溢れかえる情報に正直疲れる
どう情報を精査したらいいか分からない
といった疑問に答えます。
私たちは、現在、情報が爆発的に増加する第四次産業革命というITの革命の真っ只中にいます。今回ご紹介する、抽象化スキルは、そんな現在の情報に埋もれる我々に必要不可欠なスキルの1つです。このスキルを身に着ける事で、必要な情報を効率的に見分けることが出来るだけではなく、さらにその絞られた情報(本質)から価値を生み出す事も出来るようになります。
それでは、高度情報化社会を生き抜くために必要な抽象化スキル解説します。
抽象化スキルが必要な理由
・爆発的に情報が増加する時代背景
・大量の情報から必要な情報抽出は難しい
・抽象化スキルで、不要な情報をそぎ落とせる
1つづつ解説してきます。更に、どのように抽象化思考をまなぶことができるか?も最後にご紹介します。
爆発的に情報が増加する時代背景
世界各国で、第4次産業革命が進行しています、様々なデバイスがインターネットと繋がり、今まで世に無かった情報を取得できるようになってきています。
センシング技術を使い、機械の故障を音から検知し、膨大な情報をクラウドのデータベースに格納し、AIがその膨大な情報から摩耗予想等を実施する等実際に進行しています。
更に詳しく、第4次産業革命に関しては以下の記事を参照ください。
爆発的に第4次産業革命で増加する情報量
総務省の調査によると、センサー等のIOTの実現によりデータは飛躍的な増加をみせてます。(上図)
左のブロードバンドと呼ばれる、テレビ・光ファイバー等のいわゆる配線を引かれてる通信による情報は2014年以降、うなぎのぼりで増加を見せています。
2014年から2016年の2年で3倍にも増加しています。
右の移動体通信(ケータイ等を想像してください)は着実にデータ量が増加しています。 2014年から2016年の2年で2倍にも増加しています。
IDCの調査結果も共有しておくと、2025年には2016年比でおよそ10倍になる163ゼッタバイト(163兆ギガバイト)にまで増える見込みとの予想を発表しています。
さらに未来は情報でごった返すということです。
情報でごった返した未来では、情報を使えるように整理する・無駄な情報をそぎ落とす個人の能力が必要になります。
個人に求められる情報処理の役割と責任
第4次産業革命で情報量は爆発的に増加します。
それは同時に、あなたにどのようにあふれる情報を精査するか?何を信頼するか?等、今よりも難しい課題を突き付けられています。
一方的に増えるデータは、あなたから本当に必要な情報にアクセスする事を妨げます。
未来では、個人単位で取得したデータを必要な粒度・形に加工をして情報を活用する能力が今よりも求められることが必須です。
大量の情報から必要な情報抽出は難しい
情報が増加する時代にある背景はご理解いただけたと思います。もしわれわれにどんなに増加する情報でも必要な情報を精査・抽出する能力があればいいのですが、そこまで器用にできていません。
情報過多が、どういったネガティブな状態をもたらすか見てみましょう。
情報は少ない方が使える「ウォーリーを探せで解説」
昔懐かしい、「ウォーリーを探せ」をつかい、情報は多ければいい手物ではないという証明をします。
2枚の写真をお見せします。どちらがウォーリーを見つけやすいか考えて下さい。
①通常のウォーリーを探せ
②情報が少ない場合
②の写真の方が圧倒的に見つけやすいという結果だったのではないでしょうか?
馬鹿にしているわけではなく、情報が多い・少ないはこれくらい”差”を生み出します。
①の方が、情報量・質的に、圧倒的に充実しています。
しかし、必要な情報を見つける場合は、適切な粒度に整理されている方が使えます。
情報は多ければいいってものではない
使える情報粒度・量に整理されてはじめて、使える情報である
抽象化スキルで、不要な情報をそぎ落とせる
抽象化スキルとは以下です。
・不要な情報をそぎ落とすことか可能
・本質を見えるか出来る
・情報をグルーピングも可能
以下の記事で詳しく、抽象化思考とは何か?を解説しています。合わせて読んでみてください。
抽象化思考・スキルのトレーニングに関しては、こちらの記事で解説しています。
情報が爆発的に増加する現代に必要な抽象化スキルとは?まとめ
第4次産業革命が進む現代は、情報量が爆発的に増加する事が予想されています。大量の情報はかえって本質わかりずらくし人々を混乱させます。溢れる情報から有益な情報を精査し、データを活用する為には「抽象化スキル」が必要です。抽象化スキルで、目の前の情報粒度を精査し、不要な情報をそぎ落とし使える情報に加工可能です。