ITパスポートの受験方法がわからない
受験料だったり、基準や合格発表とか諸々の
そもそもどんな感じのテストなのか知りたい
といった疑問に答えます。
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本記事では、上記の２つ目の記事です。ITパスポートの受験方法を解説します。
・受験の概要
・受験方法
・受験料
・受験料を安くする方法
・受験申込方法
・受験日
・合格基準・ライン・点
・合格発表
・合格証の有無と取得後に必要な保持する為の行動
・その他有益な情報
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ITパスポート試験の概要
【ITパスポートとは？簡単に分かり易く解説：資格概要、メリット、難易度、勉強法】の記事で詳しく解説していますが、本セクションではその内容を含み一言に纏めると、ITパスポート試験は、IT（情報技術）の基礎知識を身につけるための国家試験です。
特にIT業界に従事していなくても、日常業務で役立つ基本的なITスキルを証明する資格です。主に、ITに関する基本的な知識（例えば、情報セキュリティ、システム開発、ネットワーク）を評価します。IT資格で学べる内容はいかで、ITに関連するビジネスに必要な情報を学ぶことが可能です。
ITパスポート試験で学べる内容を「ITストラテジ」「マネジメント」「テクノロジ」の分類で簡潔にリスト化します。
1. ITストラテジ
- IT戦略立案: ビジネス戦略とIT戦略の整合性、ITガバナンス
- 経営戦略とIT: 情報システムが企業戦略に与える影響
- 法務・規制: 情報セキュリティ関連の法規制、著作権、個人情報保護法
- マーケティング: ITを活用したマーケティング戦略
2. マネジメント
- プロジェクトマネジメント: プロジェクトの進行管理、リスクマネジメント、品質管理
- システム開発プロセス: 開発手法（ウォーターフォール、アジャイルなど）
- 運用管理: サービスマネジメント（ITIL）、システム運用・保守
- 財務管理: IT予算の管理、コスト削減、投資対効果（ROI）
3. テクノロジ
- ITインフラ: ネットワーク、サーバー、クラウドコンピューティング
- ソフトウェア開発: プログラミング、データベース、アプリケーション開発
- セキュリティ: 情報セキュリティ技術、暗号化、認証
- データベース・データ分析: SQL、データマイニング、ビッグデータ分析
ITパスポート受験方法
- 試験形式: ITパスポート試験は、コンピュータを使って受験するCBT（Computer-Based Testing）形式です。CBTテストは、TOEFL,自動車免許試験等で馴染みがあるのでイメージが沸くのではないでしょうか？
- 試験内容: 全体で100問が出題され、各問題には4つの選択肢があります。試験時間は120分です。
- 試験会場: 全国の指定された会場で受験できます。試験日程もオンラインで選ぶことができます。
ITパスポート受験料
受験料は7,500円（税込）です。この費用には、試験会場の使用料や受験のための手続きが含まれます。
ITパスポート受験料を安くする方法
受験料を直接的に割引する方法はありません。しかし、以下の方法でコストを抑えることができるかもしれません。
1. 雇用保険を利用した「教育訓練給付金」
- 内容: 受講者が雇用保険に加入している場合、ITパスポート試験を含むIT関連の講座に対して、教育訓練給付金を受けることができます。通常は、講座費用の一部を国が補助する仕組みです。
- リンク: 教育訓練給付金 – 厚生労働省
ユーキャンの講座も教育訓練給付金を利用し活用できるようです。
2. 地域の助成金（自治体支援）
- 内容: 地方自治体によっては、ITスキルの向上を目的とした補助金を提供している場合があります。例えば、自治体が提供する職業訓練や資格取得支援に対して助成金が出ることがあります。ITパスポート試験に関連した講座や受験費用が補助されることがあります。
以下のサイトでは、ITパスポートに利用できる補助金や制度を検索できます。
3. 企業内研修の助成金
- 内容: 企業が社員のスキルアップを目的にITパスポートの受験をサポートする場合、研修費用の一部を補助金として支給することがあります。また、ITパスポートに関する資格取得を企業内で奨励するための助成金が利用できる場合もあります。
中小企業庁 労働者研修助成金
4. キャリアアップ助成金
- 内容: 企業が社員のキャリアアップを支援するために、一定の要件を満たした場合、ITパスポートなどの資格取得を支援する助成金を受けることができます。
キャリアアップ助成金 – 厚生労働省
5. 日本商工会議所による「ITパスポート受験料の一部助成」
- 内容: 一部の商工会議所では、ITパスポート試験の受験料を補助する制度を提供しています。対象は会員企業の社員や地域の住民であることが多いため、商工会議所のホームページを確認することをお勧めします。
ITパスポート受験申込方法
- 公式サイトにアクセス: ITパスポート試験は、情報処理推進機構（IPA）の公式サイトから申し込むことができます。
【ITパスポート試験】情報処理推進機構
- 会員登録: 初めて申し込む場合、ユーザーIDを作成してログインします。
2. 試験日程・会場の選択: 自分の希望する試験日程や会場を選びます。
3. 支払い: クレジットカードやコンビニ払いなどで受験料を支払います。
4. 申し込み完了: 申し込みが完了すると、確認のメールが届きます。
ITパスポート受験日
試験は1年を通して随時実施されています。自分のスケジュールに合わせて、希望の日程を選んで受験することができます。ただし、直前の予約では会場の空きが少ない場合があるので、早めに申し込むことをおすすめします。
ITパスポート合格基準・ライン・点
- 合格基準: 試験の合格基準は、総合得点が600点以上です（満点は1,000点）。
- 各分野（ITストラテジ、マネジメント、テクノロジ）のスコアが30点以上である必要があります。
ITパスポート合格基準、TOEFL,自動車免許試験比較
ちなみに、先ほど紹介した他CBTテストと合格基準のみ比較すると以下です。合格基準の違いですので、簡単・難しいを表すものではなりません。しかし、試験の中でのハードルの高さの感覚は分かると思います。決して飛び越えずらい基準ではないですね。
| 試験 | 問題数 | 合格基準 | 難易度・特徴 |
|---|---|---|---|
| ITパスポート | 100問 | 60問正解（60%） | ITの基礎知識を問う、選択肢があるため比較的取り組みやすい |
| TOEFL | 150～200問 | スコア80以上が目安（120点満点中） | 英語の総合力を測る、スピーキング・ライティングなどが難易度高め |
| 自動車運転免許試験 | 20～30問 | 70%以上の正解 | 交通ルールなどの基本的な知識を問う、選択式で比較的簡単 |
合格発表
試験終了後、すぐに画面で結果が表示されます。正式な合格通知は、試験後おおよそ1週間後にオンラインで確認できるようになります。
10月初頭に受けたITパスポート試験の合格証明書が届いていた……。 pic.twitter.com/6ADS1eDfVC
— tricken（Bluesky移住済み） (@tricken) December 16, 2023
合格証の有無と取得後に必要な保持する為の行動
- 合格証: 合格者にはPDF形式の合格証明書が発行されます。また、希望者は追加料金で紙の合格証を取得することもできます。
合格書に関する注意点
再発行できない
受験時の住所に送付される
受験後に住所や氏名が変更された場合は、郵便局に転居届を提出する
配達時に不在の場合は郵便局で一時保管、保管期限を過ぎると情報処理推進機構に返送される
返送された合格証書は再送を受けることができるが、再送費用は合格者の負担となる
- 資格の有効期限: ITパスポートは期限がありません。資格を取得した後に維持のための手続きは特に必要ありませんが、定期的に新しい技術やトピックに関する勉強を続けるとよいでしょう。
その他ITパスポートの勉強に関連した情報
1. 過去問を徹底的に解く
- 理由: ITパスポート試験は毎回出題される範囲が似ているため、過去問を繰り返し解くことで試験に出やすい内容や形式を把握できます。
- 裏技: 過去5年分の過去問を解くと、出題傾向がかなり明確になります。特に、選択肢に登場する用語やキーワードを覚えておくと、実際の試験でも迷わず選べるようになります。
2. 重要用語を暗記する
- 理由: ITパスポートは知識問題が多いため、重要な用語や定義をしっかり覚えておくことが非常に効果的です。
- 裏技: 「暗記カード」を作成して、用語とその定義を短期間で反復練習します。特に、用語集を作り、試験前に繰り返し読み返すと記憶に定着しやすいです。
3. 選択肢の中から不正解を排除する
- 理由: ITパスポートは、必ずしも全ての問題を完全に理解していなくても合格できます。選択肢の中で明らかに間違っている選択肢を排除し、推測で正解を導く方法も有効です。
- 裏技: 選択肢に明らかに不正解なもの（例えば、技術的に明確に誤っている内容）を排除することで、正答を絞り込みます。試験の時間を有効に使える方法です。
4. オンラインの模擬試験を活用する
- 理由: 模擬試験は実際の試験の雰囲気を知るのに役立ち、試験本番でのタイムマネジメントや問題に対する慣れができます。
- 裏技: 無料の模擬試験サイトやアプリを活用し、実際の試験形式に慣れることがポイントです。特に、時間内に全問解けるかどうかを意識して練習します。
5. 分からない問題は「思い込み」で解答しない
- 理由: ITパスポート試験は、特に選択肢が似ている問題が多く、知識が不完全な場合に誤って選択することがあります。試験の際、分からない問題を適当に解くのは避けるべきです。
- 裏技: 分からない問題があれば、まずは他の問題を解いて、他の問題を終わらせた後に再度解き直します。迷った時点で焦らずに、他の問題を解き進めた後に再考することで冷静さを保てます。
6. ITパスポートに特化した参考書や問題集を使う
- 理由: 市販の参考書や問題集は、試験の出題傾向を踏まえて作られており、効率的に学習できます。
- 裏技: なるべく簡潔で、要点がまとめられている参考書を選び、効率的に勉強を進めることが重要です。例えば、図解やイラストを多く使った書籍を使うと、視覚的に理解しやすくなります。
7. 試験直前は「大事な用語」の確認
- 理由: 試験直前には、試験の範囲を全て復習するのは時間的に難しいため、特に重要な用語やコンセプトを確認しておくことが効果的です。
- 裏技: 試験前日には、要点まとめノートや暗記カードを見直して、特に難しい用語や自信がない部分に焦点を当てて最後の確認を行います。
8. オンライン学習プラットフォームを利用する
- 理由: オンライン学習プラットフォームには、ITパスポートに特化したコースや動画があり、効率的に学習できます。
- 裏技: Udemy、YouTube、スタディサプリなどのプラットフォームを活用し、隙間時間で動画で学習したり、講座を受けたりすることも効果的です。
9. 試験時間を有効に使う
- 理由: 時間内に全問解くためには、試験の時間配分が重要です。特に、難しい問題に時間をかけすぎないようにする必要があります。
- 裏技: まずは簡単な問題を素早く解答し、時間を残して難しい問題に取り組む方法が有効です。また、問題文を読み飛ばさずに理解することを心がけます。