社内SEの仕事とは

システムエンジニア(SE)きつい?つらい?本当はどっち?素人必見

転職前に必読|システムエンジニアの仕事きつい?新3Kでない証明社内SEの仕事とは

システムエンジニア(SE)の仕事きつい・つらいって言われてるけど本当?
さらには、IT土方・新3Kなんて言われてるけどどうして??

といった疑問に答えます。

結論、システムエンジニア(SE)はきつくなく、魅力的な職業です。

とはいえ、火のないところに煙はたちません。この記事で、
・なぜシステムエンジニア(SE)がきつい・辛いといわれているのか?の原因
・どのような観点で魅力的な職業と言えるのか?
と言った観点を解説します。

✔記事の信ぴょう性

システムエンジニア・SE歴10年以上。現大手EC運営企業の管理職 兼 社内SE講師として活躍中。15か国以上へのグローバル利用の大規模ERPシステム開発、パッケージソフト導入等幅広く開発を経験。

SEとしての経験からシステムエンジニアってきついのか?を解説していきます。

本記事のまとめ

きついのはIT業界の中小の下請け
システムエンジニアは年収・求人・仕事内容が魅力的
残業をすくないエンジニア職を希望なら社内SEがおすすめ

システムエンジニア(SE)がきつい・つらいと言われている理由、というか誤解

システムエンジニア(SE)がきついと思われている誤解を以下の3つの観点から解説していきます。

  • システムエンジニアがつらい・きついのは過去のイメージ
  • きついのはシステムエンジニア(SE)ではなく2次受け・3次受け
  • 知られていないシステムエンジニアの仕事の魅力

システムエンジニア(SE)がつらい・きついのは過去のイメージ

IT技術自体まだまだ歴史の中で新しい技術です。信じられないかもしれないですが、パーソナルコンピューターが普及したのが1980年あたりなので、そもそもパソコン・インターネットが普及して40年程度です。

この40年の中でIT技術・IT業界は飛躍的に拡大・進化を遂げました。

一昔前のシステムエンジニアと言えば、それこそITの設定をする仕事から、開発、企画、障害対応、、、まさに何でも屋でした。

現代では、IT分野の広がりに伴いIT業界の仕事の役割も細分化されていきました。

昔:すべて一色淡にシステムエンジニア
現在:システムエンジニアもいるし、プログラマー、データサイエンティスト、社内SE

こういった形で、そもそも一人で全部行うなんて無茶ぶりはなくなってきました

まずこの点が一番大きな誤解の原因です。とはいえ、イメージがまだ残っているのも事実です。

参考:開発工程におけるITの仕事の役割と名称の違い

IT業界の仕事は、領域ごとに様々な職種に分かれています。例えば、システムエンジニア(SE)、社内SE、プログラマー、WEBディレクター等です。

  • システムエンジニア(SE)=上流工程の要件定義~基本設計を担当
  • プログラマ=下流工程の開発・テストを主に担当
  • オペレーションエンジニア=運用工程を担当
  • データベースエンジニア=ミドルウェアのデータベースの設計を実施
  • ネットワークエンジニア=さらに下位層のネットワークの設計構築を実施

さらに詳しく知りたい方は、 「 システムエンジニアまる分かり「2業界/全6職種」一覧【徹底解説】」をご覧ください。

巷のシステムエンジニア(SE)と他IT職種を一括りにした例

3位のSE プログラマーも広義で一色単にされます。大事な職業は間違いないですね。こんな感じでいい具合に混乱しています。

きついのはシステムエンジニア(SE)ではなく2次受け・3次受け

もう一つ抑えておかなければいけない視点が、日本のIT業界の構造です。

上記のシステム工程ごとの仕事の役割の違いと合わせて理解すると、IT業界でどこら辺が辛そうか?が理解できます。

先ほどの以下の図(IT技術相関図)からもう少し分かり易いように工程と関連する登場人物を抜粋します。

ITナビ

抜粋し見やすくすると以下の様な図出来上がります。

システム開発で本当にきついのは、下流工程の担当職

開発の工程は、上流工程の要件定義・基本設計から始まり、下流工程の開発・テストに流れます。(上記図参照)

一般論ですが、何事も物事のしわ寄せが来るのは下流工程です。システム開発でも同様です。

上流工程で発生するプロジェクト遅延等はプログラマで吸収します。

プログラマの後にもう一度、システムエンジニアが登場しますが、しわ寄せは大抵プログラマー(テスターを含む)に集中します。

つまり、システムエンジニアがプログラマやテスター(上記の図では割愛していますが存在します)にプレッシャーを与えます。

こんな構図がシステム開発の正解では一般的です。

システムエンジニア(SE)がプログラマ・テスタを追い込むのは業界構造が関係

さらに、抑えておきたいのが日本のIT業界の構図です。

開発工程の左の軸に大手、中小のSIERの軸を追加しました。

IT業界も建設業同様、上段の大手が案件を受注し中小企業が下請けする構造です。

reactive-lightbend-platform
出所:ThinkIT

・大手Sier、お客様から仕事を受諾
・中堅Sier、その全部・又は一部の仕事を請け負い
・最後に中小Sierもしくはオフシェア、システム開発を請負う

このような構造の為、「プログラマ」のお客様は「システムエンジニア(SE)」です。つまり、プログラマはシステムエンジニアに対して立場が弱いです。

プログラマはしわ寄せをお客様には寄せれないので自身(プログラマ)で吸収する必要があります。

実際、要件定義フェーズの遅延等を大手Sierは納期を変えず、プログラマで遅延のリカバリが結構横行しています。

つまり、プログラマやテスターはきついということになります。

知られていないシステムエンジニアの仕事の魅力

システムエンジニア職が魅力的な理由「新3K軸で分析」

システムエンジニア(SE)の仕事がきつい!!と言われている背景に、もう一つ影響があるのがシステムエンジニアの認知度です。

実はアメリカなどでは子供の将来なりたい職業に、システムエンジニアがランクインしますが、日本ではyoutuber等が花形です。

おそらくIT業界のもっている仕事は過酷なイメージからでしょう。

ツイッターでも同様の感覚です。

システムエンジニア(SE)の仕事は実際どういった感じなの?

今のシステムエンジニア(SE)の仕事は魅力的なのか?を解説していきます。一昔前まで言われていた、IT業界の新3Kの軸で解説していきます。

IT業界の新3Kとは?

土方をさし3K、「きつい」、「きたない」、「危険」のローマ字の頭文字で3Kと表現していました。システムエンジニアの仕事は新3Kと言われ、「きつい」・「安い」・「帰れない」と言われていたりします。

・きつい  システムエンジニア(SE)の仕事は新技術の勉強が必要
・やすい  システムエンジニア(SE)の給与は業種比較で100万高い
・帰れない システムエンジニア(SE)残業は他業種よりは多い

システムエンジニア(SE)のきつい点は?

システムエンジニアの仕事できつい点は、
・プロジェクトベースでお客様を転々とする
・プロジェクトベースの仕事の為、仕事量に波がある
・ITの継続的勉強が必要
と言った点です。

上記の様な働き方やITがそもそも嫌いな人には向いていないです。

一方、いろいろなお客様と関わり、様々なビジネスを知ることが出来る、や、ITの技術を勉強し価値を提供できるのが楽しいという人にとっては天職です。

もし、上記の中で家庭の事情により1つの拠点でITのお仕事をしたい人は、社内SEのほうが向いています。

社内SE・情シスとSier SE(システムエンジニア)は一体何が違うの?
分かりずらい社内SEとSier-SEを分かり易く説明。求められているスキルは?給与はどっちが高いの?どうやって転職活動すればいいのと言った疑問に答えます。

システムエンジニア(SE)の給与は業種比較で100万高い

システムエンジニア(SE)は給与の面できついのか?

システムエンジニア(SE)の年収は他業界比較で100万円高い傾向です。つまり、お金がもらえなくてきついといった状況とは対照的です。

・Sier システムエンジニア(SE)の年収平均は550万円
・全業種平均の454万円よりも96万円高い
*社内SEの平均は510万円

更に詳しく、社内SEとSier SEの年収の違いは、現SEが詳しく解説する社内SEとSEの「年収」の違い で解説しています。

システムエンジニア(SE)の残業は他業種よりはきつめの約20時間

他業種に比較しシステムエンジニア(SE)の残業時間は長めです。

システムエンジニアの平均残業時間は統計では約20時間という結果です。

出所:ジョブハンティング

他業種と比較しても1位の運輸業・郵便業についで職種で2番目に残業が多い職種となっています。

資料:厚生労働省「平成26年度 毎月勤労統計調査」 単位:時間

1位 運輸業/郵便業  25.4時間 ダントツ首位
2位 情報通信系   20.2時間
3位 建設業     18.4時間 
*ソースが違う為上記残業時間と差分あります。

ワースト1位ではないですが、他業種比較では残業は多めです。多めですが、残業時間に関してネガティブな印象を必要以上に持つ必要はありません。

残業時間がシステムエンジニア(SE)がきつい判断材料にならない理由

・働き方改革でシステムエンジニア(SE)の残業時間が減少

昨今の『働き方改革 』 で日本のどの業種でも残業時間が減少しています。以下のグラフでは上記とソースが違うので、若干の数字の差分はありますが、残業時間傾向を掴めます。

2012年から2018年の6年間で、残業時間が劇的に減少しています。

・20代、42%減少
・30代、37%減少
・40代、35%減少

最大で月20時間の残業の減少です。毎日1時間早く帰れている違いは大きいです。夜の1時間で得られるリラックス度合いは相当心理的に違います。

このシステムエンジニアの働き方改善は今後も継続すると考えるのが自然です。

システムエンジニア(SE)・社内SEの仕事が今後さらに魅力的な2つの理由

システムエンジニアの仕事が魅力的な2つの理由

「システムエンジニアってきついの?」に関して解説してきました。ここからはシステムエンジニアの魅力に関してもご紹介してます。

①将来もシステムエンジニアの需要が拡大する傾向
②社会的地位も改善。子供にまで人気

①有効求人倍率でみるシステムエンジニアのニーズ増加

現在、第4次産業革命の中にいます。 *第4次産業革命ご存じない方は 『 第4次産業革命/Industrial4.0とは?社内SEが取るべき2つの行動』をご覧ください。 ITが中心になり、産業構造の改革が世界各国の至るとこで進んでいます。したがって、IT業界の雇用ニーズは今後も増加します。

一言でいうと、ITはHOT!!です。緑色がITの求人倍率です。ITのみ伸びているのが一目瞭然です。

出典元:株式会社インテリジェンス「転職求人倍率レポート(2016年4月)

今後のシステムエンジニアの雇用も明るくIT人材は人気

以下のグラフは、『2030年におけるITの需要予測 』 を実施しています。将来のIT需要は拡大を続け79万人の、人材不足が予想されています。

今後のシステムエンジニアの雇用も明るくIT人材は人気
出典:経済産業省

システムエンジニアにさらに追い風が、日本の遅れているEC化率です。

日本も諸外国なみにEC化が浸透すれば上記予想を上回るシステムエンジニの需要増が予想できます。更に詳しい日本の遅れているEC化の実態に関しては、「 システムエンジニアに朗報!?日本の遅れているEC化の実態 」 を参照ください。

②システムエンジニアの社会的知名度・人気も上昇中

海外ではITと言えば高給取り、子供にも人気の職種でもあるにもかかわらず日本ではあまり人気がありませんでした。しかし、状況は変化しています。

2017年の『将来なりたい職業』、中学生・高校生に人気の職業の第1位はなんと、システムエンジニアです

システムエンジニアの社会的知名度・人気も上昇中
出所:IoT Today

足元のシステムエンジニアの置かれている状況を見ると非常に魅力的であることが理解できます。

システムエンジニア(SE)きつい?つらい?本当はどっち?素人必見まとめ

システムエンジニアの仕事はきついとされていました。

実際には、システムエンジニアとプログラマを混同していたり、IT業界の構造を理解していなかったり、システムエンジニアの現在の恵まれた状況を正確に把握していないことが原因でした。

今後、ビジネスにITは不可欠です。システムエンジニアは確実に需要が見込まれ成長する市場です。システムエンジニアに興味を持たれた方は、ドアをたたいて見てはいかがでしょうか?

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