社内SEってつまらないの・暇なの?
社内SE・情シスの実態が知りたい
といった疑問に答えます。
本記事では、
・仕事で【暇=つまらない】と感じる人向けの記事です
・【暇=天国】と感じる方向けの記事ではありません
→暇な情シスの見分け方の教養はつきます
ということで、
・社内SE/情シスってチャレンジングな仕事なのかな?
・やりがいあるのかな?
を知りたい人に向けた内容を解説していきます。
結論です。
・従来の情シス・社内SEの役割は暇な場面も正直あった
・これからの社内SE/情シスに求められる役割はチャレンジの幅(裁量)が広がって魅力的
→これからの社内SE/情シスの定義も解説していきます
上記に関し、以下の項目でかみ砕いて解説していきます。
過去の情シスの役割 =守りのIT
これからのITの役割=攻めのIT
どうすれば魅力的な社内SE/情シスの仕事を見つけられるのか?
つまらない・暇な事を楽しむ方法
社内SE/情シスの実態に関しては以下の記事もおすすめです。
社内SE・情報システムの『日常』と『あるある』まとめ|現SE談
過去の情シスの役割 =守りのIT
【社内SE・情報シスの仕事内容とは?目線が広がる話】の記事で解説した内容の抜粋です。
以前の情報システム部門に求められた役割と特徴
①システム企画 業務向上の為のシステム企画
https://itinfoshop.com/se-work-detail/
②システム開発 社内・社外リソースを活用したシステム開発
③システム運用 自社利用システムの運用・管理
④社内インフラ 社内利用のIT関連機器・ネットワークの管理・運用・改善
⑤ヘルプデスク 社内ユーザーからのIT関連全般の問い合わせサポート対応
従来の情シスの役割と言えば、上記のITインフラの管理が主でした。コストセンターですね。
したがって、攻めのITというよりは、守りのITが主体でした。
守りのITなので、
・ビジネス・事業が攻める姿勢がなかったり
・競合への意識(企業のチャレンジ)が希薄している場合
守りは楽です。
結果、社内SE/情シスの仕事としては、IT周りの維持・運用・適度な開発はあるものの仕事に波がありました。つまり、忙しいときもあれば、正直暇な時がある、そんなのが一昔前の情シスです。
これはこれで、システムエンジニアにつかれた人が事業会社でじっくりとITとビジネスと向き合い貢献するという景色も多々散見しました。
とはいえ、守りのITとはいえ(ここは余談)
・業務ユーザーのITリテラシーは低く
・クラウドもなく
・物理的にハードウェアの障害がおこったり
・人による人災が起こったり
と、社内SE/情シスはそういった障害の火消しに奮闘して苦労もありました(あります)。
こういったITが従来からの社内SE/情シスです。
社内においてIT化(インフラの要素)を進める上で必要な機能です。
これからのITの役割=攻めのIT
よく私の上司が、つまらん。。。とつぶやいていたのを思い出します。
しかし、決してネガティブなつぶやきではなく、とても前向きなコメントです。
業務ユーザーとシステム開発の要求・要件の定義をする際に、
「このボタンを押しやすくしたい」
「 表示順序を変えたい 」
「 レイアウトをわかりやすくしたい 」
といった要望に対して「つまらん」と一蹴していました。
彼がやりたかったのは、攻めのITです。いまでいうDX(デジタルトランスフォーメーション)です。
自社のプロセスに目を向けるのではなく、
協業他社に目をむけ、
どんな課題があって、それをITでどう解決できるか?(抜本的に)
というのを常に問う人でした。
正に、これからの社内SE/情シスに求められる攻めの人材像かなと感じます。
この場合、
・同じ社内SE/情シスでも従来の社内SEの仕事内容=つまらない・物足りない
・新しい攻めのIT=魅力的
と分類できます。
攻める・攻めないは個人の問題であって、あまり社内SE/情シスとう職種と関係ないんじゃない?
一部正論で、一部は注意が必要です。
攻めのITは本人の意識ももちろん重要です。しかし、それだけでは攻められません。経営者・企業トップがITの重要性を理解し社内SE/情シスにそもそも裁量(人・モノ・金)を与えているかが非常に大きな違いになります。
つまり、つまらないとか暇でない社内SE・情シスの役割を上手くみつけGETする必要があります。
どうすれば魅力的な社内SE/情シスの仕事を見つけられるのか?
これにはいくつかコツがあります。
1.外に目を向ける
2.DX/コーポレートエンジニアにも目を向ける
3. 行動する
1.外に目を向ける
(現社内SE向け)
もし、今の仕事がつまらない、守りだと感じる場合、残された道は正直転職しかありません。経営者・企業トップが変わらない限りITの重要性・組織・役割は変わりません。トップの支援の無いIT化は正直やりがいはあるかもしれませんが相当きつく覚悟が必要です(以前の上司で中小のIT部長になり相当苦労されたお話をいただき痛感しています)。
すでに、ITでビジネス変革に挑んでいる企業で活躍を望む方が待遇・裁量の面でおすすめではないでしょうか。(必要とされるところに、行くべきというシンプルなアドバイスです)
さらに、環境が人を育てる側面があるので個人として攻めのITの意識がある方にはなおのことおすすめです。社内SEにおすすめの転職エージェントは「【必見】社内SEにおすすめ転職エージェント16選」で解説しています。
2.DX/コーポレートエンジニアにも目を向ける
社内SE・情シスとして転職活動をするのもありですが、DXに絡めたプログラムマネージャーやコーポレートエンジニア等の求人に目を向けてみるのもおすすめです。
そういった求人を出す企業自体、IT人材に求めている役割が従来の社内SE/情シスから一線を引くものになります。
3. 行動する
最後はシンプルに行動する、です。ここでいう行動は転職活動を早く始めることです(ポイントは、速くではなく、早くです)。IT人材の需要は年々高まり、2030年には最大79万人のIT人材の不足が予想されています。つまり、他の人より早く行動することにより有識者・経験者として相当優位なポジショニングができます。
余談
最近私転職しましたが、今回の転職はそういった未来を鑑み、DXを積極的に推進しプログラムマネージャーとして裁量をもち活躍できる企業を選定しました。(もともとITは好きですし)今市場で必要とされていますし、更に、後々そういったDXの経験をする企業がさらに増えこの知見が将来かなず有利になると考えています。
今(DX序章)で、
・ITとして活躍している人
・検討している人に
好機です。
もし、IT未経験者でどうすればITへの足掛かりができるの?という方は、【IT・SE未経験者の転職|おすすめプログラミングスクールTOP5|全31】の記事でプログラミングスクールでIT教養を無料で学習→転職サポートでITへの道もご紹介しています。
つまらない・暇な事を楽しむ方法
最後に、どんな仕事であれ大なり小なり、つまらない仕事は存在します。理由は、仕事とは、【誰かに(企業に)仕える事】であり、好き勝手自分の好きな事ばかりできるわけではないからです。当然と言えば当然です。
とはいえ、つまらない場面をどう乗り越えるか?楽しむか?もコツがあります。
つまらないことを楽しむコツ
必要性を 必要性を理解する・考える
好きな事を考える
もっと最悪だった仕事を思い出す
必要性を理解する・考える
世の中で一番つらい拷問は、囚人の穴掘りで、掘った穴を次の日には埋め、また掘るを繰り返す、これでどんなに屈強な人も1週間で根を上げると言われています。
つまり、目的のない作業は地獄だということです。
裏返すと、目的さえ見いだせればどんな作業もやりがいにつなげられます。
なんでもいいと思います。とにかく、小さな目的感が必要です。
好きな事を考える
もし、その作業にどうしても意義・目的が見いだせない場合は、その作業自体の目的検討をすっ飛ばして、そのあとの楽しいことを考えるのも手です。
しかし、この場合、楽しくもない・意義も見いだせない仕事で人生の大部分を費やすのはもったいないのでそうそうに転職活動がおすすめです。
もっと最悪だった仕事を思い出す
人生で本当につらい体験を一度するとそこがアンカーになり、色々な苦労も乗り越えられます。昔体験した仕事と全く関係のないつらい経験を上手く使って自分をコントロールするのもありです。
わたしも、過去にバイトをいくつも掛け持ちし、身をすり減らしていた時期がありその経験のおかげでたいていの事は乗り切れています。
社内SE・情シスの実態|社内SEがつまらない・暇というのは過去の話まとめ
社内SE/情シスがつまらない・暇は
・守りのITが主流だった昔は確かに暇なイメージだった
・しかし、ITがビジネスに必要とされる現代ではITによる攻めができ魅力的
・ただし、企業・経営者によってはITをただのインフラとみる場合もあり注意が必要
→見分け方は 【社内SE・情報シスの仕事内容とは?目線が広がる話】 で解説しています。
社内SE/情シスにとっては、DXを背景に攻めのITの需要が増加中。このDX序章に上手くポジショニングすることで有利なキャリア構築も可能です。