
グルー

おすすめの資格を取る順番と大事な考え方を解説します

社内SE/情シスにおすすめの資格の取り方は?

社内SE/情シスにおすすめの資格の取り方は?

資格取得の大事なポイントは、

資格自体が仕事で優位になる

資格取得の経験があなたの為になる

この2つをイメージする事が重要です。

資格自体が仕事で優位になる

『あなたの市場価値を高める物』資格が必要な資格で、それ以外はぶっちゃけ資格保有は無用です。

システム開発の道を究めたい人に、CISCOと言ったネットワーク系の資格は、あっても評価されません。今の時代、それよりもAWSの資格を持っていた方が企業のニーズがあります。

と言った形で、需給を考え、あなたの興味と上手く掛け合わせ資格をフィルタリングする必要があります。

さもないと、『資格を取ることが目的』にいつの間にかなってしまいます。

資格をとる戦略がない、に関連した声

国家資格の上級の資格を取っても結局何の為にと明確なゴール設計がないと上手くいきません。

資格って、何取ったらいいの?ではなく、何をしたいの?が重要です。

必要のない所では、資格なんて無用の長物。まして、あなたですらITの資格はこの記事等で読んで初めて価値がわかるものです。

素人には当然理解不能です。

どうやって、必要となる資格をみつけるか?

答えは簡単です。転職先のイメージを具体的に決めましょう。2・3社なりたい自分・働きたい転職先を決めましょう。

で、そこで求めらえているスキルを資格で取りましょう。

例えば、ファーストリテーリングで1500万の求人です。

doda

この場合、開発系のシステムアーキテクトの資格と実績が役に立ちます。

と言った具合で、資格取得の検討を考える事が出来ます。

目指すべきものを定め資格の勉強をしないと、いつの間にか資格を取ることが目的になるので無駄です。

なりたい社内SE像を具体的にイメージする⇒資格取得or勉強がもっとも近道です。

資格取得の経験があなたの為になる

ゴールを始めに定義することで、資格取得の勉強・体験が有意義なものになります。社内SEになる為に、必要な資格に絞り時間効率を最大化する必要があります。

とはいえ、物事には何でも基礎・基本が存在します。基礎知識なしでは応用を学ぶことは難しいです。

ですので、流れとしては
・ITの基礎的知識を取得する
・その上で、なりたい社内SE像から求められている能力を資格を通して見に着ける

がベストです。

社内SE/情シスが必要な基礎系の資格

無数にある、IT系の資格を以下の様に整理しました。この絵を使いながら資格の勉強の進め方を解説します。

社内SE/情シスが必要な基礎系の資格

基礎系に位置する資格は、
ITパスポート・情報セキュリティマネジメント
です。

基礎から、応用にシフトした資格は、
AWS・マイクロソフト・Linux技術者認定試験(LPIC)・ORACLE MASTER日商簿記3級・中小企業診断・英語
です。
上記を中間にしたのは、
今の時代AWSの基礎知識なく社内SEの仕事は務まりません。
1000万オーバーを狙うなら英語は必須です。
マイクロソフトの資格はいらないですが、一式使えないと仕事になりません。

ですので、丁度中間の位置づけにしました。
LINUXも企業のシステム製品によっては必須です。

応用資格としては、
・ITストラテジスト、ネットワークスペシャリスト 等々
があげられます。

基本は、ITパスポートと情報セキュリティーマネージメントから

IT素人の方であれば、勉強しておいて損ないです。ITパスポートの過去問題を見た方が得られる知識のイメージがつかめると思います。

ITパスポートのサンプル

ITパスポートのサンプル
パスITパスポート試験
パスITパスポート試験
パスITパスポート試験

基本的なITが必要な知識ですが、ここら辺が押さえられてないと仕事でベンダー・上司・ユーザー部門と会話にならないですね。

資格をとりに行ってもいいですが、個人的には過去問を読み漁って知識を増やすのでOKと思います。理由は、社内SEの方がこの資格自体を持っていてもあまり転職時に魅力的な武器にはなりません。(社内SEでない人にとっては、ITに詳しいのね!となるので取得をおすすめします)

過去問題は以下のサイトから取得できます。

中間:AWS・マイクロソフト・Linux技術者認定試験(LPIC)・ORACLE MASTER

社内SEの業務と密接に関連するのが上記のベンダー資格です。もし、あなたの企業でクラウド化が進められている場合は、AWS等のそもそもの言葉を知らないと会話にすらついていけないでしょう。

Docker, S3みたいな言葉を知らない時点で現代の社内SEとしては戦えません。

本質的な話、社内SEの仕事・価値が変化しています。
・以前は、何を作ることが出来るか?が社内SEに求めあれていました、プログラミング、インフラ、PCセットアップ等々でした。
・現代では、どのようなITサービスを知っていて、それらのサービスの利用を自社のビジネスに活用できるか?が重要です。
社内SE/情シスの価値が変化しています。

具体的にどんなベンダー資格が市場で求められているのか?

変化に伴いどのような資格が市場で求められているのか?を見てみます。

以下はクロステックが実施した調査結果です。赤字が『保有している人を保有したい人が上回った資格』です。

つまり、ニーズが増加している資格と読み替える事ができます。

明暗くっきり、これから取りたいIT資格 | 日経クロステック(xTECH)
Xtech

IT戦略、AWS、応用技術、MSこういった資格は、即戦力としてあなたの強みになるだけではなく、転職を有利に導いてくれることは間違いありません。

グルー
グルー

私の部下にもAWSの勉強を強く進めています。他にもクラウドサービスがありますが、マーケットシェアの観点でまずはAWSの勉強がお勧めです。

AWSの勉強には、地道にAWSの勉強の選択肢もありますが、『これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)』と言った講座でブーストするのも手です。

日商簿記3級・中小企業診断・英語も社内SEに強くお勧め

ITの資格ではないですが、上記の資格の取得も強くお勧めです。会計・ビジネス・英語は、年収アップを狙うIT人材には必須です。社内SEの管理職になる為には、必須のスキルです。

特に、大手へ転職し年収アップを狙いたい人に英語力が聞いてきます。『社内SE・情シス必見|年収40万アップ狙うなら英語学習がお薦め』の記事では調査にもとづき40万年収が上がると記事にしていますが、実際印象としては、少なくとも50万~100万ほど採用時のオファーされる年収が違う印象です(ペラペラな人で)。

(参考ですが、大手Sier等では一定の職位以上はTOEIC何点以上必要という話をちらほら聞きます。)

あなたの強みをさらに尖らせる応用系資格の勉強方法

あなたの強みになる基礎・応用系資格

国家資格の応用系の資格の勉強方法を紹介します。

問題のダウンロード可能なサイト紹介

社内SE・情シスになるには?資格・スキル・転職方法を分り易く解説まとめ

冒頭で、書きましたが、社内SEに必要な資格はありません。しかし、実力を伸ばす為に資格&勉強は必ず役に立ちます。

資格取得の大事なポイントは、

資格自体が仕事で優位になる

資格取得の経験があなたの為になる

この2つをイメージする事が重要です。

まずは、基礎的資格の勉強をはじめ、その上でニーズを調査し目的に基づき応用系の勉強をお勧めします。

社内SEの方のシステム開発の独学に役立つ記事を2つご紹介します。
システム開発の流れを体系的に学びたい人には、『第2章 システム開発講座』がお勧めです。
又、独学でどんどん実力を伸ばしたい人には、『【厳選】社内SEの勉強に超おすすめ本22冊|誰も教えてくれない解決』の記事も合わせてお勧めです。

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