
外国人とのプロジェクトでストレスが溜まる
外人が仕事しないのでイライラする
外人と仕事するコツを知りたい
といった課題・不満を解決する記事です。
SEとして米10年在住し、グローバル17か国以上にシステム導入を手掛けた経験から、「グローバルで海外の方とお仕事するコツ」を解説します。
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外人との働く際のストレスの原因は?

主観的にまずは、フォローですが、確かに仕事をしない外人が多いです。しかし、仕事をきちんとする外人もそれを上回る数でいらっしゃいます。
印象として受けるのが日本人は残業ありきで仕事をしているのに対して、外人は定時前提+きちんと休みをとる=仕事をしないと判断している人も多分にいらっしゃいます。
結論ですが、問題は日本の価値観で外人を計ってしまっている事です。

外人が仕事しないから苦しいのではなく、あなたが期待しすぎてるから苦しいのです。
海外の方との仕事のストレスの原因は、環境や仕事の忙しさではなく人間関係
外国人との仕事する上での、ストレスを分類すると
①環境 慣れない英語や海外で仕事
②人間関係 考え方・文化の違う人との仕事
③忙しさ ①と②のかけ合わせで仕事がうまく進まずストレスになる
上記3つに集約できると思います。 1番のストレスの原因は②です。
①では、旅行でも環境は変わる場合があります。
③は忙しいのなら日本でも、いつでも発生します。
ですので、繰り返しですが、ストレスの原因は人です。
なぜ、外人と仕事すると人間関係のストレスが発生するか?というと価値観が違うからです。
仕事なので、何かを一緒にやり遂げようとしています。チームワークです。この時に外人が自分の求める・常識と考える行動をしていないこのギャップがストレスとなりあなたに突き刺さっています。 これ自体は決して悪い事ではありません。
セトモノとセトモノとぶつかりっこするとすぐこわれちゃう
どっちかがやわらかければだいじょうぶ
やわらかいこころを持ちましょう
- 相田みつを -
大抵の場合、あなたがストレスを感じている時、実際には相手も感じてます。この事実は理解する必要があります。事態を解決するためには、みつをさんも言っていますが、あなたが変わる必要があるといっています。他人を変えるより、自分でコントロールできる自分を変える方が簡単です。
上手くいっていない場面を、
— トルネコ@時短好き (@toruneko_it) November 12, 2019
外部要因を変える事のみで乗り越えてしまうと、次、同じ場面に遭遇した時に上手くのりきれません。
しかし、自分も少しでも成長出来ていた場合、次似たような場面遭遇した場合、自分は持っていけるので事態はうんと楽になります。#自己啓発
どのようにあなたに成長いただきストレスを軽減できるのかを解説していきます。
外国人と仕事をするストレスってどんな種類があるの?

外人とお仕事をする際によく目にする日本人のストレスポイントをご紹介します。こういう事あるのか!という理解も非常に重要ですので、一読お願いします。
仕事が残っているのに帰る
外人では仕事が残っていようが定時で帰ります。なぜなら、定時だからです。そんなの常識的におかしいだろ!と思うかもしれませんが。そもそも、日本と海外の常識が違うんです。さらには、仕事が遅い、期待通りにしてくれないといった不安もあります。
仕事中の お祈り
ジャカルタでシステム導入でトラブル時にお祈りがあり相当冷や汗をかいたのを思い出します。イスラム教の人は日に5回お祈りを実施します。
イスラム教のお祈りはこの5回という回数でアッラーとの気持ちの疎通ができるといわれています。 Isya(就寝の前)、Subuh(早朝、Lohor(お昼過ぎ)、Asar(おやつの時間)Magrib(日没) それぞれの頭文字をとるとISLAM、イスラムになります。
終活ネット
食べられないものがある
この経験は誰でも海外の人と仕事をすると体験したことがあるのではないでしょうか?日本人ではプロジェクトの打ち上げでも適当に店を探す場合が多いです。しかし、海外でプロジェクトの打ち上げ等実施する際は、宗教で食べられないものの有無等確認が必要です。一番簡単な方法は、現地の人にコーディネートを任せるといいでしょう。美味しいお店知っていますし。
身分の違いがある
日本ではほぼ体験する事がないのがこれだと思います。インド等では、まだ身分の違いがあります。ですので、食堂の水回り専門で掃除する人、ごみを拾う人先任者気職場にいたりします。インドで、見かけた驚きの光景が、コーヒーを入れようとしたら怒られ先任者がやってきてコーヒーをいれてくれました。さらに、ゴミが散らかっているとこれまた、見かけた人は拾いもせず先任者が拾いうに来ていました。面接の際にも、高貴な身分の人は採用されるために身分を隠したりして日本企業の面接し来たりするらしいです。
このようなちょっと日本の常識では考えられないような光景に、外人とお仕事をすると遭遇します。上記の違いは、文化・宗教・考え方の違いと表現できます。つまり、そもそもの常識の違いを理化しなければ外人と仕事する事はできません。
グローバル化とは、日本と海外では違うということを認知する事
この認知が無ければ、外人と仕事はできない
日本の常識は海外の非常識の理解がグローバル化

日本と海外の違いの理解が、グローバルで仕事をする上で非常に重要です。
様々な角度で日本と海外の比較を見ていきましょう。
日本の有給取得率です。世界で以下の外国比較で最下位です。ドイツは、有給取得しないと罰せられますしね。こういった国の違いを理解しないでプロジェクト構成すると大変危険です。

続いて、労働生産性です。こちらも最下位です。。。

外国人労働力比率です。日本で最近外人と仕事する機会が増えたと思っていましたが、世界ではまだまだ有数の低さです。
労働時間は、ドイツと比較すると日本の方が350時間も長い結果となっています。
上記の数字に加え、世界で見ると海に囲まれ小さい島国の日本。しかも、住んでいる人種は世界に珍しくほぼ日本人。さらに言語は日本語オンリー。おまけに昔に至っては鎖国まで実施していました。
日本大好きですが、客観的にみると日本人の常識が異常で当たり前な気分になってきます。
一方、海外は他国と陸続きです。車で外人がやってくる。宗教は多宗教。言語も学校でも複数言語の授業は当たり前。肌の色も違う人も多数。
どう考えても日本人の考え方が鎖国的と考える方が自然です。日本人がグローバル化するためには、正しく日本の実態を認知し日本人への偏見を捨てる必要があります。その壁を超えないと外人との仕事うしないとプロジェクト等で大きな失敗を生みます。
日本の常識は世界の常識でない事を理解する、これがグローバル化の最初の一歩

グローバル化は分かったけど、とはいえ、あまりにもうちの会社の海外の人が仕事しないのはなぜ?
なぜ、海外の人は仕事をしないのか?そう感じるのか?

外国人が仕事をしないと感じるのには理由は、それは、あなたの一辺倒の見方を押し付けてしまっていることです。
私の持論ですが、グローバルに仕事するのに必要なマインドセットは、「いろんな違いを素直に受け入れる事」です。これが出来ないとグローバルでは仕事は出来ません。
おそらくこの記事を読まれているあなたは、日本のヘッドクォーターで働きグローバルの子会社とお仕事をする人だと予想します。その場合、相手はだいたい普通のおっちゃんです。
その普通のおっちゃんに、日本の働き方を期待しては酷です。日本でも、地方の子会社とかであれば、定時で帰りとくに残業もしたくない人沢山います。それと同じです。
どう仕事をしない外人との仕事するか?4つの選択肢

論点は、どのように能力に凸凹のあるプロジェクト・お仕事を推進するのか?です。
選択肢は3つですが、コツは1つです。
海外の方と上手く仕事を進める選択肢
①あなたが相手にあわせる
②相手があなたにあわせる
③あなたが相手の分まで頑張る
結局、③しかないです。
①は、プロジェクトをのんびり進める事になります。②では、相手があわせてくれたらうれしいですが、これには相当な信頼関係が必要です。
②に持っていく意味でも、初めは③のやり方しかありません。あなたの仕事ぶり、求める物を少しずつわかってもらい徐々に②に持っていくしかありません。
この時のコツは、「なぜ私がやらなければいけないんだ」とか考えす、「プロジェクトを推進する為に、何をすべきか?」を常に考える事です。
あなたのフォーカスが相手に向かうと、相手も気づき余計に支援してくれないですし、あなたの気持ちも最悪になります。
海外の人と上手く仕事出来ない|国際的に仕事する方法|SE向けまとめ
外人と仕事をするストレスの原因は、環境等ではなく人間関係です。人間関係を円滑に進めるため人は、まずは、日本のグローバル化が遅れているという事の認知が必要です。日本の常識・ものさしで外人と仕事をすすめるのではなく、新しいグローバルの基準で仕事を推進する必要があります。
一旦海外の方をどう上手く使うか?とかの考え方は捨て、プロジェクトを推進する為に何が必要か?を考えそれを実施する事が国際社会で仕事を進める上で最も重要です。
つまり、海外の人をどう上手く使うか?のマインドではなく、国境・人種関係なく徹底的に何をしなければいけないか?を考える事です。