Fit to Standardは何か?
Best Practiceとは何か?
Fit to StandardとBest Practiceの関係性は何?
Fit to Standardでプロジェクトを進める注意点は?
といった疑問に答えます。パッケージシステムを導入する際には、近年ではFit to StandardやBest Practiceといった用語を良く耳にします。社内SEの皆さんは、パッケージベンダーの言いなりでパッケージの定義する業務にあわせるFit to Standardのアプローチで本当に自社ビジネスの為になるのか、、、いいのかな?と不安に思います。さらに、Best Practiceの関係性もよくわからないです。本記事でこのもやもやを解消していきます。
「Best practice」はSAP等のシステム導入に関係なく存在する業種・業界のベストな業務プロセスやモデル
「Fit to standard」はソリューションが定義する標準をなるべくそのまま入れるアプローチ
社内SEは、Fit to standardをきちんと理解していないと、
・自社の強みの業務を標準化してしまう
・標準化の仕組みを入れたところのまわりが、カスタマイズまつりになる
・結果、業務がわまわらない
・プロジェクト全体でみたらコスト増、開発期間が長くなってしまう
というリスクがあります。
こうならない為にも、Best Practiceという導入のアプローチの特徴を理解し上手く使えるようになる必要があります。抑えておきたいポイントを以下の観点で解説します。
前半
・Fit to Standardとは何か?Fit &GAPとの違い
・Best Practiceとは何か?
といった用語の解説
後半、本題
・なぜ標準業務でビジネスがまわるのか?
・Bestって誰にとってBest?ベンダー提案のBestが本当に自社業務にとってもBestなの?
・Fit to Standardでのシステム開発で気を付けるべき事
→標準化していい業務領域と標準化してはいけない自社の競業優位性につながる業務を理解する
✔記事の信ぴょう性
SIer SE→現、一部上場企業社内SE(IT歴15年以上)。基幹システム開発、及び、グローバル16拠点への導入やSCM・MDM等システム開発。社内SEの情報サイトIT Comp@ss運営者。「社内SE 1年目から貢献!情シス 企画・開発・運用 107のルール」著者。
Fit to Standardとは何か?
本題に入る前にもうすこしそもそもの「Fit to Standard」の言葉の定義等々を触れておきます。ちなみに、「Best practice」と「Fit to standard」は、ERP導入やビジネスプロセス改善において、特にSAPなどのシステム導入時に頻繁に使われる用語です。これらは互いに関連しつつも異なる概念の為、両方の理解が必要です。
定義などが入ってきやすいように簡単にまとめると、
このハイレベルな概念をふまえ詳細を見ていきましょう。
フィットスタンダードの読み方
英語表記で、Fit to Standardはフィトゥスタンダードを読みます。F2Sと略されることもあります。
「Fit to Standard」のアプローチとは
ERP等のパッケージやクラウドソリューションの導入時、そのシステムが提案する標準の業務プロセスを使用し出来る限りカスタマイズを抑えるアプローチです。Fit to standardは、特定の業務要件やプロセスが、ERPシステム(例: SAP S/4HANA)に組み込まれている標準機能に適合するかどうかを検討するアプローチです。
つまり、企業が自社独自のカスタマイズを行う前に、まずは提供されている「標準機能」に自社の業務プロセスを合わせられるかを評価することを指します。フィット・トゥ・スタンダードの考え方では、システムの標準機能に可能な限り準拠し、カスタマイズや独自開発を最小限に抑えることを目指します。これにより、システム導入の複雑さやコスト、メンテナンスの負担を軽減します。
「Fit to Standard」の歴史や背景
ERPのような基幹システムを導入は、以前は作るが当たり前の時代もありました。今では作るよりも使うが主流です。これは、そもそも以前はERPの成熟度もあまく市販されているシステムでは自社の業務が回らず仕方なく作るしかなかったという側面もあります。しかし、IT業界も成長・拡大し市場には様々なシステムが登場し競い合っていった結果システムの品質もあがり使える時代になったと言えます。
「Fit to Standard」と「Fit & Gap」の違い
https://www.mki.co.jp/knowledge/column123.html
システムを作っていた時代では、「Fit &Gap」のアプローチが主流でした。「Fit to Standard」と「Fit & Gap」の違いに関して以下の観点で解説します。
アプローチの違い
導入スピードとコスト
優先事項の違い
アプローチの違い
Fit to Standard: 既存の業務を標準プロセスに適合させる。カスタマイズは最小限を狙う。
Fit & Gap: 標準機能と業務要件のギャップを分析し開発を行う。
Fit to Standardは業務を標準プロセス・システムに合わせる、Fit & Gapはシステムを既存業務に合わせるイメージです。
カスタマイズの考え方
Fit to Standard: カスタマイズを極力避ける。
Fit & Gap: ギャップがあればカスタマイズする。
導入スピードとコスト
Fit to Standard: 導入期間が短く、コストが低い。
Fit & Gap: ギャップの大きさによって導入期間やコストが増加。
優先事項の違い
Fit to Standard:ビジネスプロセスの標準化を目指し、迅速な導入とコスト削減を重視。
Fit & Gap :独自の業務プロセスを重視し、対応するためにカスタマイズが必要な場合に適する。
つまり、自社にとって業務・ビジネスがどこを目指すのかで「Fit to Standard」と「「Fit & Gap」どちらを目指すのか決める必要があります。
Best Practiceとは?
Best Practiceとは何か?
Best practiceは、特定の業界や分野で長年にわたって成功を収めた企業や組織の最適な手法やプロセスのことです。ベストプラクティスは、業界の経験や成功事例に基づき、効率的で効果的な方法として広く認知されているものであり、業務やシステムに取り入れることでリスクを減らし、スムーズな導入を目指すことができます。たとえば、SAPが提供するベストプラクティスには、製造業、流通業、小売業など特定の業種向けのテンプレートや業務プロセスが含まれており、顧客はこれらをベースにシステムを設定します。
「Best practice」と「Fit to standard」の関係性
「Best practice」が業界で最適とされるプロセスのモデルであり、「Fit to standard」はそれを適用できるか、自社の業務を標準機能に合わせて調整するかの判断基準になります。
Best practiceは、特定の業界や業務プロセスにおける「理想的な方法」を指し、導入するERPシステムがその手法に基づいて構築されていることが多いです。たとえば、SAPのベストプラクティスでは、さまざまな業種に対する事前設定済みのプロセスが提供されています。
Fit to standardは、こうしたベストプラクティスや標準機能が自社の業務プロセスに適合するかを検討する段階です。フィットする場合は、標準機能をそのまま利用し、もしフィットしない場合でも極力標準機能に寄せて業務プロセスを改善することが推奨されます。
Best Practiceの種類
世の中には、様々なベストプラクティスが存在します。幾つかご紹介します。
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- ビジネスプロセスのベストプラクティス
サプライチェーン管理(SCM): 需要予測や在庫管理、物流最適化のプロセスで効率を最大化する方法。
顧客関係管理(CRM): 顧客のデータを効果的に活用して、リテンションやエンゲージメントを向上させる手法。- ITおよびテクノロジーのベストプラクティス
ソフトウェア開発: アジャイル開発やDevOpsなどのプロジェクト管理手法が、効率的な開発プロセスとして広く採用されている。
サイバーセキュリティ: インシデント対応計画やデータ保護のための暗号化などがベストプラクティスとされる。- プロジェクト管理のベストプラクティス
PMBOK(Project Management Body of Knowledge): プロジェクトマネジメントにおけるベストプラクティスを体系化したフレームワーク。
PRINCE2(Projects IN Controlled Environments): プロジェクトの進行管理と制御を重視した手法。- マーケティングのベストプラクティス
デジタルマーケティング: SEO(検索エンジン最適化)やコンテンツマーケティングが効果的な方法とされる。
ソーシャルメディア戦略: エンゲージメントを高め、ブランド認知度を向上させるための最適な投稿タイミングやコンテンツ形式。- 人材管理のベストプラクティス
採用プロセス: 候補者のスクリーニングやインタビュー方法の最適化。
従業員エンゲージメント: フィードバックループやパフォーマンスレビューの定期実施。- 製造業のベストプラクティス
リーン生産方式(Lean Manufacturing): 無駄を最小限に抑える生産管理手法。
品質管理: トヨタ生産方式やシックスシグマなどの手法。
この様に世の中には様々なベストプラクティスが存在します。Fit to standardでは、このような様々なBest practice等をソリューションベンダーが活用したり、マーケットシェアのソリューションではこれらを元に自社独自の標準業務を定義したりし、それに対応するソリューションを提供しています。
SAPのERP導入におけるベストプラクティスや方法論
ERP導入に特化し、関連するベストプラクティスや方法論もご紹介します。ご紹介するのは以下の3つの分類です。
業界標準のフレームワークやプロセス改善手法
SAP自体が提供するベストプラクティス SAP Activate
SIerが使用する導入方法論
業界標準のフレームワークやプロセス改善手法
SIerやSAP導入プロジェクトでよく採用される、業界標準のフレームワークやプロセス改善手法には、以下のものがあります。
3.1. ITIL(Information Technology Infrastructure Library)
ITサービス管理におけるベストプラクティスフレームワークとして、ITILはよく使用されます。ERPシステムの導入後の運用管理やITサポートを効率化するために、ITILに基づくサービスデリバリが推奨されることがあります。
3.2. Lean Six Sigma
リーンシックスシグマは、製造業などにおけるプロセス改善手法ですが、ERP導入においても、ビジネスプロセスの最適化や無駄を排除するために活用されます。これにより、ERPシステムの導入後にプロセス効率が高まり、コスト削減が可能になります。
SAP自体が提供するベストプラクティス SAP Activate
SAP Best Practices
SAP自体が提供するベストプラクティスは、業界標準のビジネスプロセスに基づき、企業のERP導入を迅速かつ効果的に行うために設計されています。SAPのソリューションには、特定の業界や機能に特化したベストプラクティスが組み込まれており、これを使用することで、導入コストの削減、導入期間の短縮、リスク軽減が図れます。
Preconfigured Solutions: SAPには、あらかじめ設定されたソリューション(プリコンフィギュレーション)が提供されており、これを基に組織が短期間でERPを導入できるようサポートされています。SAP Activateの主な構成要素:
SAP Best Practices: 導入を迅速化するための事前設定された業務プロセス。
SAP Guided Configuration: ユーザーがステップバイステップで設定を進めるためのガイド付き設定ツール。
SAP Agile Methodology: アジャイル手法を取り入れたプロジェクト管理手法で、柔軟性と迅速な導入を支援。業界別テンプレート: SAPは、多くの業界(製造業、金融業、小売業、物流業など)向けに、標準のビジネスプロセスをテンプレートとして提供しています。これにより、各業界での一般的な課題に対応したプロセスが事前に準備されています。
モジュール別のプロセス: SAPには、財務管理(FI)、販売・流通(SD)、生産管理(PP)、人事管理(HR)など、機能別のベストプラクティスが組み込まれています。
SAP Activate
SAPの新しい実装方法論として、SAP Activateが提供されています。これは、クラウドソリューションやS/4HANAの導入に特化したモダンな方法論です。
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- SAP Activateの主な構成要素:
- SAP Best Practices: 導入を迅速化するための事前設定された業務プロセス。
- SAP Guided Configuration: ユーザーがステップバイステップで設定を進めるためのガイド付き設定ツール。
- SAP Agile Methodology: アジャイル手法を取り入れたプロジェクト管理手法で、柔軟性と迅速な導入を支援。
SIerが使用する導入方法論
SAP導入では、システムインテグレーター(SIer)は、ERP導入時に自社の経験やプロジェクト管理手法を活かして、独自のベストプラクティスや方法論を提供しています。幾つかの例を紹介します。
アクセンチュアの方法論: Accenture Delivery Methods (ADM)
アクセンチュアは、Accenture Delivery Methods (ADM) という独自の方法論を展開しており、ERP導入だけでなく、さまざまなITプロジェクトに適用できるフレームワークを提供しています。この方法論は、グローバルな経験に基づいており、特に大規模プロジェクトの管理に優れています。
IBMの方法論: IBM Garage Methodology
IBMは、近年のデジタルトランスフォーメーション(DX)に対応するために、従来の方法論から進化させたIBM Garage Methodologyを活用しています。この方法論は、特にアジャイル開発とデザイン思考を重視し、スピーディなプロジェクト遂行と継続的な改善を目指しています。
NTTデータ: PPRIME(ピー・プライム)
NTTデータは、特に日本国内で大きな影響力を持つSIerで、ERP導入プロジェクトにおいてPPRIMEという方法論を採用しています。
TCS(Tata Consultancy Services): TCS BaNCS
TCSはインドを拠点とするグローバルなSIerで、特に銀行や金融業界向けのERPソリューションとしてTCS BaNCSを提供しています。この方法論は、金融機関の特有のニーズに対応するために最適化されています。
富士通: Macroscope
富士通の方法論であるMacroscopeは、ERP導入を含むITプロジェクトの成功に向けて設計されたフレームワークで、特に大規模で複雑なプロジェクトに対応しています。
Deloitte: Deloitte Enterprise Value Delivery (EVD)
デロイトは、ERP導入に特化した方法論として、Deloitte Enterprise Value Delivery (EVD) を展開しています。この方法論は、クライアントが最大の価値を引き出すことを目標にしています。
Capgemini: Accelerated Solutions Environment (ASE)
Capgeminiは、クライアントとのコラボレーションを強化するために、Accelerated Solutions Environment (ASE) を導入しています。これは、クライアントの課題を解決するための共同作業を促進する方法論です。
Fit to Standardでのシステム開発で気を付けるべき事
Fit to Standardでシステム導入を進める上で気を付けるべきポイントを解説します。
・システム導入は手段であり目的ではない
・ソリューション選定=ベストプラクティス選定の為精査が必要
・ソリューションに合わせ業務を合わせるのが前提
・チェンジマネージメントが重要
・ソリューションや提供されるBest Practiceの理解が非常に重要
・簡単に進むプロジェクトは世の中に存在しないが不可能なプロジェクトも存在しない
・プロジェクト全体でソリューションをデザインする
システム導入は手段であり目的ではない
ERPプロジェクトは長期間に及ぶものが多く、いつしかそもそも何のためにプロジェクトをしているか見失ってしまうプロジェクトもあります。Fit to Standardでシステム導入をする事は、自社の強みではない業務を業界標準に合わせコストを削減したり、システムをシンプル化し運用コストを下げる等本来は目的があるはずです。しかし、いつしか、Fit to standard事態が目的になってしまうケースもあるので注意が必要です。
ソリューション選定=ベストプラクティス選定の為精査が必要
ソリューションが提供するFit to standardはその企業がもとにする業界のプロセスのベストプラクティスがベースになります。その為、ソリューション選定はシステムを選定するというよりも、その仕組みで採用する提供されるベストプラクティスが自社のビジネス・自社のプロセスの目指す姿にフィットしているか精査が必要です。よく売れているからと言う理由であるERP等を選定しても、自社の業種・業界に適応するベストプラクティスを提供していない、もしくは、弱いといった事態になりかねません。
ソリューションに合わせ業務を合わせるのが前提
Fit to standardを進めるという事は、自社の既存業務プロセスを捨てる事を意味します。したがって、経営層は賛同しても、今その業務を実施している現場の方には慣れ浸しんだプロセスから離れる生みの苦しみは必ず発生します。
チェンジマネージメントが重要
この変化に対応するために、Fit to standardのプロジェクトでは、チェンジマネージメントが必要です。どのように、変化を促し、考え方を変え、文化を変え、ビジネスプロセスを変化するのか仕掛けていく必要があります。従来のFit & Gapではビジネスプロセスは変化しない事が前提になるので必要ありませんでしたが、ビジネスプロセスの変化が前提の場合、チェンジマネージメントの準備が必要です。
ソリューションや提供されるBest Practiceの理解が非常に重要
ソリューション選定=その提案されるBest Practiceの採用と解説しました。その為、RFP等を通して選定したソリューションの導入を進める為には、そのソリューション、提案されるBest Practiceの理解が非常に重要です。これも、従来のFit &Gapのアプローチと異なる変化点です。
簡単に進むプロジェクトは世の中に存在しないが不可能なプロジェクトも存在しない
Best Practiceで進めると家電製品を買ってくる感覚で簡単に出来ると勘違いする人がいます。むしろ、システム的なカスタマイズは少なくなりますが、自社の業務部門・働く人の変化は大きくなりよりビジネス目線でのシステム導入は難しくなります。システムに変化が少ないので簡単と勘違いはNGです。
自社のビジネスケーパビリティーの理解が必須
Fit to standardでシステムを導入する場合、自社のビジネスケーパビリティーのどの領域はコモディティ化させてもOKな領域なのか?そうではないのか?の理解が非常に重要です。この理解や整理なくシステム導入した場合、本当はシステムにより他社と同質化すべきではないビジネスプロセスを同質化してしまうリスクがあります。
プロジェクト全体でソリューションをデザインする
ERP等ばかりfit to standardで入れるぞ!と意気込み、カスタマイズを周辺のローカルシステムに押し付けては本末転倒です。これでは、結局プロジェクトのコストもランニングのコストも抑えることはできません。こうならない為に、自社の強みにならない標準化できる業務は、標準化する・シンプルにするというマインドチェンジが必要です。このマインドチェンジをシステム視点で実施するのではなく、プロジェクト全体で推進し変革していく必要があります。
Fit to Standrd?Best Practiceとは何か?プロジェクト開始前に理解しておきたいメリット・注意点まとめ
これまで解説した内容を纏めていきます。
・Fit to Standardとは何か?Fit &GAPとの違い
Fit to Standard: 既存の業務を標準プロセスに適合させる。カスタマイズは最小限を狙う。
Fit & Gap: 標準機能と業務要件のギャップを分析し開発を行う。
・Best Practiceとは何か?
「Best practice」はSAP等のシステム導入に関係なく存在する業種・業界のベストな業務プロセスやモデル
・なぜ標準業務でビジネスがまわるのか?
コモディティ化されている業務(自社固有の協業優位性にならない業務)に関しては、業界のベストプラクティスにあわせてもリスクがない
・Bestって誰にとってBest?ベンダー提案のBestが本当に自社業務にとってもBestなの?
業種・業界で定義されている
・Fit to Standardでのシステム開発で気を付けるべき事
標準化していい業務領域と標準化してはいけない自社の競業優位性につながる業務を理解する
「Best practice」と「Fit to Standard」を理解していないと、SAPなどのERP導入でベンダーが定義しているFit to Standardにあわせて使わなければいけないと勘違いしてしまいます。そもそも、業務標準化しても問題ない領域を理解した上で、その業務領域はカスタマイズせず標準的にシステムを利用しコストを下げることを狙うことが出来ます。「Best practice」は、ERP等の導入に関係なく世の中には様座な業種・業界で定義された「Best practice」は存在します。それらの「Best practice」を活用し自社のプロセス改善はERP等の導入に関係なく実施することが出来ます。