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社内SEが考えるべきコロナ後のニューノーマル・変化点とは?

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新型コロナウィルス後のニューノーマル、社内SEはどんな観点を考え備えなければいけないか?

と言った疑問に答えます。

新型コロナウィルスは社内SEの仕事・考え方にも大きな変化をもたらしました。社内SEとしてどのようなニューノーマルを理解しなければいけないか?を解説していきます。記事を読むことで、社内外で起きている変化の理解と、今までの常識=今後の非常識になりえるというポイントに気き、どんな行動が必要か理解できます。

以下の観点で、社内SEを取り巻くニューノーマルを解説していきます。
・社会・人々の行動におけるニューノーマルとは?
・社内・仕事に目を向けたニューノーマルとは

✔記事の信ぴょう性

kato
kato

SE+社内SE歴15年以上。現大手EC運営企業の管理職 兼 社内SE講師。

グローバル(16か国以上導入)へ大規模ERPシステム開発・導入を実施。

2018年よりSE講師として100名弱の部下・生徒の教育を実施。


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社内SEと取り巻く社会・人々の行動におけるニューノーマルとは?

新型コロナウィルスによって、社内SEを取り巻くビジネスの前提に変化があります。

変化点は以下の項目です。

消費行動の変化、急速なデジタルトランスフォーメーション
人々のコミニケーション手段の変化
社会・家族との接続時間の割合の変化

消費行動の変化、急速なデジタルトランスフォーメーション

新型コロナウィルスにより、物理的なコンタクトを避ける必要性から、世界各地で急速にデジタライゼーションが加速しました。

・オンライン販売チャネルの拡大
・フードデリバリーの活用
・テレビ会議システムによる会議
・レジのキャッシュレス化

この変化を一過性と捉えている企業は、変化の波についていけず消えていきます。

新型コロナウィルスにより、この変化のポイントは、消費者の行動が変化しているので企業もそれについづいする位する形で消費者接点のコミニケーション手段を変化させなければいけない点です。

各国の進むデジタル化の様子

人々のコミニケーション手段のデジタライゼーション

新型コロナウィルス前の常識では、人の動線を意識したオフラインでのコミニケーションからの交流を前提とした商売だけでも成立しました。

しかし、ニューノーマルでは考え方の変化が必要です。

以前:町を歩く→目に付き興味を持つ→手に取る→購入
今後:情報を仕入れる→興味を持つ→店頭に向かう→手に取る→確認する→購入

と言った消費者とのコミニケーション・接点に行動変化が起きます。

例えば、駅前にお店を構えれば特にデジタルな広告なしでも勝手にお客様にアプローチできます。

仕事で言えば、上司の部下への気配りは朝顔を合わせ軽いコミニケーションで状態を知ることが出来ました。

しかし、これまでの当たり前が通用しなくなります。

社会・家族との接続時間の割合の変化

もう一つの観点が、一緒に過ごす人との時間の割合の変化です。新型コロナウィルスでは、本当に信頼をおける人とそうでない人との接続距離と時間に大きく変化が生じます。

この変化は、日本人にとっては家族・大切な人との時間を増やせるターニングポイントです。

この理解がなぜ重要か?というと、遅かれ早かれ人々の価値観に変化が起こります。つまり、転職希望者のニーズになり、求人する企業に求められる要素と変化していきます。

社内SEを取り巻く社内の働き方の変化

新型コロナウィルス後のニューノーマルで、どのような社内SEの働き方が変化するのか?を解説します。

変化点としては以下があげられます。それぞれの観点で社内SEとしてどのように考え行動が必要かもあわせて解説します。

社内資源の急速なデジタルトランスフォーメーション
コミニケーションの距離の変化

社内資源の急速なデジタルトランスフォーメーション

この変化をターニングポイントに社内情報のデジタル化がリスク管理の視点から急速に加速するのは社内SEとして必然の視点です。

本当に様々なやるべき事があります。その際にどのような視点でやるべき対象をあらいだすのか?ですが、お薦めは、デジタル化を「物理制約からの解放」と捉えるだけで社内で必要なデジタルトランスフォーメーションの対象が見えてきます。

例えば
・オンプレミスのERPシステム  →クラウド化
・Face-to-Faceの会議      →テレビ会議の導入
・機密情報の物理的セキュリティー→オンラインセキュリティーの強化
・印刷物            →オンラインストアレッジによる管理

ハンコリレー         →電子による承認プロセス

この他にも業種・業態によっては、
・飲食店 店内で食べる     →テイクアウト・オンライン予約の充実
・医療  足を運んで診察    →オンライン診察
・製造業 人が作業の現場    →オートメーションの加速
・小売業 有人レジ       →セルフレジの加速

このような視点で、今までの物理的に当たり前=制約だったと解釈することで対象の洗い出しが可能です。

コミニケーション距離の変化がもたらすスピード感

人とのコミニケーションがデジタル化されることにより、情報伝達スピードが飛躍的に高速化します。既存の情報伝達前提で構築されたサービスは陳腐化していきます。

例えば、海外とのプロジェクト時に体感したことですが、成果物をテレビ会議をしながらその場で両社が更新しディスカッションを繰り広げました。ボーダレスかつタイムリーな働き方がteamsやzoomのツールの技術革新により可能になっています。

この情報伝達のスピード感を保つうえで重要なポイントは、オンラインにより今までは無意識で伝えられていた情報が届かなくなってしまっていることを認識する必要があります。

例えば、聞き手の顔色と言った体動から感じ取るエモーショナル部分が感じ取りずらくなってしまいます。

社内SEが考えるべきコロナ後のニューノーマル・変化点とは?

社内SEが考えるべき、ニューノーマルによる社内・社外の様々な変化を解説しました。目に見える変化の理解は非常に重要です。しかし、さらに重要なポイントは、これらの変化は、一過性ではなく新しい常識・前提として、社内SEの仕事・働き方・影響する情報システムも変化が必要であるという点です。

今までの常識が非常識であるという認識・疑いをもって考え・仕事・仕組みを変える行動に移すことが最も重要なポイントとなります。

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