日本のEC化率って世界比較でどれくらい遅れてるの?
SEは何をしなければいけないの?
といった、疑問に答えます。
この記事で、日本のEC化の実態を学ぶことが出来ます。システムエンジニアは日本の遅れているEC化率をどのように受け止め、仕事やビジネスチャンスに活かすことが出来るのか?を解説します。
世界比較で取り残されるEC化率・成長率は先進国の中で最低
日本のEC化率は海外に比べると大分出遅れています。
各国のECの市場規模
◆世界の各国別BtoC-EC市場規模(2017年)
中国が122.6兆円と2位のアメリカを大きく離したECの市場規模です。さらに対前年比が30%を超えており、急激に成長しています。
日本は市場規模において世界4位ですが、成長率は10位中ワーストの6%です。
成り行きでは、海外にEC化で突き放される日本の現状
年度別のEC化率の推移でみてみましょう。
グラフは2003年から2017年の推移をEC化の成長率表しています。日本が突き放されていくのは一目瞭然です。
中国の2010年以降のEC化率の情報は目覚ましいものがあります。横道にそれますが、中国は国をあげてIT化を推進しています。ECだけでなく目覚ましい伸びを見せているがAIです。【SE必見。中国の成長するAI産業】の記事もあわせておすすめです。
EC格差を痛感:例:ヨーロッパのホームレスですら活用する電子寄付の仕組み
日本と海外のEC格差を感じる事例紹介
例えば、ヨーロッパでは、ホームレスへのチップでさえ電子マネーでできます!驚。 世界のデジタライゼーションはここまで進んでいる。
ロンドンではホームレスまでIT化!すご https://t.co/BUz2HWou34
— はぢ@グローバルSE (@toruneko_it) December 24, 2019
以下でもツイートしましたが、日本も確実にキャッシュレス化は浸透していきます。
電子決算は今後ますます普及する
— はぢ@グローバルSE (@toruneko_it) December 24, 2019
理由1 便利
理由2 お金の見える化・管理が容易
現に、中国以外にも同様の理由で韓国・メキシコでも大分電子マネーが普及
キャッシュは脱税・隠蔽が電子よりも容易
電子化により脱税防止につながる https://t.co/sqYwoxJvCW
世界に出遅れる日本のEC化。この状態がチャンスな3つの理由
日本の遅れているEC化でシステムエンジニアが捉えるべき考え方は以下の3つです。
・遅れているEC化だからこそエンジニアの需要は増える
・海外から学べる情報が満載
・島国日本でEC化を推進し、価値を出せたらかなり日本が面白くなる
1つづつ解説します。
遅れているEC化だからこそエンジニアの需要は増える
お隣中国は、モバイルを中心にEC化がどんどん進み様々なサービスで人々の生活を良くしています。
2017年の中国のアプリ消費支出額は日本の約2.3倍です。
中国程度までモバイル消費が活性化するかわかりませんが、間違いなくEC化により未来はさらに便利になり今後もますます新しいサービスが生まれます。
その流れは日本にもやってきます。さらに類似したサービスもたちが得ることが予想されます。そのなかでシステムエンジニアの需要は必然的に増加します。
これは、容易に想像ができる必ずやってくる未来です。
島国日本でEC化を推進し、価値を出せたらかなり日本が面白くなる
日本は今までは製造大国日本として車業界を中心に産業が発達してきました。しかし、国内は少子高齢化により車の需要は減少し海外に製造拠点は移転しています。
物理的に大きな車は、小さい部品を運び現地で車として組み立てお客様に提供するほうが効率的です。ですので、必然的に日本の仕事はなくなっていきます。
いわゆる日本の空洞化です。安い労働力を求めているか限りこのイナゴの群れの大移動は続けるでしょう。
この戦いに勝者はいません。安い労働力をもとめ、発展途上国に生産拠点が移動し国が豊かになり、次の国へ移転をひとしきり繰り返すのかもしれません。
じゃあ、日本はどこへかじ取りが必要か?
世界の時価総額ランキングの推移にそのヒントがあります。
左が平成元年で右が平成30年です。オレンジ色が日本企業のです。
8月20日のダイヤモンドオンラインより。
— Haruka Sakamoto (@harukask1231) August 22, 2018
平成元年での世界時価総額ランキング。
上位50社のうち日本企業は32社、平成30年ではそれが1社と。
この当時の日本の勢い、全く記憶にないですがすごかったんだろうなと想像。 pic.twitter.com/M9nlxMdPYf
平成元年には世界の時価総額で日本が圧巻していますが、平成30年には見る影もありません。
さらに、注目は平成30年の時価総額TOP10です。
アメリカのアップル・アマゾン・アルファベット・フェイスブックといったような超大IT企業が顔を連ねています。
日本人の丁寧さで素晴らしいサービスを作ることが出来れば物理的な制約もなく国内産業も盛り上げる事が出来ます。
海に囲まれた日本でも、一気に世界のマーケットにアクセスできる最高の産業です。
10億ドル売上到達に要した時間
— HAJI@IT×仕事ハック (@haji_dx) January 31, 2020
自動車王 ヘンリーフォード 23年
ウォールマート サム・ウォールトン 20年
マイクロソフト ビル・ゲイツ 12年
アマゾン ジェフ・ベゾス 3年
加速度的時短
ネットユーザー40/70憶人に1ドル売れたら即ごぼう抜き
可能性なくもなく、おもしろ
日本にもまだまだ可能性は十分にあり、それを支えるシステムエンジニアにも大きなチャンスが広がっています。
海外のトレンド・情報を効率よく学ぶ方法
海外に比べEC化が遅れているおかけで有益な海外の情報が沢山見つける事が出来ます
今押さえるべき良サイト&定番マーケティング情報サイト厳選11本
海外の有益なサイトがまとまっています。英語に抵抗ない方は覗いてみて下さい。
海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ
海外のEC関連情報を提供してくれるサイトです(日本語)。
ECのみかた
ECに関連した情報が日々更新されています。
【2019年版】10分で理解するEC業界の概要とトレンド
ECの現状をもっと詳しく理解してい人にお勧め
世界比較で日本のEC化率の遅れ!SEに3つの大チャンス!【必読】のまとめ
システムエンジニアにとって、遅れているEC化は千載一遇のチャンス
・遅れているEC化だからこそ海外においつけとEC化が加速しエンジニアの需要は増える
・海外から学べる情報が満載
・島国日本が価値が出せたら面白い
ITがビジネスを創造し、そのITをシステムエンジニアが創ります。遅れているEC化をチャンスと捉え実際に行動できた人のみに結果はついてきます。